ペラペラ英語飯65「魚の背びれに刺さっている木を折ろうとする。」
(前回までのあらすじ)木に刺さって動けなくなっている魚を助けるために、ピットは崖を下りました。木には逆方向のトゲが付いていて、抜くのは難しそうです。
Pit thought if he tries to forcibly pull out the tree from the back fin, it might come off the body. So, he decided to snap a part of the tree with thorns to pull the tree out from his back fin.
woof..
While uttering a voice like a dog’s groan, he tried to snap the tree with his right hand. As he is hanging on the rope with his left hand, he cannot transmit power well.
His heart nearly broke before the tree broke, but he never gave up, and kept doing.
英語専門家 IDIY Nobuhiro チェック
解説
Pitthoughtif he tries to forcibly pull out the tree from the back fin, it might come off the body.
訳「無理に背びれから木を抜こうすると、背びれがもげ兼ねないとピットは考えました。」
従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、この文のthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは」
that節の中では従位接続詞のif(もし~なら)を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞ifとは」
pull out~は「~を引き抜く」という意味です。
come off~は「~から外れる」という意味です。
So, hedecidedto snap a part of the tree with thornsto pull the tree out from his back fin.
訳「そこで、背びれから木を抜くために、ピットはトゲが付いている木の部分を折ることに決めました。」
不定詞を使った名詞句が目的語として使われています。
⇒「不定詞とは」
文の後半の「to pull the tree out from his back fin」は不定詞を使った副詞節で、「~するために」という意味で主節を補足しています。不定詞の副詞用法は「目的、原因、結果、理由、条件」など色々な意味で使われるので例文をたくさん読んで覚えましょう。
⇒「不定詞の副詞用法とは」
snapは「~を(ポキンと)折る」という意味です。「折る」という意味にfoldという単語もありますが、これは「折り曲げる」という意味合いが強いです。
woof..
訳「ウー」
犬がうなる声です。
While uttering a voice like a dog’s groan, hetriedto snap the tree with his right hand.
訳「犬のうなり声のような声を出しながら、彼は右手で木を折ろうとしました。」
従位接続詞のwhile「~しながら」を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞whileとは」
不定詞を使った名詞句が補語として使われています。
⇒「不定詞とは」
As he is hanging on the rope with his left hand, hecannot transmitpower well.
訳「彼は左手でロープにぶら下がっているので、うまく力を伝えることができません。」
従位接続詞のasを使った副詞節が「~なので」という意味で主節を補足しています。
⇒「従位接続詞becauseとは」
His heart nearly brokebefore the tree broke, but he never gave up, and keptdoing.
訳「木が折れる前に心が折れそうになりましたが、諦めずに力を入れ続けました。」
この文は等位接続詞のbutを使って以下の2つの文を逆接でつないでいます。
⇒「等位接続詞butとは」
(A)His heart nearly broke before the tree broke.
(B)He never gave up, and kept doing.
Aの文では従位接続詞のbefore「~の前に」を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞beforeとは」
Bの文では等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(B-1)He never gave up.
(B-2)He kept doing.
breakの活用に注意して下さい。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
break | broke | broken |
giveの活用に注意して下さい。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
give | gave | given |
全文訳
無理に背びれから木を抜こうすると、背びれがもげ兼ねないとピットは考えました。そこで、背びれから木を抜くために、ピットはトゲが付いている木の部分を折ることに決めました。
ウー…
犬のうなり声のような声を出しながら、彼は右手で木を折ろうとしました。彼は左手でロープにぶら下がっているので、うまく力を伝えることができません。
木が折れる前に心が折れそうになりましたが、諦めずに力を入れ続けました。
英語飯チェック
語句 | 意味 |
---|---|
forcibly | 無理やり |
pull out~ | ~を引き抜く |
fin | (魚の)ひれ |
come off~ | ~から外れる |
decide | 決める |
snap | ~を(ポキンと)折る |
thorn | とげ |
woof.. | ウー(犬のうなり声) |
utter | 声に出す |
groan | うめき声 |
hang on~ | ~にしがみつく |
rope | ロープ |
transmit | 伝える |
nearly | もう少しで |
break | 折る |
give up | 諦める |