この記事では前置詞のfrom、since、offについて説明します。前置詞とは何かについては次の記事を参照して下さい。
⇒「前置詞とは

from(出発点)

fromの基本イメージは「出発点」です。物事が行われるときの起点を示して「~から」を表現します。出発点から離れていくニュアンスになります。

Pit and Taro started from Tokyo to Aomori.

「ピットと太郎は東京から青森に出発した。」

東京から出発

 

場所に限らず、時間、数値など様々な出発点をfromで表現できます。toと一緒に使って「from A to B」で「AからBに」という表現でよく使いますが、toを省略することもあります。

A party is held from 19:00 to 23:00.

「パーティーが19時から23時まで開かれる。」

The number of participants increased from 3 to 6.

「参加人数が3人から6人に増えた。」

以下の文はtoが省略されていて、最安値が1000円という意味になります。

The ticket fee ranges from 1000 yen.

「チケット代は1000円からです。」

パーティーの準備をする

from(出どころ)

出発点のイメージから派生して、人や物の出どころを表現するのに使われます。

Taro is from Saitama.

「太郎は埼玉出身である。」

Pit got plates from Taro.

「ピットは太郎から皿をもらった。」

食器を受け取る

from(材料)

出発点のイメージから派生して、物が作られた材料を表現するのに使われます。

This alcohol is made from apples.

「このお酒はリンゴから作られている。」

材料を表現するときに使われる前置詞には from と of があります。fromは加工されて元の状態に戻せない材料を表現するときに使われ、ofは元の状態を保っている材料を表現するときに使います。

なんだかややこしいですが、of、fromのどちらを使うべきかは、目で見て何から作られているか分かるかどうかが一つのポイントです。分かるものはof、形が変わって何から作られているか分からないものにはfromを使います。

例えば、野菜ジュースの中身は見ただけでは分からないのでfromになります。ぶつ切りは目で見て分かるのでofを使います。

This salad is made of tomatoes, apples, and lettuce.

「このサラダはトマトとリンゴとレタスで作られている。」

しかし、話し手の感覚によってどちらを使うかの基準は変化します。例えば、チョップドサラダ(みじん切りのサラダ)はmade of、made from、どちらも使われています。

シードルはリンゴから作られている

from(原因)

出発点のイメージから派生して、物事が起きた原因を表現するのに使われます。原因の意味で使う場合はfromの後ろに動名詞を置くことがあります。
⇒「動名詞とは

Taro collapsed from overwork.

「太郎は過労で倒れた。」

Taro collapsed from overworking.

「太郎は過労で倒れた。」

原因のfromは、死因や苦悩などネガティブなものに使われる印象がありますが、ポジティブなものにも使うことができます。

Taro became healthy from eating apples.

「太郎はリンゴを食べて健康になった。」

太郎が過労で倒れる

from(根拠)

出発点のイメージから派生して、主節の根拠を表現するのに使われます。

Taro is exhausted from the way he looks .

「太郎の表情から判断すると、彼は力尽きている。」

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from(区別)

基点から離れるイメージから派生して、ものを区別する表現に使われます。

This alcohol is different from other alcohol.

「このお酒は他のとは違う。」

区別のfromとともに使える動詞は少ないので覚えてしまいましょう。knowを「区別する」という意味で使うには誤解されないようにthe differenceなどをつけたほうがいいです。

動詞 例文
different from A
「Aとは異なる」
This apple is different from the others.
「このリンゴは他のとは違う。」
tell A from B
「AとBを区別する」
Pit cannot tell pimento and paprika.
「ピットはピーマンとパプリカを区別できない。」
distinguish A from B
「AとBを区別する」
Pit cannot distinguish pimento and paprika.
「ピットはピーマンとパプリカを区別できない。」
know A from B
「AとBを区別する」
Pit cannot know the difference between pimento and paprika.
「ピットはピーマンとパプリカに違いを区別できない。」

from(離す)

基点から離れるイメージから派生して、物を離したり、どけたり、解放したりする表現に使われます。

Taro is a person free from prejudice.

「太郎は偏見のない人だ。」

Taro removed some plates from the room.

「太郎はいつくかの皿を部屋からどけた。」

皿を部屋からどけた

from(抑止)

基点から離れているイメージから派生して、行動や事象を抑止する表現で使います。

Taro prevent Pit from drinking.

「太郎はピットがお酒を飲むのを妨げた。」

下表はfromを使って行動や事象を抑止する動詞の代表的なものです。

項目 意味
prevent A from doing 「Aが~するのを妨げる」
stop A from doing 「Aが~するのを妨げる」
keep A from doing 「Aが~するのを妨げる」
discourage A from doing 「Aに~するのを思いとどまらせる」
deter A from doing 「Aをおじけずかせて~を思いとどまらせる」
hinder A from doing 「Aが~するのを妨げる」
restrain A from doing 「Aが~するのを妨げる」
dissuade A from doing 「Aを説得して~をやめさせる」

お酒にくさりが巻かれている

since(~以来)

fromの意味に似ている前置詞にsinceがあります。fromは場所、状況、時間、数値など様々な「~から」を表現できますが、sinceは時間的な「~から」のみで使えます。

fromは冒頭で述べたように「物事の起点を示して〜から」、つまりスタート地点を表現します。一方、sinceは「起点から現在、または話題となっている時点まで継続している事柄の起点」が色濃くなります。そのため、完了形で使うことが多いです。

They have been enjoying the party since evening.

「夕方から彼らはパーティーを楽しんでいる。」

They had been enjoying the party since evening.

「夕方から彼らはパーティーを楽しんでいた。」

ちなみに、sinceは従位接続詞としても使うことができます。
⇒「従位接続詞sinceとは

夕方からパーティー

off(分離)

fromの意味に似ている前置詞にoffがあります。両方とも「離れる」という意味を持ちますがニュアンスに違いがあります。

fromは出発点から離れたあとに到着するまでをイメージして話すことが多いですが、offは到着までのイメージがないことです。固定されているものを解放するようなイメージでよく使われます。

They rounded off the party at 11 pm.

「彼らは午後11時にパーティーをお開きにした。」

まとめ

以上、前置詞のfrom、since、offについて説明しました。下表はまとめです。

前置詞 説明
from
出発点
物事が行われるときの最初の位置。出発点から離れていくニュアンスになる。派生イメージは出どころ、材料、原因、根拠、区別、離す、抑止。
since
以来
物事が行われるときの時間的な出発点。sinceは過去の時間的な出発点でのみ使える。完了形で使われることが多い。
off
分離
到達点のイメージを持たずに分離する。固定されていたものを解放するイメージ。
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