不思議の国のアリス48「今日起きた不思議な出来事ついて帽子屋と三月ウサギに話し始める」

2017年6月18日

帽子屋に「お茶をもう少しいかが?」とすすめられましたが、まだ何も飲んでないとアリスはツッコミました。

 

Ah, you mean you can’t very well take less.

三月ウサギ「つまり、もっと少なく飲むのは不適切ということだね。」

I meanやYou meanはつなぎ言葉として、直前に言ったことをまとめたり、言い換えたりするときに使います。You meanは相手の言ったことに対して「つまり~」の意味でつなぎます。「つまり~ということですか?」のように聞き返すときにも使います。

このセリフはcan’t very well~は「~することは不適切だ」という意味になります。

lessはlittle(少ない)の比較級です。
⇒「比較級とは

もっと少なく飲むのは不適切。。よく分からなくなってきましたね。

 

 

Yes. You can always take more than nothing.

帽子屋「そうさ。君は常に何もないよりも多く取ることができる。」

比較級を用いた比較の文ですmoreはmany(多い)の比較級です。
⇒「比較級とは

nothingは不定代名詞で「何もない」という意味です。
⇒「不定代名詞~body、~one、~thing

なるほど、確かに何か食べたら、それは何もないよりは多く取っていることになりますね。

 

 

But I only meant that..

アリス「私はただ。。」

meantはmeanの過去形です。

現在形過去形過去分詞
meanmeantmeant

meanは自分が思っていることを言う前に置くことが多いです。

I mean to help you. 「私はあなたを助けるつもりだ。」

meanを過去形にすると、思っていたことを表現することになります。

I meant to help you. 「私はあなたを助けるつもりだった。」

つまり、このセリフはアリスが過去に思っていたことを伝えようとしているセリフです。といっても何を思っていたのか言おうとしたけど、いつものように帽子屋にさえぎられてセリフが途中で途切れました。

 

And now, my dear..

帽子屋「ところで、お嬢さん」

And nowは「ところで」と言って話を切り替えるときに使います。

my dearは仲の良い友達を呼ぶときに使います。ていうか、砂糖入れすぎ。
(・□・;)

 

 

Something seems to be troubling you.

帽子屋「何かが君を悩ませているようだね。」

不定詞を使った名詞句が目的語になっています。
⇒「不定詞とは

Somethingseemsto be troubling you.

Somethiingは不定代名詞で「何か」という意味です。
⇒「不定代名詞~body、~one、~thing

seemは「~のように見える(思われる)」という意味で、はたからみてそのように見える(思える)ことを表現するための動詞です。主語が「~のように見える(思われる)」なので、基本的に、Iを主語にしたI seem~のような言い方はしません。

 

 

Uh, won’t you tell us all about it?

帽子屋「それについて全部話してくれるかな?」

won’tはwill notの短縮形です。つまり助動詞willの否定疑問文です。「Won’t you~?」のほうが「Will you~?」よりも控えめで丁寧な依頼になります。
⇒「否定疑問文とは

このセリフは第4文型(SVOO)です。tell O Oで「OにOを教える」という意味になります。
⇒「文型とは

won’t youtellusall about it?

 

 

Start at the beginning.

三月ウサギ「最初から始めて。」

beginningは動名詞に見えますが名詞です。なので複数形にしてbeginnings「最初の頃」という意味で使われることがあります。

 

 

Yeah, yeah. And when you come to the end, stop. See?

帽子屋「ああ、ああ、そして、終わりに辿り着いたら、止まれ。わかった?」

yeahは喜んだときの「イエーイ!」で使う印象がありますが、相手の話に反応するときにも使われます。

従位接続詞のwhen「~のとき」を使った副詞節が主節を補足しています。といっても主節は命令のstopのひと言です。
⇒「従位接続詞whenとは

seeは「見る」という以外にも「わかった」という意味で使われる場合があります。例えば、相手の話を聞いて理解したときに言う「I see.(わかった)」などがあります。

 

 

Well, it all started while I was sitting on the riverbank with Dinah.

アリス「えっと、すべてはダイナと川岸で座っているあいだから始まった。」

※このセリフは確認中です。

従位接続詞のwhile「~ている間」を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞whileとは

 

 

Very interesting.

三月ウサギ「とても興味深い。」