ペラペラ英語飯18「空高く舞い上がった太郎が見たもの」

2017年7月6日

(前回までのあらすじ)空気を入れて巨大化した鳥から噴出される空気の勢いで、鳥と太郎は空高く舞い上がりました。

The bird and Taro reached the height where they could fly over skyscrapers. It must be the highest point as the force of air from the bird was diminishing.

A beautiful scene was reflected in Taro’s eyes.

Taro said, “What a nice view!"

What were reflected in his eye was a clear blue sky and lush mountains as the sun set behind the mountains. The twilight casting on the mountains added a gentle shade of green and orange to the scene.

Taro said, “Earth is so beautiful all over the world."

Taro glanced at the mountaintop and noticed a billboard with words he had read somewhere before.

英語専門家 IDIY NH チェック

解説

The bird and Taroreachedthe heightwhere they could fly over skyscrapers.

訳「鳥と太郎は高層ビルを飛び越えれるくらいの高さまで到達しました。」

関係副詞のwhereを使った形容詞節がheightを修飾しています。
⇒「関係副詞whereとは

高層ビルはskyscraperとtower buildingの2つの言い方がありますが、skyscraperを使うのが一般的です。tower buildingはタワーを建てることに解釈される場合があるので、普段はskyscraperを使いましょう。

 

Itmust bethe highest pointas the force of air from the bird was diminishing.

訳「鳥から噴射されている空気の勢いが少しずつ弱くなってきたので、この辺りが最高到達点のようです。」

従位接続詞のasを使った副詞節が「~なので」という意味で主節を補足しています。asは主節の理由を説明するときにも使われることを覚えておきましょう。
⇒「従位接続詞asとは

highest pointは「最高到達点」という意味です。

diminish「(自動詞の場合)減少する」を進行形にすることで刻々と力が弱まっていることを表現しています。

 

A beautiful scenewas reflected in Taro’s eyes.

訳「美しい光景が太郎の目に映し出されました。」

黒目に美しい光景が映し出されたようなイメージです。

 

Taro said, “What a nice view!"

太郎「何ていいい景色なんだ!」

Whatを使った感嘆文です。主語と動詞が省略されています。
⇒「感嘆文とは

 

What were reflected in his eyewasa clear blue sky and lush mountainsas the sun set behind the mountains.

訳「太郎の目に映し出されたのは、晴天の青空と青々とした山、そして山の後ろに沈んでいく太陽でした。」

関係代名詞のwhatを使った名詞節が主語になっています。whatは先行詞の意味がwhatの中に含まれている凄いやつです。
⇒「関係代名詞whatとは

従位接続詞のasを使った副詞節が主節と同時進行で行われている様子を表しています。
⇒「従位接続詞asとは

lushは「青々とした」という意味の形容詞で、緑がいっぱいあるイメージです。rush「急ぐ」やrush hour「ラッシュアワー」とは違うので間違わないようにしましょう。ちなみに、バス用品メーカー「ラッシュ」のスペルはLUSHです。

 

The twilight casting on the mountainsaddeda gentle shade of green and orange to the scene.

訳「山を照らす夕焼けがオレンジ色と緑色の混ざった心地よい色合いを景色に加えています。」

shade of colorは「色合い」という意味です。shade of green and orangeで「緑色とオレンジ色が混ざった色合い」という意味になります。

 

Taro said, “Earthisso beautiful all over the world."

太郎「地球は世界中で一番美しい。」

all over the worldは「世界中で」という意味です。

 

Taroglanced at the mountaintop and noticeda billboard with words he had read somewhere before.

訳「太郎はふと山頂に目をやりました。するとどこかで見たことのある言葉が書かれた看板が見えました。」

この文は等位接続詞のandを使って以下の2つの文をつないだ文です。
⇒「等位接続詞andとは

(A)Taro glanced at the mountaintop.

(B)Taro noticed a billboard with words he had read somewhere before.

Bの文では関係代名詞のwhichを使った形容詞節がwordsを修飾しています。ただし、この文のwhichは省略されています。whichの後ろに主語+動詞がある場合は関係代名詞を省略していもいいというルールがあります。
⇒「関係代名詞whichとは

全文訳

鳥と太郎は高層ビルを飛び越えれるくらいの高さまで到達しました。鳥から噴射されている空気の勢いが少しずつ弱くなってきたので、この辺りが最高到達点のようです。美しい光景が太郎の目に映し出されました。

太郎「何ていい景色なんだ!」

太郎の目に映し出されたのは、晴天の青空と青々とした山、そして山の後ろに沈んでいく太陽でした。山を照らす夕焼けがオレンジ色と緑色の混ざった心地よい色合いを景色に加えています。

太郎「地球は世界中で一番美しい。」

太郎はふと山頂に目をやりました。するとどこかで見たことのある言葉が書かれた看板が見えました。

英語飯チェック

語句意味
reach到着する
skyscrapers高層ビル
diminish減少する
highest point最高到達点
reflect映し出す
What a nice view!何ていい景色なんだ
lush mountain青々とした山
sun set日が沈む
twilight夕焼け
gentle優しい
shade of color色合い
all over the world世界中で
mountaintop山頂
billboard看板