ピーターパン17「ピーターパンがウェンディをネバーランドに連れて行こうとする。」

2017年6月25日

ウェンディがピーターパンに「明日大人になる」と言いました。

 

Tonight’s my last night in the nursery.

ウェンディ「今夜が私の子供部屋での最後の夜なの。」

 

 

But that means no more stories.

ピーターパン「え、ということはこれ以上の物語はない。」

that means~は「ということは~」という意味です。

no moreは「それ以上」という意味です。

「more+名詞」に違和感を持った人、ナイス直感です。比較級の文を作るときに使うmoreは、more+形容詞(例:more beautiful)の構造をとるので、more+名詞に違和感がありますが、このセリフのmoreはmanyの比較級なので、名詞を修飾することができます。
⇒「比較級とは

 

 

No! I won’t have it. Come on!

ピーターパン「そんなの許さない。おいで!」

won’tはwill notの短縮形です。「~しない」という本人の意思を表現しています。
⇒「助動詞willとは

have itは「主張する」「勝つ」「分かる」などの意味で使われることが多いですが、willやwouldを使った否定文のときに「許す」という意味になります。「持たない」⇒「許さない」のイメージです。

Taro told Pit to give this apples to someone, but Pit wouldn’t have it.

「太郎はピットにこのリンゴを誰かにあげようと言ったが、ピットは許さなかった。」

come onは「こっちに来い」という意味以外にもいろいろな意味で使われます。このセリフは自分と一緒に来てほしいときに言うcome onです。

 

 

Bu.. bu.. but where are we going?

ウェンディ「で、で、でも、どこに行くの?」

疑問副詞のwhereを使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは

進行形は「いままさに~している」という使い方の他に、実際に予定されている近い未来の行動を表すときにも使います。

 

To Never Land.

ピーターパン「ネバーランドだよ。」

主語+述語動詞はウェンディが言ったことと同じなので省略されています。省略しない場合は以下のセリフになります。

We are going to Never Land.

 

Never Land!

ウェンディ「ネバーランド。」

 

 

You’ll never grow up there.

ピーターパン「そこでは君は大人にならないよ。」

grow upは「大人になる」という意味です。

このセリフの助動詞willは予想「~だろう」の意味です。
⇒「助動詞willとは

 

 

Oh, Peter, it will be so wonderful, but wait..

ウェンディ「あー、ピーター、それはとても素晴らしいことになるだろうけど、待って。」

この文は等位接続詞のbutを使って以下の2つの文を逆接でつないでいます。
⇒「等位接続詞butとは

(A)Oh, Peter, it will be so wonderful.

(B)Wait.

このセリフの助動詞willも予想「~だろう」の意味です。
⇒「助動詞willとは

 

 

What would Mother say?

ウェンディ「お母さんは何て言うかな?」

疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは

 

 

Mother? What’s Mother?

ピーターパン「お母さん?お母さんって何?」

疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは

 

 

Why, Peter, a mother is someone who.. who loves and cares for you and tells you stories.

ウェンディ「あら、ピーター、お母さんはあなたを愛して世話をしてくれて、物語を話してくれる人よ。」

この文のwhyは疑問詞ではなく間投詞です。驚きや承認を表したり、「えっと」のように考えているときの表現に使います。

関係代名詞のwhoを使った形容詞節がsomeoneを修飾しています。
⇒「関係代名詞whoとは

Why, Peter, a motherissomeonewho.. who loves and cares for you and tells you stories.

someoneは不定代名詞です。特定はしていない「誰か」のことを指しています。
⇒「不定代名詞~body、~one、~thing

 

 

Good! You can be our mother. Come on.

ピーターパン「いいね!君は俺たちのお母さんになれる。おいで!」