ピーターパン32「地面に向かって落下するウェンディを危機一髪でピーターパンが救う。」

2017年7月23日

ウェンディを打ち落とす命令を受けたピーターパンの部下たちは、彼女を見つけるため外に出ました。

 

I see it!

キツネ「見えた!」

ちなみに、seeは「見る」という以外にも「わかった」という意味で使われる場合があります。例えば、相手の話を聞いて理解したときに言う「I see.(わかった)」などです。このセリフは「分かった」というよりは、ウェンディが見えたことを表現していると考えられます。

 

Me too.

リス「俺も」

 

Me too.

リス「俺も」

 

 

Ready, aim.. Fire!

全員「用意、、狙って、、発射!」

 

Eeeeek!

ウェンディ「キャー!」

eekは悲鳴をあげる声です。yipe、aieeとの違いは次の記事を見て下さい。
⇒「eek、yipe、aieeの違い

 

 

Oh, Peter, you saved my life.

ウェンディ「ああ、ピーター、あなたは命の恩人よ。」

save one’s lifeは「~の命を救う」という意味です。

 

 

Are you hurted, Wendy?

マイケル「怪我した?ウェンディ」

hurtは「~を傷つける」という意味の動詞です。なので怪我をしたことを表現するには「傷つけられた」=「怪我をした」という意味にするには受動態にする必要があります。
⇒「受動態とは

hurtの活用は変化しませんが、なぜか、マイケルはhertedと言っています。

現在形過去形過去分詞
hurthurthurt

 

No, Michael.

ウェンディ「いいえ。マイケル」

 

 

Good heavens, Wendy, you might have been killed.

ジョン「いやあ驚いた、ウェンディ、君は殺されていたかも知れない。」

Good heavensは驚いたときに発する間投詞です。

助動詞のmayは今この瞬間について「~かもしれない」という表現で、過去形のmightにすると実現する確率が下がるニュアンスで伝わります。そして、「may have 過去分詞」または「might have 過去分詞」にすると、過去のある時点において「~だったかも知れない」という表現になります。
⇒「助動詞mayとは

killは「~を殺す」という意味なので、「殺された」とうい意味にするには受動態にする必要があります。
⇒「受動態とは

 

ピーターパンの部下たちがやってきました。セリフが重なり過ぎているのでこのセリフは飛ばします。部下たちはウェンディを打ち落としたのは自分だと主張しています。

 

 

Attention! Well.. I’m certainly proud of you.

ピーターパン「注目!よし、俺は本当に君たちを誇りに思うよ。」

be proud of~は「~を誇りに思う」という意味です。

 

 

You blockheads!

ピーターパン「間抜けども!」

blockheadとは「のろま」とか「まぬけ」のように相手をののしる言葉です。ちなみに、フック船長も部下のスミーに対してblockheadと言ってましたね。
⇒「フック船長のblockheadのシーン

 

 

I bring ya a mother to tell stories.

ピーターパン「俺は物語を話してくれるお母さんを連れてきた。」

第4文型(SVOO)の文です。bring O Oで「OにOを持ってくる」という意味になります。

Ibringyaa mother to tell stories.

不定詞を使った形容詞句(to tell stories)がmotherを修飾しています。
⇒「不定詞の形容詞用法

英語ではyou(ユー)のことをya(ヤ)と言う人がいます。日本語でも「あなた」を「あんた」「われ」「そち」と言う人がいるのと同じです。

 

A mother?

部下「お母さん?」

 

 

And you shot her down.

ピーターパン「そして、彼女を撃ち落とした。」

shoot down~は「~を打ち落とす」という意味です。

shootの活用に注意して下さい。

現在形過去形過去分詞
shootshotshotten

And you shot it downと言っているようにも聴こえますが、ネイティブにはitではなくherと聴こえるようです。

 

 

Oh, Tink said it was a bird.

クマ「あー、ティンクがそれは鳥だって言ったんだ。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただしこのセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは

Oh, Tinksaidthat it was a bird.

 

 

Tink said what?

ピーターパン「ティンクが何て言ったって?」

英語では相手が言ったことで聴き取れなかった箇所を疑問代名詞に置き換えて聞き返すことがあります。クマは先ほど Tink said it was a bird.と言いましたが、ピーターパンにはsaid以降がよく理解できなかったので、分からない部分をwhatに置き換えて聞き返しました。

 

 

Well, she said you said to shoot it down!

リス「えっと、彼女は君が撃ち落とせと言ったと言ったんだ。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは

Well, shesaidthat you said to shoot it down!

that節の中では不定詞を使った名詞句(to shoot it down)が目的語になっています。
⇒「不定詞とは

shoot down~は「~を打ち落とす」という意味です。

文頭に置くwellは色々な意味に解釈されるので何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。このセリフのWellは、言うことに詰まったときの「えっと」です。