ピーターパン14「ウェンディが目を覚まし、ピーターパンが部屋にいることに気が付く」

2017年6月28日

ピーターパンが部屋に来たことに、ウェンディが気が付きました。

 

Peter Pan! Oh, Peter! I knew you’d come back.

ウェンディ「ピーターパン!おー、ピーター!戻ってくると思っていたわ。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは

Peter Pan! Oh, Peter! Iknewthat you’d come back.

you’d は you wouldの短縮形で、主節と時制を合わせるためにwill「~だろう」を過去形にしています。
⇒「時制の一致とは

come backは「戻る」という意味です。

 

 

I saved your shadow for you.

ウェンディ「あなたのためにあなたの影を取っておいたのよ。」

 

 

Oh, I do hope it isn’t rumpled.

ウェンディ「あー、シワになっていないと良いけど。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは

このセリフのdoは動詞hopeを強調するために置いています。強く願う気持ちが伝わります。

Oh, Ido hopethat it isn’t rumpled.

 

 

You know, You look exactly the way I thought you would.

ウェンディ「あなたは私が考えてたのとまったく同じ見た目だわ。」

※このセリフは確認中です。

関係副詞のhowを使った形容詞節(I thought you would)がthe wayを修飾しています。ただし、このセリフのhowは省略されています。
⇒「関係副詞howとは

形容詞節の中では従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、この文のthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは

Ithoughtthat you would.

You knowを直訳すると「あなたは知っている」、この意味から派生して、聞き手が知っていることを前提に「ほら~」「~でしょ?」「~じゃん?」のような聞き手の同意を求めるときのフレーズとして使用されます。ちなみに、You seeも相手に何かを説明する前に言うことがあり、聞き手が知らない情報をこれからいうときにも使えます。

これから話す情報先に言うこと
聞き手が既に知っているYou know
You see
聞き手はまだ知らないYou see

 

 

Oh, a little taller perhaps. But then..

ウェンディ「あ、少し背が高いわね。その一方で。。」

tallを比較級にして思っていたよりも高いことを表現しています。さらに、比較級の前に程度を表す副詞のa little「少し」を置いて、どのくらい思っていたよりも高いのかを表しています。
⇒「比較級とは

maybeやperhapsは言葉を丁寧な印象にするために使うことがあります。

Perhaps would you show me your smartphone. (あなたのスマートフォンを見せてもらえませんか)

but thenは「その一方で」という意味です。

 

 

Oh, you can’t stick it on with soap, Peter.

ウェンディ「あ、石鹸じゃ貼りつけることはできないわ、ピーター」

このセリフのstick on~は「~を貼りつける」という意味です。

ちなみに、私たちがたまに使う「スティックのり」のスティックは「棒」と「貼りつける」という2つの意味を持っていると私は思っています。

 

 

It needs sewing.

「縫う必要があるわ。」

need ~ingは「~する必要がある」という意味です。主語には「される側」の人や物が入ります。このセリフの主語itは「影」のことを指しています。

一方、need to doの場合も「~する必要がある」という意味になりますが、主語には「する側」の人や物が入ります。めっちゃ紛らわしいですが、言いまくって覚えましょう。

You need to run. 「君は走る必要がある。」

 

 

That’s the proper way to do it.

ウェンディ「それが正しい方法よ。」

不定詞を使った形容詞句(to do it)がthe proper wayを修飾しています。
⇒「不定詞の形容詞用法

Thatは縫うことを指しています。

 

 

Oh, but, Come to think of it, I’ve never thought about it before. Ah, sewing shadows, I mean.

ウェンディ「あー、でも考えて見ると、これについて一度も考えたこともなかったわ。あ、影を塗ることについてね。」

come to think of itは「考えて見ると」という意味でよく使われるフレーズです。

現在完了形を使って「一度もしたことがない」という経験を表現しています。
⇒「現在完了形とは

I meanは自分で言ったことに対して、「つまり~」や「ていうか~」の意味でつなぎます。自分の言うことをまとめる以外にも、言ったことを訂正したり、補足したりするのに使われます。

 

 

Because I knew it was your shadow the minute I saw it, I said to myself, I said, Ah, “Put it away for him until he comes back. Oh, he’s sure to come back." and you did, didn’t you, Peter?

ウェンディ「私は見たその時にあなたの影だと思ったから、"彼が来るまで彼のためにしまっておこう。彼は必ず戻ってくる。"と自分に言い聞かせたわ。そして、あなたは戻ってきた。そうでしょ?」

従位接続詞のbecauseを使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞becauseとは

主節では等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは

(A)I said to myself, I said, Ah,"Put it away for him until he comes back. Oh, he’s sure to come back."

(B)You did, didn’t you, Peter?

Aの文では直接話法を使って自分の思ったことを説明しています。その思ったことの中では、従位接続詞のuntilを使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞untilとは

このセリフのput away~は「~を閉まっておく」という意味です。

come backは「戻ってくる」という意味です。

be sure to~は「必ず~する」という意味です。

Bの文は付加疑問文で相手の同意を求めています。
⇒「付加疑問文とは