不思議の国のアリス51「帽子屋がアリスになぞなぞを出題する」
「お茶が飲めないら、愛想よく話でもしたら」と文句を言われてアリスは怒りました。
I have an excellent idea.
三月ウサギ「とても良いアイディアがある。」
ネイティブに聴いてもらったところ間違いなくexcellentと言っているそうです。ネックセレントと聴こえるのは私だけでしょうか。
Let’s change the subject.
三月ウサギ「話題を変えよう。」
ちなみに、普段よく聞くLet’s(レッツ)はもともとLet usが短縮されてできたものです。しかし、Let usとLet’sはニュアンスが違います。
⇒「let usとは」
Why is a raven like a writing desk?
帽子屋「なぜカラスは書き机に似ているの?」
疑問副詞を使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは」
writing deskは「書き机」という意味です。
帽子屋がなぞなぞを出しました。
Riddles? Let me see now. Why is a raven like a writing desk?
アリス「なぞなぞ?えっと。なぜカラスは書き机に似ているのか?」
let me seeは「えーっと」という意味のフレーズです。一見、使役動詞のletを使った命令形「私に見せて」という意味と思ってしまいますが、独り言のようにlet me seeと言っている人がいたら「えーっと」と言っていると思いましょう。
相手に語りかけるようにlet me seeと言ったら「見せて」と言っています。
I beg your pardon?
帽子屋「もう一度言ってくれる?」
pardonは聞き取れなかったことをもう一度聞きたいときに使うイメージがありますが、その他にも色々な意味で使われます。基本イメージは「許す」です。
セリフ | 意味 |
---|---|
I beg your pardon? Pardon me. | 迷惑をかけたことを謝る |
もう一度言ってもらえますかとお願いする | |
知らない人に声をかける | |
話の途中で何かするときにひと言 |
Why is a raven like a writing desk?
アリス「なぜカラスは書き机に似ているのか?」
Why is a what!?
帽子屋「なにぃ!?」
疑問副詞を使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは」
Careful. She’s stark raving mad.
三月ウサギ「気を付けて。彼女は完全に狂ってる。」
stark raving madは「完全に狂っている」という意味です。
But, but it’s your silly riddle. You just said..
アリス「でも、でも、それはあなたのくだらないなぞなぞよ。あなたたった今言ったよね。」
butは通常、文頭に置いてはいけないというルールがあり、代わりにHoweverを使いますが、会話では気にせずにButから始める人は多いです。
このセリフのjustはsaidを強調して「たった今言った」という意味になります。
Steady. Don’t get excited.
帽子屋「落ち着け。興奮しないで。」
exciteは「興奮させる」という意味なので、「興奮する」という意味にするには受動態にする必要があります。 Don’t be excited.でも意味は通じますが、be動詞をgetに変えて変化するイメージを強くしています。
⇒「受動態とは」
How about a nice cup of tea?
三月ウサギ「美味しいお茶はいかがですか?」
How about~?は「~はどうですか?」と勧誘するときに使います。
このセリフのniceは「美味しい」という意味です。
a cup of teaは「一杯のお茶」という意味です。