不思議の国のアリス14「動物たちと一緒に走っている最中にウサギさんを見つけて追いかける」
水に濡れない場所に立っている船長が「私はカラカラに乾いている」と言いました。それを聞いたアリスがひと言。。
Yes, but..
アリス「ええ、でも。。」
アリスは船長が乾いていることを認めたあと「But」といった瞬間に波に飲み込まれました。アリスは以下のようなツッコミを入れようとしたと考えられます。
You’re not wet from the beginning. 「あなたは最初から濡れていない。」
All right, chaps. Hip, hep now. Look lively.
船長「よし、みんな。さあ盛り上がれ。早く」
all rightは、謝られたり、お礼を言われたときに「いいですよ(気にしないで)」と答えたり、「申しぶんない(完璧だ)」と賞賛したり、相手の要求に対して「了解した」と言ったり、さまざまな意味で使われます。基本イメージは「良い事として受け入れた」ということを押さえておきましょう。
chapsはイギリス英語で仲の良い友達を呼ぶときに使います。
Hello chaps! 「こんにちは、みんな!」
hip, hepは、音楽に熱狂して我を忘れるような状態をいいます。ここではどんな意味でhip, hepと言っているんでしょうね。
White Rabbit. Mr. Rabbit. Mr. Rabbit.
アリス「白いウサギ。ウサギさん。ウサギさん。」
いつの間にか動物に乗ったアリスは、追いかけてきたウサギさんを見つけましたが、そのまま通り過ぎてしまいました。惜しい。
Oh my goodness. I’m late. I’m late.
ウサギ「しまった。遅刻だ。遅刻だ。」
goodnessはgodの遠回しの表現です。godと直接言うのは神に失礼にあたるとしてgoodnessと言う人がいます。なので、「Oh my god」と「Oh my goodness」は同じ意味です。驚いたときに発します。
I’m lateは「遅れている」「遅刻だ」という意味です。
Oh, don’t go away.
アリス「あー、行かないで」
go awayは「立ち去る」という意味です。
I’d right back.
アリス「( )」
※このセリフはネイティブに確認します。
I’d(= I would)と言っているように聴こえますが、自分のこれからの行動をwouldで仮定で推測するのは不自然です。
「すぐに戻るよ」というセリフならI’ll be right back.が自然です。
I’m late. I’m late. I’m late. I’m late.
ウサギ「遅刻だ。遅刻だ。遅刻だ。」
Don’t step on the fish.
船長「魚に乗るな(魚を踏むな)」
step on~は「~に乗る」「~を踏む」という意味です。
この命令は船長が周りで走っている動物たちに言ったのでしょう。
All right, watch it there. Stop kicking that mackerel.
船長「よし、気を付けろ。あのサバを蹴るのを止めろ。」
Watch it thereは「それを見なさい」⇒「気を付けろ」というニュアンスになります。
⇒「Watch it thereの別のシーン」
このセリフのthatは指示代名詞「あの~」です。
⇒「指示代名詞とは」
stop ~ingは「~することを止める」という意味です。ちなみに、「stop ~ing」と「stop to不定詞」では意味がガラッと変わるので注意して下さい。詳しくは不定詞の記事を読んで下さい。
⇒「不定詞とは」
Stop kicking that mackerel.「サバを蹴るのを止めろ。」
Stop to kick that mackerel.「サバを蹴るために止まれ。」
Mr. Rabbit. Oh, Mr. Rabbit. Oh dear, I’m sure he came this way.
アリス「ウサギさん、ねえ、ウサギさん。ああ、 彼がこっちに来たのは確かだわ。」
Oh dearは、驚いたとき、悲しいとき、失敗したときなどに使うセリフです。残念な感情を持ちながら言うことが多いです。Dear meも同じ意味で使います。
⇒「Dear meのシーン」
I’m sure~は「絶対に~だと思う」という意味で、自分が確信していることを述べるときに使います。
come this wayは「こっちに来た」という意味です。
従位接続詞のthatを使った副詞節が主節を補足しています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは」
I'msurethat he came this way.