不思議の国のアリス47「お茶を飲めないまま帽子屋とお茶会する。」

2017年6月18日

アリスは帽子屋と三月ウサギに誕生日じゃない日を祝ってもらいました。

 

Oh, that was lovely.

アリス「あー、素敵だったわ。」

 

 

And, and now, my dear. Uh, you were saying that you would like to seek.

帽子屋「そして、ところでお嬢さん、君は探したいと言っていたね。」

従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。
⇒「従位接続詞thatとは

Uh, youwere sayingthat you would like to seek.

and nowは「ところで」と言って話を切り替えるときに使います。

my dearは仲の良い友達を呼ぶときに使います。

would like to~は「~したい」という意味です。

 

 

Pardon me.

帽子屋「失礼。」

話しを中断して、ものを食べる前にひと言謝っています。皿を食べてますよ(・□・;)

pardonは聞き取れなかったことをもう一度聞きたいときに使うイメージがありますが、その他にも色々な意味で使われます。基本イメージは「許す」です。

 

 

Uh, you are seeking some information some kind?

帽子屋「何かの情報か何かを探しているのかい?」

 

 

Oh, yes. You see, I’m looking for a..

アリス「あ、そうです。あのですね、私は。。」

You see は You knowと同じように、相手に何かを説明する前に言うことがあります。You knowは聞き手が知っていることを前提に「ほら、~じゃん」といったニュアンスになるのに対し、You seeは聞き手が知らない情報をこれからいうときにも使えます。

これから話す情報先に言うこと
聞き手が既に知っているYou know
You see
聞き手はまだ知らないYou see

look for~は「~を探す」という意味です。

 

 

Clean cup, clean cup. Move down.

帽子屋「綺麗なコップを、綺麗なコップを、移動だ。」

move downは「(今よりも狭いところに)引っ越す」という意味で使われることがあります。つまり、グレードを下げた移動。アリスは今はゴージャスな席に座っていますが、グレードを下げた席に移動ということでしょうかね。

 

 

But I haven’t used my cup.

アリス「でもコップを使ってないわ。」

現在完了形の文です。現在完了形にすることで過去から現在までコップを使っていない状況が分かります。
⇒「現在完了形とは

Drink up, drink up, move down, move down, drink up, drink up, move down.

三月ウサギ「飲み干せ、飲み干せ、移動だ、移動だ、飲み干せ、飲み干せ、移動だ。」

 

 

Would you like a little more tea?

帽子屋「もう少しお茶をいかが?」

Would you like~?は「~はいかがですか?」という意味です。

「more+名詞」に違和感を持った人、ナイス気づきです。比較級の文を作るときに使うmoreは、more+形容詞(例:more beautiful)の構造をとるので、more+名詞に違和感がありますが、この文のmoreはmanyの比較級なので、名詞を修飾することができます。

そして、「少し」という程度を表す副詞のa littleをmoreの前において「もう少し」という意味にしています。
⇒「比較級とは

 

 

Well, I haven’t had any yet, so I can’t very well take more.

アリス「まあ、私はまだ何も飲んでないから、もっと飲むことは不適切だわ。」

※このセリフは確認中です。

この文は等位接続詞のsoを使って以下の2つの文を原因(まだ何も飲んでない)⇒結果(もっとは飲めない)の流れでつないでいます。
⇒「等位接続詞soとは

(A)I haven’t had any yet.

(B)I can’t very well take more.

Aの文は現在完了形の文です。過去から現在まで何も食べたり飲んでいない状況が分かります。
⇒「現在完了形とは

このセリフのhaveは「(食事や飲み物を)取る」という意味です。

文頭に置くwellは色々な意味に解釈されます。何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。このセリフのWellは驚いたときは「まあ」です。

このセリフはcan’t very well~は「~することは不適切だ」という意味になります。