ピーターパン9「のけ者にされたジョージが怒って飼い犬のナナを追い出す。」
ジョージは娘のウェンディの部屋を一人部屋にすることに決めました。
Young lady, this is your last night in the nursery, and that’s my last word on the matter..
ジョージ「お嬢さん、今日が君の最後の子供部屋の夜だ。そして、これが、この問題の私の最後の言葉。。」
この文は等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)Young lady, this is your last night in the nursery.
(B)That’s my last word on the matter..
そして、ジョージが飼い犬のナナを踏んで転びます。
Poor Nana.
ジョージ以外「可哀想なナナ。」
Poor Nana?
ジョージ「可哀想なナナ?」
poorは「貧しい」という意味の他に「可哀想な」という意味でも使われます。
This is the last straw!
ジョージ「もう我慢の限界だ!」
strawは「わら」という意味です。
It’s the last straw that breaks the CAMEL’s back.(これはラクダの背中を破壊する最後のわらだ)ということわざがあります。限界ギリギリで荷物を積んでいるラクダの背中にわらを載せたら背骨が折れる。つまり、何事も限度があるから気を付けよということです。
このことわざをもとに、the last strawを「我慢の限界だ」という意味で使います。
Out! Out, I say!
ジョージ「おい、追い出せ!」
I sayは「ねえ」や「あのね」のように何かを伝えるときに相手の注意を引くときに使います。
No, Father, no.
マイケル「駄目だよ、お父さん。」
Yes!
ジョージ「駄目じゃない!」
There’ll be no more dogs for nursemaids in this house.
ジョージ「これ以上この家に子守役の犬はいらない。」
このセリフのThere’llはThere shallの短縮形です。shallは、話し手が未来にするつもりのことや、話し手がそうなると期待することを言うために使われます。
There is/areは「〜がいる」と言う意味で客観的な状況描写になりますが、助動詞を使うことで話者の主観を割り込ませることが可能です。
There will not be many fish. 「魚はたくさんいない(だろう)」
no moreは「それ以上」という意味です。
Goodbye, Nana.
マイケル「さようなら、ナナ」
Good byeは長い間会わなくなるかも知れない気持ちを込めて使うことが多々あります。またすぐ会うであろう友達との別れの挨拶にはSee you!を使うことをお勧めします。
Poor Nana. Oh, yes, poor Nana, but Poor Father? Oh, no!
ジョージ「可哀想なナナ。そうだね、可哀想なナナだね。でも、可哀想なお父さんは?無いのかよ!」
Blast it! Where is that rope?
ジョージ「ちきしょう!あのロープはどこだ?」
疑問副詞のwhereを使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは」
blast it!は悔しい気持ちを込めて「ちきしょう!」と言うときに使います。
Oh, thank you.
ジョージ「お、ありがとう。」
ナナを縛るためのロープをナナが持って来てくれました。。
Dash it all, Nana, don’t look at me like that.
ジョージ「ちきしょう、ナナ、そんな風に見ないでおくれ。」
このセリフのlikeは「~のような」という意味の前置詞です。指示代名詞のthatを後ろに置いてlike that「そんなふうに」という意味になります。
⇒「指示代名詞とは」
see、look at、watchの違いについては次の記事を参照して下さい。
⇒「see、look at、watchの違い」
Dash it all!は、あまり使われない「ちきしょう!」です。Damn it!の方がよく使われれるのでこれを使うことをお勧めします。