ピーターパン12「ジョージとメアリーがパーティーに行くために家を出る。」

2017年6月25日

ウェンディがピーターパンの忘れ物を見つけたと言いました。

 

And what’s that?

メアリー「で、それって何?」

疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは

 

His shadow.

ウェンディ「彼の影よ。」

 

Shadow?

メアリー「影?」

 

 

Nana had it but I.. I took it away.

ウェンディ「ナナがそれを持っていたけど、私が取り上げたわ。」

等位接続詞のbutを使って以下の2つの文を逆接でつないでいます。
⇒「等位接続詞butとは

(A)Nana had it.

(B)I took it away.

ナナが持っていたのをウェンディが取り上げた。すなわち、今はウェンディがピーターパンの影を持っていそうです。

このセリフのtake away~は「~を取り上げる(奪い取る)」という意味です。

 

 

Oh? Yes, of course. Good night, dear.

メアリー「そう、なるほどね。おやすみなさい、あなたたち」

of courseは「もちろん」という意味で使われるのが大半ですが、相手の言ったことに対して「なるほどー」と相づちを打つときにも使われることがあります。
⇒「of courseの使用上の注意

dearは親しい人を呼ぶときに使います。

 

 

But, George, do you think the children will be safe without Nana?

メアリー「でも、ジョージ、ナナがいなくて子供たちは安全だと思う?」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは

But, George, do youthinkthat the children will be safe without Nana?

 

 

Safe? Of course they’ll be safe. Why not?

ジョージ「安全?もちろん彼らは安全だ。なぜ安全じゃないんだ?」

相手の否定的な意見に対してwhy not?と回答したときは「なぜだめなの?」という質問になります。ちなみに、Why notは、使う状況でニュアンスがガラッと変わるので注意が必要です。例えば、

May I have a cup of coffee? 「コーヒーを一杯もらってもいいですか?」

と聞いたときに、Why not? と回答すると「もちろん、いいよ。」という意味になります。「なぜだめなの?」と不満に思っている回答ではないので誤解しないようにして下さい。

 

 

Well, Wendy said something about a shadow, and I..

メアリー「えっと、ウェンディが影について何か言ってたの、そして、私は、、」

文頭に置くwellは色々な意味に解釈されるので何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。このセリフのWellは、言うことに詰まったときの「えっと」です。

somethingは不定代名詞で「何か」という意味です。
⇒「不定代名詞~body、~one、~thing

 

Shadow?

ジョージ「影?」

 

 

Whose shadow?

ジョージ「誰の影?」

疑問形容詞を使った疑問文です。主語+述語動詞が省略されています。
⇒「疑問形容詞とは

 

Peter Pan’s

メアリー「ピーターパンのよ。」

 

Oh, Peter Pan…Peter Pan!

ジョージ「あー、ピーターパンか、、ピーターパン!」

 

 

You don’t say. Goodness gracious, whatever shall we do?

ジョージ「まさか。何てことだ。一体何をすればいいんだ?」

疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。everを付けて疑問に思う気持ちを強調しています。
⇒「疑問代名詞とは

You don’t sayは相手が言ったことに対して驚きの気持ちを込めて「まさか!」と表現するときに使います。

Goodness graciousも驚いたときの「まあ!」という表現で使います。Goodnessを付けずにGracious!という人もいます。goodnessはgodの遠回しの表現です。godと直接言うのは神に失礼にあたるとしてgoodnessと言います。

「Shall we~?」は相手を何かを誘うときによく使われる言葉です。What shall we do?は「何をすればいいんだ?」のような困惑の表現で使われます。

 

 

But, George.

メアリー「でも、ジョージ」

 

Sound the alarm.

ジョージ「警報を鳴らせ。」

 

 

Really..

メアリー「本当に。。」

 

Call Scotland Yard!

ジョージ「ロンドンの警視庁を呼べ。」

ちなみに、スコットランドヤードは「ロンドン警視庁」のことでスコットランドの国にはありません。また、スコットランドの警察業務もしていません。千葉にあるのに東京ディズニーランドと言ってるみたいですね。。