ペラペラ英語飯41「レモンたちに乗って移動中、カメが横を通り過ぎていく。」

(前回までのあらすじ)ピットは毎朝果物を食べるのは果物たちが繁栄するためだとレモンたちに説明し、信用してもらうことができました。レモンたちはこの山を案内してくれると言い、整列して地面に横になりました。

Pit sat cross-legged on the aligned lemons.

Lemon said, “OK, Is everyone ready? Hey Lemon! Move to the left a little more and align the columns. Here we go!"

The lemons began turning slowly.

Pit noticed that the speed was only about one-tenth of his usual walking speed. Pit thought that the sun would fall before reaching lemons’ town, but it was rude not to take people’s kindness, so he decided not to say anything and to talk with Lemon instead.

He said, “Have you seen a person like a drum can or a striped bird somewhere?"

Lemon said, “Speaking of which, Lemon said that he saw a large striped bird shrinking."

A turtle passed by the side of Pit.

English specialist “IDIY SACHI" checked.

ペラペラ英語飯「レモンンに乗って移動中、カメに抜かされる」

解説

Pitsat cross-legged on the aligned lemons.

訳「ピットは整列したレモンの上にあぐらをかいて座りました。」

alignedは動詞align「整列する」を過去分詞にして形容詞として使っています。
⇒「過去分詞とは

cross-legged(足を組んで)を使わずにあぐらをかく様子を伝えたいときは「僧侶のように」、「瞑想の姿勢」などの比喩を使います。

例)sit on the floor like a Buddhist monk「僧侶のように床に座る」

例)sit in a meditative posture「瞑想の姿勢で座る」

 

Lemon said, “OK, Iseveryoneready?

レモン「よし、みんな準備はいいかい?」

Are you ready?(準備はいいかい?)をみんなに言うときはIs everyone ready?

 

Hey Lemon!

レモン「おいレモン!」

人の名前を呼ぶときに名前の前にHeyを置くことがあります。ちなみに、レモンたちの名前は皆レモンなので、レモンがレモンと呼んでいます。レモンたちのあいだでは違って聞こえているのでしょう。

 

Move to the left a little more and alignthe columns.

訳「もう少し左に移動して、列を揃えてくれ」

この文は等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは

a little moreは「もう少し」という意味です。

 

Here we go!

太郎「さあ、行こう!」

会話における決まり文句です。以下の決まり文句は混合しやすいので使いまくって覚えましょう。

語句意味
Here you areはい、どうぞ
Here we are着いたよ
Here we goさあ行こう

 

The lemonsbeganturning slowly.

訳「レモンたちはゆっくりと回転し始めました。」

動名詞を使った名詞句が文の目的語になっています。
⇒「動名詞とは

 

Pitnoticedthat the speed was only about one-tenth of his usual walking speed.

訳「ピットは普段の歩く速度の10分の1くらいのスピードしか出てないことに気がつきました。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。
⇒「従位接続詞thatとは

 

Pitthoughtthat the sun would fall before reaching lemons’ town, but it was rude not to take people’s kindness, so hedecidednot to say anything and to talk with Lemon instead.

訳「これでは町に着く前に日が暮れてしまうと思いましたが、人の親切を受け止めないのは失礼にあたるので、何も言わずにレモンと話をすることにしました。」

この文は接続詞の連続技みたいな文ですね。

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。
⇒「従位接続詞thatとは

等位接続詞のsoを使って以下の2つの文を原因(人の親切を受け止めないのは失礼)⇒結果(何も言わない)の流れでつないでいます。
⇒「等位接続詞soとは

(A)Pit thought that the sun would fall before reaching lemons’ town, but it was rude not to take people’s kindness.

(B)He decided not to say anything and to talk with Lemon instead.

Aの文では等位接続詞のbutを使って以下の2つの文を逆接でつないでいます。
⇒「等位接続詞butとは

(A-1)The sun would fall before reaching lemons’ town.

(A-2)It was rude not to take people’s kindness.

A-1の文では動名詞を使った名詞句が前置詞beforeの目的語になっています。
⇒「動名詞とは

A-2の文は形式主語の文です。不定詞を使った名詞句が真主語です。
⇒「不定詞とは

 

Pit said, “Have youseena person like a drum can or a striped bird somewhere?"

ピット「どこかでドラム缶のような人か縞模様の鳥を見なかったかい?」

現在完了形の疑問文を経験の意味で使っています。
⇒「現在完了形とは

 

Lemon said, “Speaking of which, Lemonsaidthat he saw a large striped bird shrinking."

レモン「そういえば、レモンが大きな縞模様の鳥が縮んでいくのを見たと言っていたな。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。
⇒「従位接続詞thatとは

Speaking of whichは「そういえば」という意味です。

 

A turtlepassed bythe side of Pit.

訳「カメがピットの横を通り過ぎていきました。」

日本と同じようにアメリカでも遅いことを動物を使って表現することがあります。

tortoise‐like「亀のような(遅い)」

snail like「カタツムリのような(遅い)」

ox-walk delaying tactics「牛歩戦術」

全文訳

ピットは整列したレモンの上にあぐらをかいて座りました。

レモン「よし、みんな準備はいいかい?おいレモン!もう少し左に移動して、列を揃えてくれ。さあ、行こう!」

レモンたちはゆっくりと回転し始めました。

ピットは普段の歩く速度の10分の1くらいのスピードしか出てないことに気がつきました。これでは町に着く前に日が暮れてしまうと思いましたが、人の親切を受け止めないのは失礼にあたるので、何も言わずにレモンと話をすることにしました。

ピット「どこかでドラム缶のような人か縞模様の鳥を見なかったかい?」

レモン「そういえば、レモンが大きな縞模様の鳥が縮んでいくのを見たと言っていたな。」

カメがピットの横を通り過ぎていきました。

英語飯チェック

語句意味
cross-legged足を組んで
align整列する
ready準備ができて
a little moreもう少し
column
Here we go!さあ行こう
notice~に気が付く
one-tenth10分の1
usualいつもの
fall落ちる
reach到着する
rude失礼な
kindness親切
decide決心する
person
drum canドラム缶
striped縞模様の
somewhereどこかで
Speaking of whichそういえば
large大きい
shrink縮む
passed by通り過ぎる