ペラペラ英語飯63「引っ張ってもロープが外れないので、崖の下に降りることにした。」
(前回までのあらすじ)ピットは木に刺さって動けない魚にロープを咥えさせることができましたが、引っ張っても魚は木から外れません。ピットはイライラしてクシャミをしました。
As it wasn’t making any progress in this way, Pit thought that he would descend under the cliff and remove the fish from the tree with his hand.
Pit said, “Hey! I’m coming to your place right away, please keep holding the rope!"
He passed the rope through the tree standing near the cliff. He gripped the rope tight with both hands and stood on the side of the cliff.
He kept a little distance from the cliff by kicking the cliff with his feet. Then he went down while loosening his hand.
英語専門家 IDIY Jasmine_K チェック
解説
As it wasn’t making any progress in this way, Pitthoughtthat he would descend under the cliff and remove the fish from the tree with his hand.
訳「このままでは埒が明かないので、ピットは崖の下に降りて、手を使って魚の背びれを木から外そうと考えました。」
従位接続詞のasを使った副詞節が「~なので」という意味で主節を補足しています。
⇒「従位接続詞asとは」
make progressは「進む」という意味で、It isn’t making any progressで「何も進まない」⇒「埒が明かない」という意味にしています。「埒が明かない」という表現は他に、it doesn’t help very muchもよく使われます。
in this wayは「この方法で」という意味です。
従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。
⇒「従位接続詞thatとは」
that節の中では等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)He would descend under the cliff.
(B)He would remove the fish from the tree with his hand.
Pit said, “Hey! I'm coming to your place right away.
ピット「おい!すぐに君の場所に行くよ。」
玄関の呼び鈴が鳴って家の中にいる人が「いま行くよ!」と言うとき、「I’m coming!」と言い、「I’m going!」 とは言いません。英語では、自分のテリトリー内の行き来はcome、テリトリー外に行く時はgoを使うということを覚えておきましょう。
実際に予定されている近い未来の行動に進行形(be ~ing)を使用し、不確定な予定にともなう行動や「~したい」という意思を表す時にwillを使用します。この文では、すでにピットは下に行くことを決めているので進行形を使っています。
please keepholding the rope!"
ピット「そのままロープを離さないでね!」
動名詞を使った名詞句が文の目的語になっています。
⇒「動名詞とは」
Hepassedthe rope through the tree standing near the cliff.
訳「彼は崖のそばに立っている木にロープを通しました。」
現在分詞を使った形容詞句がtreeを修飾しています。
⇒「現在分詞とは」
Hegrippedthe rope tight with both hands and stood onthe side of the cliff.
訳「彼はロープを両手でしっかりつかみ、崖の側面に立ちました。」
等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)He gripped the rope tight with both hands.
(B)He stood on the side of the cliff.
stand on~は「~に立つ」という意味です。standの活用に注意して下さい。
現在形 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
stand | stood | stood |
Hekepta little distance from the cliff by kicking the cliff with his feet.
訳「彼は足で崖を蹴って崖から少し距離を開けました。」
動名詞を使った名詞句が前置詞byの目的語になっています。
⇒「動名詞とは」
Then hewent downwhile loosening his hand.
訳「同時に、ロープをつかんでいる手を緩めながら下がっていきました。」
従位接続詞のwhile「~しながら」を使った副詞節が主節を補足しています。while節の主語+be動詞は省略されています。
⇒「従位接続詞whileとは」
go downは「下りる」という意味です。
全文訳
このままでは埒が明かないので、ピットは崖の下に降りて、手を使って魚の背びれを木から外そうと考えました。
ピット「おーい!すぐに君の場所に行くよ。そのままロープを離さないでね!」
彼は崖のそばに立っている木にロープを通しました。彼はロープを両手でしっかりつかみ、崖の側面に立ちました。
彼は足で崖を蹴って崖から少し距離を開けました。同時に、ロープをつかんでいる手を緩めながら下がっていきました。
英語飯チェック
語句 | 意味 |
---|---|
It isn't making any progress | 埒が明かない |
in this way | この方法で |
descend | 下りる |
right away | すぐに |
hold | ~を持つ |
pass | ~を通す |
stand | 立つ |
grip | ~を握る |
tight | しっかりと |
stand on~ | ~に立つ |
cliff | 崖 |
distance | 距離 |
kick | 蹴る |
go down | 下りる |
loosen~ | ~を緩める |