ピーターパン11「ピーターパンが部屋にくるかも知れないので窓に鍵をかけずに寝る」
マイケルが「外で一人ぼっちのナナのことを可哀想」と言って泣きました。
No more tears, Michael.
メアリー「それ以上泣かないで、マイケル」
no moreは「それ以上」という意味です。
「more+名詞」に違和感を持った人、ナイス直感です。比較級の文を作るときに使うmoreは、more+形容詞(例:more beautiful)の構造をとるので、more+名詞に違和感がありますが、この文のmoreはmanyの比較級なので、名詞を修飾することができます。
⇒「比較級とは」
It’s a warm night
メアリー「暖かい夜よ。」
主語にItを使って今日や今の天気を言うことができます。
It is a nice day, isn’t it? 「いい天気だね。」
She’ll be all right.
メアリー「彼女は申し分ないでしょう。」
このセリフのall rightは「申しぶんない(完璧だ)」のように納得する表現です。
Mother.
マイケル「お母さん」
What is it, dear?
メアリー「何ですか?」
Whatを使った感嘆文です。主語と動詞が省略されています。
⇒「感嘆文とは」
Buried treasure.
マイケル「埋蔵された宝」
ジョージのカフスボタンが見つかりました。
Now, children. Don’t judge your father too harshly.
メアリー「さて、子供たち。お父さんをあまり厳しく非難しないでね。」
Nowは「さて」、「では」などの意味で話を切り替えるときに、文頭に置くことがあります。
judgeは判決を下したり、評価したりする意味で使うイメージが強いですが、道理的に間違っている相手を非難する意味でも使われます。
After all, he really loves you very much.
メアリー「結局、彼はあなたたちのことを本当にとても愛しているのよ。」
very muchは「とても」という意味です。
Oh, don’t lock it, Mother.
ウェンディ「あ、カギをかけないで、お母さん。」
He might come back.
ウェンディ「彼が戻ってくるかも知れないわ。」
mightはmayの過去形です。過去のことではなく、過去形にすることで現在形の「~かも知れない」より確率が低い印象になります。
⇒「助動詞mayとは」
come backは「戻る」という意味です。
He?
メアリー「彼?」
Yes, Peter Pan.
ウェンディ「うん。ピーターパン」
You see, I found something that belongs to him.
ウェンディ「えっと、彼のものを何か見つけたの。」
関係代名詞のthatを使った形容詞節がsomethingを修飾しています。
⇒「関係代名詞whichとは」
Ifoundsomethingthat belongs to him.
somethingは不定代名詞で「何か」という意味です。
⇒「不定代名詞~body、~one、~thing」
belong to~は「~の所有である」という意味です。
You see は You knowと同じように、相手に何かを説明する前に言うことがあります。You knowは聞き手が知っていることを前提に「ほら、~じゃん」といったニュアンスになるのに対し、You seeは聞き手が知らない情報をこれからいうときにも使えます。
これから話す情報 | 先に言うこと |
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聞き手が既に知っている | You know You see |
聞き手はまだ知らない | You see |