知覚動詞とは

知覚動詞とは、感覚器(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を利用して「見る」、「聞く」、「気づく」、「感じる」を表現する動詞のことをいいます。味覚や嗅覚を利用したsmell、tasteも知覚動詞に分類されることがありますが、この2つは使い方が異なるので、知覚動詞には分類されないことが多いです。

知覚動詞は日常会話でよく使いますが、「知覚」という言葉自体は日常会話ではほとんど使いませんね。goo辞書には以下のように記載されています。

知覚の意味

感覚器官を通して外界の事物や身体内部の状態を知る働き。

下表は知覚動詞の一覧です。

項目 知覚動詞
見る see
look at
watch
聞く hear
listen to
気づく notice
observe
感じる feel

五感

知覚動詞の特徴

知覚動詞が他の動詞と違う点について順を追って説明します。まずは以下の英文を読んで下さい。

Dog makes me happy.

「犬は私を幸せにする。」

知覚動詞ではない動詞を使った第5文型SVOCの文ですね。C(補語)に形容詞のhappyが使われています。
⇒「文型とは

Cになれる品詞は何か覚えていますでしょうか。そうです。形容詞か名詞です。

SVOCになれる品詞の対応表

 

なので、C(補語)に動詞を置きたい場合は、to不定詞、現在分詞、過去分詞などを使って、動詞を形容詞句や名詞句に変えてCに置きます。

以下の英文はto不定詞を使った例です。
⇒「不定詞とは

Taro asked me to be quiet.

「太郎は私に静かにするようにお願いした。」

以下の英文は現在分詞を使った例です。現在分詞はご存知、「~している」という、物事をしている最中の表現です。
⇒「現在分詞とは

Pit caught a monkey trying to steal an apple.

「ピットはリンゴを盗もうとしている猿を捕まえた。」

以下の英文は過去分詞を使った例です。過去分詞はご存知、「~された」という受け身の表現です。

Pit keep the door opened.

「ピットはドアを開けたままにした。」

つまり、第5文型(SVOC)のCには単語の形容詞や名詞だけでなく、to不定詞、現在分詞、過去分詞などで作ったカタマリを置くことができるということです。ここまでが復習です。

そして、知覚動詞も第5文型(SVOC)で使うことができますが、普通ならto不定詞を置くところに原形不定詞を置かなければならないというルールがあります。これが知覚動詞の特徴です。現在分詞、過去分詞はいつも通り使えます。

原形不定詞

いやいや、原形不定詞ってなんやねん

と思った方、ナイス直感です。不定詞には「to不定詞」と「原形不定詞」という2種類があり、「to不定詞」は動詞の原形の直前にtoを置いたもの、「原形不定詞」はtoを置かない動詞の原形のことをいいます。

何だかややこしくなってきましたが、とりあえず、次に知覚動詞を第5文型(SVOC)で使ってみましょう。

スポンサーリンク

見る「see」「look at」「watch」

see、look at、watchは視覚を使って「見る」を表現する知覚動詞です。この3つの違いについて現代英語語法辞典には以下のように記載されています。

seeは注意を払っていても、いなくても目に映ることを述べる動詞である。

Suddenly I saw something strange.(突然へんな物が見えた)

何があるかを見ようとして注意を集中させたり、払ったりする行為を表すにはlook atを用いる。望まなくても目に見えるが、意図的にものを見る行為をいう。

watchはlook atに似ているが、何かが起こっているか、または起ころうとしていることを含意しているので、変化したり、動いたり、進展する物事を見る行為にwatchを用いる。

I usually watch a football match on Saturday afternoon.(私は土曜日の午後は、たいていフットボールの試合を見ます。)

つまり、普通に見えたときは「saw」を使う。注意を集中して一点を見つめるときは「look at」を使う。変化したり、動いたりしているものを見るときは「watch」を使いましょう。

Taro saw Pit enter the store. 「太郎はピットが店に入るのを見た。」

Pit Look at Taro read a book. 「ピットは太郎が本を読むのを見た。」

Pit watched Taro play tennis.「ピットは太郎がテニスするのを見た。」

Pit watched Taro play tennis

聞く「hear」「listen to」

hear、listen toは聴覚を利用して「聞く」を表現する知覚動詞です。この2つの違いについて現代英語語法辞典には以下のように記載されています。

hearとlisten to:

前者は無意識的、受動的で「音が自然に耳に入ってくる」ことを表す。後者は意識的、能動的な行為で「耳を傾ける」ことを表す。

つまり、意識せずに聞いたらhear、聞こうとして聞いたらlisten toを使いましょう。

Pit heard a steak laugh. 「ピットはステーキが笑うのを聞いた。」

Pit listen to Taro speak English. 「ピットは太郎が英語を話すのを聞いた。」

Pit listen to Taro speak English

気づく「notice」「observe」

notice、observeはあらゆる感覚器を利用して「気づく」を表現する知覚動詞です。この2つの動詞について現代英語語法辞典には以下のように記載されています。

notice:

「気づく」の意で、主として視覚で捕らえられるものに関心を向けることを指すが、聴覚や触覚などにより認識する場合もある。ある程度まで注意深い観察を暗示するが、意識的、計画的な観察ではない。

Did you notice her engagement ring?(あなたは彼女の婚約指輪に気づきましたか?)

observe:

「気づく」の堅い語で、ただ単に成り行きに任せていうのではなく、注意深く綿密な注意を払うことが含意される。

I observed a small boy darting into the doorway(私は小さな男の子が矢のようにその入り口に飛び込むのに気づいた)

つまり、たまたま気がついたことはnotice、注意を払って気がついたことはobserveを使いましょう。

Taro noticed Pit enter the store. 「太郎はピットが店に入っていくのに気づいた。」

Taro observed Pit escape from his study room. 「太郎はピットが勉強部屋から逃げ出すのに気づいた。」

Taro observed Pit escape from his study room.

感じる「feel」

feelはあらゆる感覚器を利用して「感じる」を表現する知覚動詞です。心が感じる以外にも、触れて感じる意味も含まれています。

Pit felt Taro touch his stomach. 「ピットは太郎が彼のお腹を触るのを感じた。」

Pit felt Taro touch his stomach.

臭いを嗅ぐ「smell」

smellは嗅覚を使って「臭いがする」を表現する動詞です。smellを使うときはC(補語)に置けるのが現在分詞に限られているのが特徴です。この特徴のため知覚動詞に分類されないことが多いです。

Pit smelled a stake burning.

「ピットはステーキが焼けるにおいがした。」

味わう「taste」

tasteは味覚を使って「味わう」を表現する動詞です。tasteは第5文型SVOCでは使われない動詞なので知覚動詞に分類されないことが多いです。

(※事実関係を確認中)

はじはじビットコイン目指せ!最強の暗号通貨トレーダー
◀前回記事
次回記事▶
これからも日本人全員ペラペラを目指して頑張りますので、この記事が参考になりましたらシェアをお願いします!
  • Google+で送る
  • はてなブックマーク
  • LINEで送る