ピーターパン16「ピーターパンが影を取られた理由、自分たちのところにきた理由が分かる」

2017年7月5日

ウェンディはピーターをベッドに座らせ、彼の影を足に縫ってあげています。

 

Oh, but how did Nana get your shadow, Peter?

ウェンディ「あら、でもナナはどうやってあなたの影を手に入れたの?ピーター」

疑問副詞を使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは

 

 

Jumped at me the other night at the window.

ピーターパン「数日前の夜、窓から俺に向かって飛びついた。」

jump at~は「~に飛びつく」という意味です。

the other nightは「数日前の夜」という意味です。

the otherは不定代名詞で「残りの1つ」という意味です。「今夜ではない他の1つの夜」⇒「数日前の夜」のイメージになります。
⇒「不定代名詞otherとは

 

 

Well, what were you doing there?

ウェンディ「まあ、そこで何をしていたの?」

疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは

文頭に置くWellは色々な意味に解釈されます。何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。このセリフのWellは、驚いたときの「まあ」です。

What are you doingは「何してるの?」と相手に問いかけるのに使うフレーズです。予想外の場所で友達に会った時に使いましょう。ちなみに、誰かにいたずらされて少し怒った感じで「何するの!」と言うときにも使います。

 

 

I came to listen to the stories.

ピーターパン「物語を聞きに来た。」

不定詞を使った名詞句が目的語になっています。
⇒「不定詞とは

Icameto listen to the stories.

storyと初めて言ったのに冠詞の「a」ではなく「the」を付けています。これはアリスの知っている物語を示唆していると考えられます。

 

 

My stories? But they’re all about you.

ウェンディ「私の物語?でも、それらはすべてあなたについてよ。」

ピーターパンの言ったthe storyでmy story(自分の物語)であることを悟りましたね。

 

 

Of course. That’s why I like 'em.

ピーターパン「もちろんさ、だから好きなんだ。」

of courseは「もちろん」という意味です。of courseには「当然だ」「当たり前だ」というニュアンスが含まれているので、使うときは注意が必要です。詳しくは次の記事を読んで下さい。
⇒「of courseの使用上の注意

「That is why~」 は 「That is the reason why~」のthe reasonを省略した関係副詞の文で、「だから~」という意味になります。
⇒「関係副詞とは

似たようなフレーズに「That is because(なぜなら~)」があります。混乱しやすいポイントなので言いまくって覚えましょう。
⇒「That’s why と That’s becauseの違い

'emはthemの略です。よく聴くとth(ゼ)が発音されていないのが分かります。

 

 

I tell 'em to the Lost Boys.

ピーターパン「迷子たちに聴かせるのさ」

 

 

The Lost Bo.. Oh, I remember. They’re your men.

ウェンディ「迷子。。あ、思い出した。彼らはあなたの家来ね。」

このセリフのone’s menは「家来」という意味です。

 

Uh-huh.

ピーターパン「うん。」

 

 

I’m so glad you came back tonight.

ウェンディ「あなたが今夜戻ってきてとても嬉しいわ。」

従位接続詞のthatを使った副詞節が主節を補足しています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは

I'mso gladthat you came back tonight.

come backは「戻る」という意味です。

 

 

I might never have seen you.

ウェンディ「二度とあなたに会えなかったかも知れない。」

助動詞のmayは今この瞬間について「~かもしれない」という表現で、過去形のmightにすると実現する確率が下がるニュアンスで伝わります。そして、「may have 過去分詞」または「might have 過去分詞」にすると、過去のある時点において「~だったかも知れない」という表現になります。
⇒「助動詞mayとは

I might have never seen you.のように、haveの後ろにneverを置くのに慣れていますが、neverを前に出して強調することで「会えなかったかもしれない」という思いが強く伝わります。

 

 

Why?

ピーターパン「どうして?」

疑問副詞のwhyを使った疑問文です。主語+述語動詞は省略されています。
⇒「疑問副詞とは

 

Because I have to grow up tomorrow.

ウェンディ「明日、大人にならなければならないの。」

不定詞を使った名詞句が目的語になっています。
⇒「不定詞とは

Ihaveto grow up tomorrow.

have to~は「~しなければならない」という意味です。mustとのニュアンスの違いはmustの記事を参照して下さい。
⇒「助動詞mustとは

このセリフのgrow upは「大人になる」という意味です。grow upには「成長する」と「大人になる」の2つの意味があるので覚えておいて下さい。

 

grow up!

ピーターパン「大人になる!」