ピーターパン22「妖精の粉を振りかけるのを忘れていたため、子供たちの空中浮遊が失敗。」
子供たちの飛ぶ準備が整いました。
Now everybody try.
ピーターパン「さあ、みんなでやってみよう。」
Nowは「さて」、「では」などの意味で話を切り替えるときに、文頭に置くことがあります。
everybodyは不定代名詞で「皆」という意味です。ちなみにeveryoneを使ってもいいです。everybodyのほうをフレンドリーな会話で使い、everyoneをフォーマルな場で使う人が多いです。
⇒「不定代名詞~body、~one、~thing」
One, two, three!
皆「いち、に、さん!」
We can fly! We can fly! We can fly!
子供たち「飛べた!飛べた!飛べた!」
This won’t do.
ピーターパン「良くないな。」
this won’t do.は望ましくない状況で「よくないな」「これじゃだめ」と言うときによく使われるフレーズです。一方、This will do.だと「これでいいよ。」という意味になります。
What’s the matter with you?
ピーターパン「どうしてだろう?」
What is the matter with~?は「~がどうしたの?(問題があるの?)」という意味で使います。具合が悪そうなど人を見て、相手を心配して声をかけるときにも使います。また、相手が信じられない行動をしたり、状況に陥っているときに、その信じられない気持ちを表現するときにも使います。
All it takes is faith and trust.
ピーターパン「必要なのは信じることだけ。」
All it takes is~は「必要なのは~だけ」という意味です。
faithは「信用」、trustも「信用」という意味です。faithは思いからくる信用、trustは人や物への信用、「信用と信用」。これは私の推測になりますが、信用が大切であることを強調するために2種類の信用を並べていると考えています。
Oh, and something I forgot. Dust!
ピーターパン「お、そして忘れていたことがあった。粉だ!」
somethingは「何か」という不特定のものを指しているイメージがありますが、話し手は何かを把握しているけど、それを伏せた表現で使うこともできます。「ある事」のような意味で訳すとしっくりきます。
I have something to ask you. 「君に聞きたいことがある」
「something I forgot」とピーターパンが言っていますが、言った時点で忘れたものが何であるかはピーターパンは把握しています。
somethingを強調するために文頭に置いています。目的語を文頭に移動した場合、否定語が含まれる場合は倒置が発生して疑問文の形になりますが、このセリフは否定語が無いので倒置は発生しません。このセリフを強調を使わない完全な文にすると以下になります。
Oh, and I forgot something. Dust!
Dustは「粉」という意味です。ダストと聞くとチリやホコリのようなアレルギーが出そうなものを連想してしまいそうですが、粉末の意味でも使います。
以下の動画は北海道のダイヤモンドダストの光景です。
Dust?
ウェンディ・ジョン「粉?」
Dust?
マイケル「粉?」
Yep.
ピーターパン「うん。」
yepは「うん」のような相づちを打つ言葉です。
Just a little bit of pixie dust.
ピーターパン「ほんの少しの妖精の粉。」
just a little bit of~は「ほんのわずかの~」という意味です。
Now, think of the happiest things.
ピーターパン「さあ、嬉しいことを考えて。」
Nowは「さて」、「では」などの意味で話を切り替えるときに、文頭に置くことがあります。
このセリフのthink of~は「~について考える」という意味です。
happyを最上級のhappiestにして「最も嬉しいこと」を表現しています。
⇒「最上級とは」
It’s the same as having wings.
ピーターパン「それは羽を持つことと同じだよ。」
the same as~は「~と同じ」という意味です。
動名詞を使った名詞句(having wings)が文の前置詞asの目的語になっています。
⇒「動名詞とは」
Let’s all try it just once more.
ウェンディ「皆でもう一度だけやってみましょう。」
Let’s all~は「皆で~しよう」という意味です。
once moreは「もう一度」という言いです。頭にjustを付けて強調すると「もう一度だけ」という意味になります。
Look! We’re rising off the floor!
ジョン「見て!僕たち床を離れている!」
今まさに地面を離れている最中なので現在進行形を使っています。
⇒「現在進行形とは」