ペラペラ英語飯34「鳥が地面に激突する直前にジャンプ。太郎とピットはどうなった。」
(前回までのあらすじ)ピットと太郎が乗っている鳥が突然落下し始めました。地上に衝突する直前にジャンプしてダメージを減らすことにした二人は「3、2、1、ゴー!」の合図とともに上に向かってジャンプしました。
Boiiiiing
As the bird collided with the ground vigorously, it bounced upwards like a ball. Taro jumped at the same time as the bird’s bounce.
The bouncing power, Taro’s strong jumping power and repulsive power like a trampoline altogether gave him a surprising momentum, and he flew away into the sky. The air resistance on Taro must be low because his suit was smooth and the shape of his head round, so he would possibly fly beyond your imagination.
Pit jumped just before the bird’s bounce. He jumped diagonally. At the next moment, the bouncing bird hit him and banged him sideways.
Boom!
He crashed into something.
English specialist “IDIY Forestsamp" checked.
解説
Boiiiiing
訳「ボーン」
Boingは跳ね返る様子を表現する言葉です。iを重ねて大きく跳ね返っている印象にしています。このように、英語では文字を重ねることで大きさや、音が伸びていることを表現することがあります。例えば、Woooow!「うおー!」とか、Heyyyyyy「おーい」とか。
日本語では「うおーーー!」や「おーーーい」のように棒線を重ねて表現します。
ちなみに、boingはセクシーな女性に対する誉め言葉にも使われます。
As the bird collided with the ground vigorously, itbounced upwards like a ball.
訳「鳥は勢いよく地面に衝突すると同時にボールのように上に向かって跳ね返りました。」
従位接続詞のasを使った副詞節が「~のとき」という意味で主節を補足しています。
⇒「従位接続詞asとは」
ちなみに、日本のおもちゃに「スーパーボール」という良く跳ねるゴムボールがありますが、アメリカでスーパーボールと言うとアメリカンフットボールの優勝決定戦だと思われてしまうので注意しましょう。スーパーボールのことはbouncy ballと言いましょう。
Tarojumped at the same time as the bird’s bounce.
訳「太郎は鳥の跳ね返りと同時にジャンプしました。」
at the same timeは「同時に」という意味です。
この文で使われているasは前置詞のasで「~の時」という意味です。
The bouncing power, Taro’s strong jumping power and repulsive power like a trampoline altogether gavehima surprising momentum, and heflew away into the sky.
訳「跳ね返る力、太郎の強靭なジャンプ力、そして鳥のトランポリンのような反発力が太郎に驚くほどの勢いを与え、彼は空の彼方へ飛んでいきました。」
この文は等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)The bouncing power, Taro’s strong jumping power and repulsive power like a trampoline altogether gave him a surprising momentum.
(B)He flew away into the sky.
3つ以上のものをandで繋ぐ場合に、「A, B, and C」と書く場合と、「A, B and C」と書く場合があります。つまりandの前にコンマを置くか、置かないかです。この違いは以下になります。
・andの前にコンマを置く:フォーマル(正式、公式な表現)
・andの前にコンマを置かない:カジュアル(格式ばらない気軽な表現)
一般的にはコンマを置かないことのほうが遥かに多いのでそちらを基本として覚えておくと良いと思います。
主語が長いので、altogether(全部)という副詞を置いて、その前にある3つの名詞をまとめて動詞につなげやすくしています。
flew awyは「飛び去る」という意味です。
skyは地面以外の全方位に広がっている印象の言葉なので、「空に飛んでいった」を表現するときは「to the sky」ではなく、「中へ」を意味するintoを使って「into the sky」と言ったほうが自然になります。toを使うときは、go to the stationのような目的地がはっきりしている場合に適しています。
The air resistance on Taromust belowbecause his suit was smooth and the shape of his head round, so hewould possibly fly beyond your imagination.
訳「太郎の着ているスーツはツルツルしていて、頭の形が丸いので空気抵抗が低いに違いありません。なので、あなたの想像を絶する距離を飛んでいったことでしょう。」
この文は等位接続詞のsoを使って以下の2つの文を原因(太郎の空気抵抗は低い)⇒結果(想像を絶する距離を飛んでいった)の流れでつないでいます。
⇒「等位接続詞soとは」
(A)The air resistance on Taro must be low because his suit was smooth and the shape of his head round.
(B)he would possibly fly beyond your imagination.
Aの文では従位接続詞のbecauseを使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞becauseとは」
beyond one’s imaginationは「想像を絶する」という意味です。
Pitjumped just before the bird’s bounce.
訳「ピットは鳥のバウンドの直前にジャンプしました。」
この文のbeforeは前置詞で「~より前」の意味です。just beforeにするとこと「~の直前」という意味にしています。
Hejumped diagonally.
訳「彼は斜めに飛びました。」
diagonallyは「斜めに」という意味で、斜め45度のニュアンスになります。
At the next moment, the bouncing birdhithim and bangedhim sideways.
訳「次の瞬間、地面から跳ね返った鳥がピットにぶつかり、水平方向にぶっ飛ばしました」
この文は等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)The bouncing bird hit him.
(B)The bouncing bird banged him sideways.
next momentのような「時を表す副詞」を使う場合、基本的には前置詞が必要となるので、この文ではatを置いています。
ただ一方で、前置詞が不要になる場合もあります。必要、不必要の境界線は明確になっていませんが、this morning, last night, two weeks ago, last Saturdayなど、日時・曜日の場合は省略できます。
Boom!
「ドカーン!」「ドシーン!」を表す擬音語です。爆発音などに使われます。ちなみに、もっと大きな爆発音にはKaboom「ドッカーン!」を使います。
Hecrashed intosomething.
訳「彼は何かに激突しました。」
crush into~は「~と激突する」という意味です。
全文訳
ボーン
鳥は勢いよく地面に衝突すると同時にボールのように上に向かって跳ね返りました。
太郎は鳥の跳ね返りと同時にジャンプしました。跳ね返る力、太郎の強靭なジャンプ力、そして鳥のトランポリンのような反発力が太郎に驚くほどの勢いを与え、彼は空の彼方へ飛んでいきました。太郎の着ているスーツはツルツルしていて、頭の形が丸いので空気抵抗が低いに違いありません。なので、あなたの想像を絶する距離を飛んでいったことでしょう。
ピットは鳥のバウンドの直前にジャンプしました。彼は斜めに飛びました。次の瞬間、地面から跳ね返った鳥がピットにぶつかり、水平方向にぶっ飛ばしました。
ドカーン!
彼は何かに激突しました。
英語飯チェック
語句 | 意味 |
---|---|
boing | ボーン(跳ね返る様子) |
collide with~ | ~に衝突する |
ground | 地面 |
vigorously | 勢いよく |
bounce | バウンドする |
upwards | 上に |
at the same time | 同時に |
jumping power | ジャンプ力 |
repulsive power | 反発力 |
trampoline | トランポリン |
altogether | 全体で |
surprise | 驚かせる |
momentum | 弾み |
flew away | 飛び去る |
air resistance | 空気抵抗 |
low | 低い |
suit | スーツ |
smooth | 滑らかな |
shape | 形 |
round | 丸い |
beyond one's imagination | 想像を絶する |
just before~ | ~の直前 |
diagonally | 斜めに |
at the next moment | 次の瞬間 |
hit | 当たる |
bang | 強く打つ |
sideways | 横に |
crash into~ | ~と激突する |