不思議の国のアリス70「裁判中にアリスが巨大化し、女王を怖がらせる」
アリスが「猫」と言ったため、ネズミが暴走しました。
The jam. The jam. By order of the King.
王「ジャム、ジャム、王の命令だぞ。」
by order of~は「~の命令」という意味です。
The jam.
三月ウサギ「ジャムだ。」
アリスがジャムを見つけて三月ウサギに渡しました。法廷にジャムがあるとはナイス展開です。
Let me have it!
女王「私にそれを持たせろ!」
「let me 原形不定詞」は「私に~させて」とうい意味の命令文です。
⇒「命令文とは」
Somebody’s head is going to roll for this! Aha!
女王「このために誰かの頭が転がることでしょう!」
be going toは予定を表現するのに使うイメージが強いですが、確実に起こりそうな未来を表現するのにも使われます。
⇒「助動詞willとは」
somebodyは不定代名詞で「誰か」という意味です。
⇒「不定代名詞~body、~one、~thing」
ahaは調べていたことが分かったときに「なるほど」「そうだ!」といったひらめきのときの間投詞として使う他に、勝ち誇った気持ちで笑うときにも使われます。
The mushroom.
アリス「マッシュルームだ。」
アリスは身体の大きさを変えられるキノコがポケットの中に入っていることを思い出し、両方とも食べました。
Off with her..
女王「彼女の。。」
off with one’s headは「~の首をはねる」という意味です。
キノコを食べた効果でアリスが巨大化しました。
Oh, pooh. I’m not afraid of you.
アリス「ふーんだ。あなたたちなんて怖くない。」
poohは嫌いな相手をバカにするようなときに使います。
be afraid of~は「~を怖がる」という意味です。
youは女王のことを指しています。
Why, you’re nothing but a pack of cards.
アリス「なにさ、あなたたちはトランプの一組に過ぎないわ。」
このセリフのwhyは疑問詞ではなく間投詞です。驚きや承認を表したり、「えっと」のように考えているときや、「なにさ」のように相手に反抗の態度を示すときに使われます。
このセリフのnothing but~は「~にすぎない」という意味です。
pack of cardsは「トランプの一組」という意味です。
Rule 42.. All persons more than a mile high must leave the court immediately.
王「ルール42。。高さが1マイル以上のすべての人は直ちに法廷を去らなければならない。」
※このセリフは確認中です。
比較級を使った比較を主語で行っているセリフです。
⇒「比較級とは」
All persons more than a mile highmust leavethe court immediately.
1マイルは1609メートルです。さすがにそこまでは大きくなさそうですね。日本とアメリカの距離の単位の違いについては次の記事を参照して下さい。
⇒「日本とアメリカの距離の単位の違い」
I am not a mile high and I’m not leaving.
アリス「私は高さ1マイルじゃないし、去らないわ。」
この文は等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)I am not a mile high.
(B)I’m not leaving.
進行形は「いままさに~している」という使い方の他に、実際に予定されている近い未来の行動を表すときにも使います。
Sorry. Rule 42, you know.
女王「残念だけど、ルール42があるでしょ。」
sorryは相手に対する謝罪を目的としただけのものではなく、「心が痛む」というイメージが中心にあります。そのイメージから「ごめんなさい」という謝罪の表現になったり、「残念だ」という悲しみや切ない気持ちの表現になったりします。I’m sorryは結構重たい言葉です。言われたら相手の心の痛みを感じましょう。
You knowは直訳すると「あなたは知っている」、この意味から派生して「~でしょ?」「~じゃん?」のような聞き手の同意を求めるときのフレーズとして使用されます。