ダンボ21「司会者がダンボの曲芸を説明したあと、ダンボがステージに飛び出す」

2017年6月18日

象のピラミッドが完成しました。今から披露するダンボの曲芸について司会者が説明します。

 

Ladies and gentlemen. You have now seen the impossible accomplished in front of your face.

司会者「ご来場の皆様、目の前で成し遂げられた不可能を見て頂きました。」

過去のある時点から今この瞬間まで継続して見続けてきたので現在完了形を使って表現しています。
⇒「現在完了形とは

過去分詞を用いた形容詞句がimpossibleを修飾しています。
⇒「過去分詞とは

Youhave now seenthe impossibleaccomplished in front of your face.

 

 

 

That’s windbag.

象「よくしゃべるね。」

象の顔が辛そうですね。

windbagとは、バグパイプという民族楽器に使われている空気袋のことです。空気袋に貯めた空気を使って音を鳴らすのが特徴で、袋ゆえにとめどなく音を鳴らし続けることができます。そのイメージからwindbagは「よくしゃべる」「おしゃべり」といった表現に使われます。

windbagは悪口で使われるのがほとんどなので、普段は使わないようにして下さい。

バグパイプ

 

 

Why doesn’t he come to the point?

象「なぜ本題に入らないの?」

疑問副詞のwhyを使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは

come to the pointは「本題に入る」という意味です。

 

 

And now, I present the world’s smallest little elephant, who will spring from this springboard.

司会者「それでは、世界で最も小さい象を紹介しましょう。彼はこの踏み切り台からジャンプするでしょう。」

最上級を使って「最も~」を表現しています。
⇒「最上級とは

関係代名詞のwhoを使った名詞節がelephantを修飾しています。非制限用法を使って文の流れを一度切っています。
⇒「非制限用法とは

Ipresentthe world’s smallest little elephant, who will spring from this springboard.

 

 

in one spring, to the top of this pyramid, waving his little flag for a grand climax.

司会者「1回のジャンプで、ピラミッドの頂点へ、グランドクライマックスとして小さな旗を振ります。」

3つの句を並べて、これから行うことを順番に並べています。

3つ目の句は動名詞を使った名詞句です。
⇒「動名詞とは

 

 

Ladies and gentlemen.. I give you Dumbo.

司会者「ご来場の皆さま。ダンボをお見せします。」

giveは「見せる」という意味で使われることがあります。

耳を頭の上で結んだ可愛いダンボが出てきました。

 

 

Come on. Get going.

ネズミ「頑張れ。出発するんだ。」

come onは「こっちにおいで」という意味以外に「頑張れ」や「早くしろ」という意味で使うことがあります。このシーンではダンボが緊張して後ろに下がったのに対して、ネズミが励ましています。

get goingは「出発する」という意味です。

 

 

What’s the matter with you?

ネズミ「どうしたの?」

What is the matter with~?は「~がどうしたの?(問題があるの?)」という意味で使います。具合が悪そうなど人を見て、相手を心配して声をかけるときにも使います。また、相手が信じられない行動をしたり、状況に陥っているときに、その信じられない気持ちを表現するときにも使います。

What’s the matter with you?「どうしちまったんだ?」

「どうしたの?」「どうしちまったんだ?」のどっちの意味で使われているかは、文脈から判断するしかないです。

 

 

Dambo. That’s your cue.

ネズミ「ダンボ。君の合図だ。」

 

 

You’re on, Dambo.

ネズミ「出番だよ。ダンボ」

You’re onは相手の話に同意したときの「承知した」という表現で使うことが多いですが、順番がきたことを知らせるときの「出番だよ」というときにも使われます。前置詞onの「乗る」というイメージをもとに覚えましょう。

 

そして、このあと驚愕のハプニングが発生します。