不思議の国のアリス27「手のひらサイズに小さくなったアリスがミスターラビットを追いかける」
ミスターラビットは遅刻していることに気が付きました。
I’m late, I’m late, I’m late.
ウサギ「遅刻だ。遅刻だ。遅刻だ。」
I say, do you have a match?
ドードー「おい。マッチ持ってるかい?」
I sayは「ねえ」や「あのね」のように何かを伝えるときに相手の注意を引くときに使います。
No. Must go. Good-bye. Hello, I’m late, I’m late, I’m late.
ウサギ「いいえ。行かなきゃ。さようなら。こんにちは。遅刻だ。遅刻だ。遅刻だ。」
助動詞msutを「~しなければならない」という意味で使っています。
⇒「助動詞mustとは」
ミスターラビットは自分の家が燃やされそうになっていることも忘れるくらい焦って出て行きました。
Wait! Please wait!
アリス「待って!お願い、待って!」
アリス、ちっちゃ!(・□・;)
Ah, young lady. Do you have a match?
ドードー「あ、お嬢さん。マッチを持ってるかい?」
No, I’m sorry, but..Mr. Rabbit!
アリス「いいえ、ごめんなさい、ウサギさーん!」
No cooperation. No cooperation at all.
ドードー「協力なし。少しも協力なし。」
否定文で使うat allは「少しも~ない」という意味になります。
Well, can’t have monsters about.
ドードー「まあいいか、怪物をいさせておくわけにはいかん。」
このセリフは主語が省略されています。
I can’t have monsters about.
have about~は「~を身に着ける」という意味です。
文頭に置くwellは色々な意味に解釈されます。驚いたときは「まあ」、安心したときは「やれ」、諦めたときの「まあいいか」など続く文によって解釈が異なります。
Jolly well have to carry on alone.
ドードー「クソッ、一人で続けなければならない。」
Jolly wellは間接的にfuck itを意味しています。使う時は気を付けましょう。というか、使わないでおきましょう。
have to~は「~しなければならない」という意味です。
carry onは「続ける」という意味です。
Wait! Please! Just a minute!
アリス「待って!すいません!ちょっと待って」
文の先頭に置くpleaseは、「どうか」や「お願い」という意味で使う以外に、「すいません」のように丁寧な感じで相手の注意を引くときに言うことがあります。
Just a minuteは、相手に待って欲しいことを丁寧に伝えるときに言うフレーズです。他に、「one moment, please」、「Just a moment」、「Wait a minute」などのフレーズがあります。Wait a minuteは命令形なので「ちょっと待て」のような威張った感じになりかねないので、「Wait a minute, will you?」などで柔らかく表現しましょう。
⇒「one moment, pleaseのシーン」
Oh dear. I’ll never catch him while I’m this small.
アリス「ああ、この小ささのままでは絶対に彼に追いつかないわ。」
Oh dearは、驚いたとき、悲しいとき、失敗したときなどに使うセリフです。残念な感情を持ちながら言うことが多いです。Dear meも同じ意味で使います。
⇒「Dear meのシーン」
従位接続詞のwhile「~している間」を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞whileとは」
このセリフのcatchは「~に追いつく」という意味です。以下の英文を読んで下さい。
I will not catch him. 「私は彼に追いつかない。」
I will never catch him. 「私は彼に絶対に追いつかない。」
両方とも追いつかないのは一緒ですが、neverの強調によってneverのほうが追いつかない感が強くなります。