ピーターパン8「ジョージがピーターパンの物語をたわごとだと馬鹿にする」
ジョージがウェンディに「子供たちに分別のない物語を話すな」と言いました。
I say, they are. Captain Clock. Peter Pirate.
ジョージ「ほら彼らのことだ。クロック船長、ピーターパイレーツ。」
I sayは「ねえ」や「あのね」のように何かを伝えるときに相手の注意を引くときに使います。
Peter Pan, Father.
ウェンディ「ピーターパンよ。お父さん」
Pan. Pirate. Poppycock!
ジョージ「パン。パイレーツ。パッピーコック!」
頭に「パ」が付く流れと、先ほど言ったCaptain Clockの発音を合わせて、Poppycock「たわごと」と言ったようです。
Oh, no, Father. Father, have you..
ウェンディ「違うわ、お父さん。お父さんは、、」
Oh, you don’t understand.
ジョン「え、分かってないよ。」
Absolute poppycock, and let me tell you this ridiculous..
ジョージ「完全なたわごとだ。そして、君に教えてあげよう、この馬鹿げた。。」
等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)Absolute poppycock.
(B)Let me tell you this ridiculous..
Aの文は主語+述語動詞(This is)が省略されています。
「let me 原形不定詞」は「私が~してあげよう」とうい意味の命令文です。
⇒「命令文とは」
Now, George.
メアリー「さあ、ジョージ。」
Nowは「さて」、「では」などの意味で話を切り替えるときに、文頭に置くことがあります。
ジョージに支度をさせようとしています。
Now, George. Now, George. Well, now, George will have his say!
ジョージ「さあ、ジョージ、さあ、ジョージ、さて、ジョージは言いたいことを言うぞ。」
have one’s sayは「言いたいことを言う」という意味です。
助動詞willを使って強い意思を表現しています。
⇒「助動詞willとは」
Please, dear.
メアリー「お願い、あなた。」
Mary, the child’s growing up.
ジョージ「メアリー、この子は大人になってきた。」
the childはウェンディのことを指しています。
このセリフのgrow upは「大人になる」という意味です。
進行形は変化している状態を表現するのにも使われます。grow upを進行形にすることで、大人になりつつある状態を表現しています。
ちなみに、ミステリードラマでたまに聞く「ダイイングメッセージ」は、die(死ぬ)の進行形のdying。すなわち、死にかけのメッセージという意味になります。
It’s high time she had a room of her own.
ジョージ「自分の部屋を持ってもいい頃だ。」
形式主語の文です。従位接続詞のthatを使った名詞節が真主語です。ただし、このセリフのthatは省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは」
It'shigh timethat she had a room of her own.
It’s high time〜は「もう~していい頃だ(けど現実にはしていない)」というように、行われるべきことが現実に行われていない状況を伝える表現です。実際に行われていない動作(事実に反する事柄)が述べているので、仮定法過去(動詞の過去形)を使った文が置かれます。
of one’s ownは「自分自身の」という意味です。
Father! ウェンディ「お父さん!」
George! メアリー「ジョージ!」
What? ジョン「何!?」
No! マイケル「ダメ!」
I mean it.
セリフ「本気だぞ。」
meanは「本気である」という意味で使われることがあります。I mean itは自分が本気であることを意思表示するためによく使われます。
ちなみに、You mean it(あなたは本気だ)を否定文にすると、You don’t mean it(あなたは本気じゃない)⇒「冗談である」。そして、付加疑問文にすると、
You don’t mean it, do you?「冗談でしょう?」になります。信じられない話を聞いたら、この言葉を使いましょう。