ピーターパン29「ピーターパンと子供たちが飛んでくるのを発見した海賊たちが戦闘の準備をする。」
(前回の話)海賊の仲間がピーターパンを見つけました。
What? Where away?
フック船長「何?どっちの方向だ?」
where awayは船乗りが方向を確かめるときに言う言葉です。
Three points off the starboard bow!
海賊「右前方に3ポイント。」
このセリフのpointとは航海または航空で使われる角度の単位のことです。
⇒「もう少し詳しく」
Swoggle me eyes is Pan!
フック船長「ピーターパンのやつだ!」
Headed this way with some more of those scurvy brats.
フック船長「何人かの卑劣なガキどもとこっちに向かってきている。」
主語 Peter Panが省略されたセリフです。
head this wayは「こっちに向かって進む」という意味です。
もしかしてフック船長は子供たちのことを知っている?(・□・;)
Mr. Smee, pipe up the crew!
フック船長「スミー、乗組員をデッキに上げろ!」
このセリフのpipe upとは「(音を鳴らして)~を船のデッキに上げる」という意味です。
Aye, aye, sir. Pipe up the crew. Pipe up the crew. All hands on deck! All hands on deck! All hands on deck! All hands on deck!
スミー「アイアイサー。乗組員をデッキに上げる。乗組員をデッキに上げる。総員デッキへ!総員デッキへ!総員デッキへ!」
アイアイサーは海兵さんがよく言う言葉で、「了解しました!」のような意味です。
Ayeは「はい」という返事です。ただし、古めかしい表現なので普段Ayeは使わないほうがいいです。日本語で「へい」とか「あいよ」とか言う人がいたらおかしいのと同じです。sirは目上の男の人を丁寧に呼ぶときに使います。
all handsは「すべての手」=「乗組員全員」という意味です。
スミーは乗組員全員がデッキの上にくるように呼び掛けると、ぞくぞくと海賊たちが上がってきました。
Look alive, you swabs!
フック船長「急げ!のろまども!」
このセリフのlook aliveは「急げ」「ぐずぐずするな」「機敏に動け」という命令でよく使われる言葉です。ちなみに、直訳そのままの「生きているように見える」という意味でも使われることがあります。
We’ve got him this time, Mr. Smee.
Man the Long Tom, you’re bilge rats!
フック船長「カノン砲に人を配置しろ。お前らは船底のネズミだ!」
このセリフのmanは「~に人を配置する」という意味の他動詞です。
Long Tomはカノン砲の一種です。ドカンとぶっ放す大砲のことです。
bilge ratsはジョンとマイケルがピーターパンごっこをしているときにも言っていましたが、何か別の意味があるのか、フック船長が愚弄するのが好きなのかどちらかです。
⇒「ピーターパンごっこでbilge ratと言うシーン」
I’ve waited years for this.
フック船長「このために何年も待ち続けてきた。」
現在完了形を継続「~してきた」の意味で使っています。
⇒「現在完了形とは」
この文のyearsは「a long time:長い間」という意味で、目的語ではなく副詞的に使われています。フォーマルな言い方ではないので、正確に伝えるためには期間を表す前置詞forを置く必要があります。
That’s not count holidays, is it?
スミー「休日は数えないですよね。」
付加疑問文です。
⇒「付加疑問文とは」