ペラペラ英語飯17「鳥の膨張を止めるためにチューブをハサミで切る」
(前回までのあらすじ)ぺチャンコになった鳥を膨らませるために鼻にチューブを挿して空気を送ったところ鳥は大きくなり始めましたが、空気を止めることができなくなり、鳥がどんどん大きくなってきます。
The bird swelled up to be over 100 times bigger than the normal size of small birds. The doctor judged that if the bird exploded, everybody in the consulting room would be in danger, so he cut the tube with scissors.
Then, the bird jumped out powerfully as a rocket blasted off.
After flying three circuits in the room, the bird broke a window and flew outside. Taro didn’t want to leave the bird because the bird knew how to be able to speak English, so he jumped out the window towards the bird.
“Yes!"
Luckily, he managed to catch the bird in the air, and they flew up higher and higher in the sky.
英語専門家 IDIY Nobuhiro チェック
解説
The birdswelled upto be over 100 times bigger than the normal size of small birds.
訳「鳥は普通の小鳥の100倍以上の大きくなりました。」
不定詞を使った副詞句がswellを修飾しています。この文の副詞句は「結果」の意味で使われています。
⇒「不定詞の副詞用法とは」
副詞句の中では比較級を使って、通常の鳥と大きさを比較しています。
⇒「比較級とは」
swell upは「膨張する」という意味です。
ちなみに、100 timesは単独で使うと100回という意味になります。回数と倍数を誤解されないように、倍数を表現するときは100 times largerのように形容詞を後ろに置きましょう。
The doctorjudgedthat if the bird exploded, everybody in the consulting room would be in danger, so hecutthe tube with scissors.
訳「医者はこのままでは診察室の中にいる皆が危険だと判断し、チューブをハサミで切断しました。」
従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。
⇒「従位接続詞thatとは」
that節の中では従位接続詞のif(もし~なら)を使った副詞節がthat節内の主節を補足しています。
⇒「従位接続詞ifとは」
in dangerは「危険に陥って」という意味です。
scissorsは「ハサミ」のことですが、刃が2枚付いているので1個のハサミでも複数形になります。
Then, the birdjumped out powerfully as a rocket blasted off.
訳「すると、鳥がロケット発射のように勢いよく飛び出しました。」
従位接続詞のasを使った副詞節が「~のように」という意味で主節を補足しています。
⇒「従位接続詞asとは」
jump outは「飛び出す」という意味です。
blast offは「発射される」という意味です。
After flying three circuits in the room, the birdbrokea window and flew outside.
訳「鳥は部屋の中を3周したあと、診察室の窓を割って外に飛び出していきました。」
従位接続詞のafter「~のあとに」を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞afterとは」
fly(飛ぶ)の活用に注意して下さい。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
fly | flew | flown |
主節では等位接続詞のand「AそしてB」を使って以下の2つの文をつないでいます。⇒「等位接続詞andとは」
(A)The bird broke a window.
(B)The bird flew outside.
Tarodidn’t wantto leave the birdbecause the bird knew how to be able to speak English, so hejumped out the window towards the bird.
訳「鳥は英語が得意になる方法を知っているので太郎は鳥を失いたくありません。そこで、太郎は鳥に向かって窓から飛び出しました。」
従位接続詞のbecause「~なので」を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞becauseとは」
そして等位接続詞のsoを使って以下の2つの文を原因(鳥を失いたくない)⇒結果(窓の外に飛び出した)の流れでつないでいます。
⇒「等位接続詞soとは」
(A)Taro didn’t want to leave the bird because the bird knew how to be able to speak English.
(B)He jumped out the window towards the bird.
“Yes!"
「よし!」
うまく言ったときに咄嗟に出る言葉です。 “I did it!"や"I made it!"もよく使われます。
Luckily, hemanagedto catch the bird in the air, and theyflew up higher and higher in the sky.
訳「ラッキーなことに、太郎は何とか鳥ににつかまることができました。そして、鳥と太郎は空高く上がっていきました。」
等位接続詞のand「AそしてB」を使って以下の2つの文をつないでいます。⇒「等位接続詞andとは」
(A)He managed to catch the bird in the air.
(B)They flew up higher and higher in the sky.
manage to~は「何とか~する」という意味です。「できた」はcouldを使って表現したいところですが、couldは続く動詞の可能性を下げる働きをし、「~だろう」「~なはずだ」と訳されることが圧倒的に多いです。「~できた」と表現したいときは、単に英語の過去形にするか、managed to do「何とか~できた」を使いましょう。
fly upは「舞い上がる」という意味です。
全文訳
鳥は普通の小鳥の100倍以上の大きくなりました。医者はこのままでは診察室の中にいる皆が危険だと判断し、チューブをハサミで切断しました。すると、鳥がロケット発射のように勢いよく飛び出しました。鳥は部屋の中を3周したあと、診察室の窓を割って外に飛び出していきました。
鳥は英語が得意になる方法を知っているので太郎は鳥を失いたくありません。そこで、太郎は鳥に向かって窓から飛び出しました。
「よし!」
ラッキーなことに、太郎は何とか鳥ににつかまることができました。そして、鳥と太郎は空高く上がっていきました。
英語飯チェック
語句 | 意味 |
---|---|
swell up | 膨張する |
judge | 判断する |
explode | 破裂する |
consulting room | 診察室 |
in danger | 危険に陥って |
scissors | ハサミ(※刃が2枚あるから、1個でも複数形) |
jumped out | 飛び出す |
blasted off | 発射される |
three circuits | 3周 |
leave | 離れる |
towards | ~に向かって |
manage to | 何とか~する |
fly up | 舞い上がる |