ピーターパン14「ウェンディが目を覚まし、ピーターパンが部屋にいることに気が付く」
ピーターパンが部屋に来たことに、ウェンディが気が付きました。
Peter Pan! Oh, Peter! I knew you’d come back.
ウェンディ「ピーターパン!おー、ピーター!戻ってくると思っていたわ。」
従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは」
Peter Pan! Oh, Peter! Iknewthat you’d come back.
you’d は you wouldの短縮形で、主節と時制を合わせるためにwill「~だろう」を過去形にしています。
⇒「時制の一致とは」
come backは「戻る」という意味です。
I saved your shadow for you.
ウェンディ「あなたのためにあなたの影を取っておいたのよ。」
Oh, I do hope it isn’t rumpled.
ウェンディ「あー、シワになっていないと良いけど。」
従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは」
このセリフのdoは動詞hopeを強調するために置いています。強く願う気持ちが伝わります。
Oh, Ido hopethat it isn’t rumpled.
You know, You look exactly the way I thought you would.
ウェンディ「あなたは私が考えてたのとまったく同じ見た目だわ。」
※このセリフは確認中です。
関係副詞のhowを使った形容詞節(I thought you would)がthe wayを修飾しています。ただし、このセリフのhowは省略されています。
⇒「関係副詞howとは」
形容詞節の中では従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、この文のthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは」
Ithoughtthat you would.
You knowを直訳すると「あなたは知っている」、この意味から派生して、聞き手が知っていることを前提に「ほら~」「~でしょ?」「~じゃん?」のような聞き手の同意を求めるときのフレーズとして使用されます。ちなみに、You seeも相手に何かを説明する前に言うことがあり、聞き手が知らない情報をこれからいうときにも使えます。
これから話す情報 | 先に言うこと |
---|---|
聞き手が既に知っている | You know You see |
聞き手はまだ知らない | You see |
Oh, a little taller perhaps. But then..
ウェンディ「あ、少し背が高いわね。その一方で。。」
tallを比較級にして思っていたよりも高いことを表現しています。さらに、比較級の前に程度を表す副詞のa little「少し」を置いて、どのくらい思っていたよりも高いのかを表しています。
⇒「比較級とは」
maybeやperhapsは言葉を丁寧な印象にするために使うことがあります。
Perhaps would you show me your smartphone. (あなたのスマートフォンを見せてもらえませんか)
but thenは「その一方で」という意味です。
Oh, you can’t stick it on with soap, Peter.
ウェンディ「あ、石鹸じゃ貼りつけることはできないわ、ピーター」
このセリフのstick on~は「~を貼りつける」という意味です。
ちなみに、私たちがたまに使う「スティックのり」のスティックは「棒」と「貼りつける」という2つの意味を持っていると私は思っています。
It needs sewing.
「縫う必要があるわ。」
need ~ingは「~する必要がある」という意味です。主語には「される側」の人や物が入ります。このセリフの主語itは「影」のことを指しています。
一方、need to doの場合も「~する必要がある」という意味になりますが、主語には「する側」の人や物が入ります。めっちゃ紛らわしいですが、言いまくって覚えましょう。
You need to run. 「君は走る必要がある。」
That’s the proper way to do it.
ウェンディ「それが正しい方法よ。」
不定詞を使った形容詞句(to do it)がthe proper wayを修飾しています。
⇒「不定詞の形容詞用法」
Thatは縫うことを指しています。
Oh, but, Come to think of it, I’ve never thought about it before. Ah, sewing shadows, I mean.
ウェンディ「あー、でも考えて見ると、これについて一度も考えたこともなかったわ。あ、影を塗ることについてね。」
come to think of itは「考えて見ると」という意味でよく使われるフレーズです。
現在完了形を使って「一度もしたことがない」という経験を表現しています。
⇒「現在完了形とは」
I meanは自分で言ったことに対して、「つまり~」や「ていうか~」の意味でつなぎます。自分の言うことをまとめる以外にも、言ったことを訂正したり、補足したりするのに使われます。
Because I knew it was your shadow the minute I saw it, I said to myself, I said, Ah, “Put it away for him until he comes back. Oh, he’s sure to come back." and you did, didn’t you, Peter?
ウェンディ「私は見たその時にあなたの影だと思ったから、"彼が来るまで彼のためにしまっておこう。彼は必ず戻ってくる。"と自分に言い聞かせたわ。そして、あなたは戻ってきた。そうでしょ?」
従位接続詞のbecauseを使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞becauseとは」
主節では等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)I said to myself, I said, Ah,"Put it away for him until he comes back. Oh, he’s sure to come back."
(B)You did, didn’t you, Peter?
Aの文では直接話法を使って自分の思ったことを説明しています。その思ったことの中では、従位接続詞のuntilを使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞untilとは」
このセリフのput away~は「~を閉まっておく」という意味です。
come backは「戻ってくる」という意味です。
be sure to~は「必ず~する」という意味です。
Bの文は付加疑問文で相手の同意を求めています。
⇒「付加疑問文とは」