ペラペラ英語飯42「木の枝に鳥がぶら下がっているのを発見する。」

2017年4月1日

(前回までのあらすじ)ピットはレモンたちの上に乗ってこの山を案内してもらうことになりました。縞模様の鳥を見なかったかレモンに聞いてみたところ、レモンたちの中に目撃した人がいることが分かりました。

Lemon said, “Oh yes, in that direction, I saw a shrinking bird like a rubber boat that was pulled a stopper out."

Pit said, “Would you mind taking me to the place where you saw the bird before going to Lemon’s town, please?"

Lemon said,"OK, It’s about 20 yards away, so it’s not that far. Everyone, Turn 45 degrees to the left!"

Looking at Lemon’s direction, Pit saw a crushed bird hanging on the branch of the tree. He thought that he wanted to rush to the bird, but he repressed his emotion because he didn’t want to hurt the lemons.

A snail passed by the side of Pit.

English specialist “IDIY Ai.A" checked.

ペラペラ英語飯「木の枝にぶら下がっている鳥を発見」

解説

Lemon said, “Oh yes, in that direction, Isawa shrinking bird like a rubber boatthat was pulled a stopper out."

レモン「ああ、あっちの方に、栓を抜いたゴムボートのように縮んでいく鳥を見たよ。」

関係代名詞のthatを使った形容詞節がboatを修飾しています。
⇒「関係代名詞whichとは

yesの前にOhを置くことで「ああ、そうだよ」という感じの話し方になります。

pull out~は「~を引き抜く」という意味です。

 

Pit said, “Would youmindtaking me to the place where you saw the bird before going to Lemon’s town, please?"

ピット「レモンの町に行く前に、鳥を見た場所に連れて行ってくれないかい?」

動名詞を使った名詞句が文の目的語、前置詞beforeの目的語になっています。
⇒「動名詞とは

名詞句の中では、関係副詞のwhereを使った形容詞節がplaceを修飾しています。
⇒「関係副詞whereとは

Would you mind ~ingは「~していただけませんか?」という意味です。mindは「気にする」や「嫌がる」という意味なので、直訳すると「~することを気にしますか?」になります。これを謙遜した態度で相手にお願いするときに「~していただけませんか?」という意味で使います。

 

Lemon said,"OK, It'sabout 20 yards away, so it's notthat far.

レモン「いいよ。20ヤードくらい先だからそんなに遠くないからね。」

この文は等位接続詞のsoを使って以下の2つの文を原因(約20ヤード先)⇒結果(そんなに遠くない)の流れでつないでいます。
⇒「等位接続詞soとは

(A)It’s about 20 yards away.

(B)It’s not that far.

「約」という意味で使う副詞about、around、nearlyは副詞といいながら名詞を修飾するのに使われることがあります。about、around、nearlyの違いについて現代英語語法辞典には以下のように記載されています。

about:「特定の数・量の前後」

「約、およそ」の意では、主に米国語法ではくだけた表現のaroundを用いる。He arrived around five o’clock(彼は5時ごろ着いた).

almost 100 またはnearly 100は「100に近いが100より少ない」、about 100は100前後両方を含む。

したがって、「10時に近い時刻」はIt is almost/nearly ten o’clock.というが「10時ごろ」(10時をはさんでその前後)はIt is about ten o’clock.という。

 

つまり、値の前後を含む「およそ~」と表現したいときはabout(くだけた感じではaround)を数詞の前に置き、値を超えない「およそ~」を表現したいときはalmostかnearlyを数詞の前に置きましょう。

ちなみに、almostとnearlyの違いについて、現代英語語法辞典には以下のように記載されています。

almostの方がnearlyより程度や時間的距離が接近していることを表す。

例えば、12時30分から昼食時間だとすると、12時15分にはIt’s nearly lunchtime.と言い、12時27分にはIt’s alomost lunchtime.と言える。

It is not that~は「そんなに~ではない」という意味です。

 

Everyone, Turn45 degrees to the left!"

レモン「みんな、左斜め45度に方向転換だ。」

命令文です。命令する相手を動詞の前に置いて名指しすることはよくあります。普通の主語と間違われないように声を大きくして名指しし、そして一瞬、間を置きます。

turn to the leftは「左に曲がる」という意味で、これにどのくらい曲がるのかを追加するときはturnとtoの間に程度を入れて、turn 30 degrees to the leftのように言います。

 

Looking at Lemon’s direction, Pitsawa crushed birdhanging on the branch of the tree.

訳「レモンたちの進行方向の先を見ると、木の枝にぺチャンコにつぶれた鳥が掛かっているのが見えました。」

分詞構文を使った副詞句が主節を補足しています。分詞構文を使えば接続詞無しで文と文をつなぐことができます。
⇒「分詞構文とは

現在分詞を使った形容詞句がbirdを修飾しています。
⇒「現在分詞とは

crush「つぶれる」を過去分詞にしてbirdを修飾しています。
⇒「過去分詞とは

 

Hethoughtthat he wanted to rush to the bird, but herepressedhis emotionbecause he didn’t want to hurt the lemons.

訳「彼は鳥のところまで走って行きたいと思いましたが、レモンたちを傷つけたくなかったので我慢しました。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。
⇒「従位接続詞thatとは

この文は等位接続詞のbutを使って以下の2つの文を逆接でつないでいます。
⇒「等位接続詞butとは

(A)Pit thought that he wanted to rush to the bird.

(B)He repressed his emotion because he didn’t want to hurt the lemons.

Bの文では従位接続詞のbecauseを使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞becauseとは

rushを使うことで、慌てて駆け寄る感じを出しています。

repress one’s emotionは「感情を抑える」という意味です。

 

A snailpassed bythe side of Pit.

訳「ピットの横をカタツムリが通りすぎていきました。」

全文訳

レモン「ああ、あっちの方に、栓を抜いたゴムボートのように縮んでいく鳥を見たよ。」

ピット「レモンの町に行く前に、鳥を見た場所に連れて行ってくれないかい?」

訳「いいよ。20ヤードくらい先だからそんなに遠くないからね。」

レモン「みんな、左斜め45度に方向転換だ。」

レモンたちの進行方向の先を見ると、木の枝にぺチャンコにつぶれた鳥が掛かっているのが見えました。彼は鳥のところまで走って行きたいと思いましたが、レモンたちを傷つけたくなかったので我慢しました。

ピットの横をカタツムリが通りすぎていきました。

英語飯チェック

語句意味
Oh yesああ、いいよ
in that directionあっちの方向
shrink縮む
rubber boatゴムボート
pull out抜く
stopper
Would you mind ~ing?~してもらえませんか?
turn to the left左に曲がる
turn 45 degrees to the left左に45度曲がる
look at~~を見る
direction方向
crushつぶれる
hangぶら下がっている
branch
rush急行する
repress one's emotion感情を抑える
hurt傷つける
snailカタツムリ
passed by~~を通り過ぎる