ダンボ37「木の上で目覚めた理由を考える。」
ダンボとネズミは朝目覚めると木の上に寝ていて、驚いた反動で下に落ちてしまいました。
Ah, don’t pay no attention to them scarecrows.
ネズミ「あー、あんな奴らのことは気にするな。」
pay attention to~は「~に注意を払う」という意味で、pay no attention to~は「~に注意を払わない」という意味になります。payの前にdon’tと言っているので、「注意を払わないことをするな」⇒「注意を払え」という意味になってしまいそうですね。文法的にどうなのか確認しておきます。
scarecrowsは「かかし」のことですが、かかしのようなみすぼらしい人たちという例えで使われることがあります。
them と scarecrows の2つの名詞が並んでいることを変だと思った人、ナイス直感です。日本語でも名詞を2つ並べて言い換えることがあります。例えば、「俺たち湘南高校は甲子園に出場します。」の文は「俺たち」と「湘南高校」の名詞を2つ並べています。英語もこれと同じです。
Come on, Dumbo. Let’s get back to the circus.
ネズミ「おいで、ダンボ。サーカスに戻ろう。」
come onは「こっちに来い」という意味以外にもいろいろな意味で使われます。このセリフは自分と一緒に来てほしいときに言うcome onです。
get back to~は「~に戻る」という意味です。
So long, boy!
カラス「またなー、少年」
So longはGood byeと同じように別れの挨拶です。Good byeよりもくだけた言い方とされていますが、深く考えて使い分ける必要はありません。
But I wonder how we ever got up in that tree, anyway.
ネズミ「でも、それにしても一体どうやってあの木の上で目が覚めたんだろう。」
疑問副詞のhowを使った間接疑問文です。
⇒「疑問副詞とは」
⇒「間接疑問文とは」
Butは通常、文頭に置いてはいけないというルールがあり、代わりにHoweverを使いますが、会話では気にせずにButから始める人は多いです。
wonderは不思議や疑問を持ちながら「思う」ことを表現するときに使われる動詞です。
everは疑問詞を使った文の中で使われると、疑問詞を強調する働きをします。その場合、「一体~」と訳すとしっくりきます。
thatは「あの~」を意味する指示代名詞です。
⇒「指示代名詞とは」
Iwonderhow we ever got up in that tree, anyway.
anywayは、any「どんな」+way「手段、方法」の基本イメージを持つ副詞ですが、「とにかく」、「にしても」などの意味で、会話の内容を変える時にも使います。
Now, let’s see.
ネズミ「さて、えーっと」
Nowは「さて」、「では」などの意味で話を切り替えるときに、文頭に置くことがあります。
let’s see.は複数人で話てしいるときに「えーっと」と言いながら考えるときに使われます。「えーっと」という他の表現にlet me seeがあります。let me seeは独り言のように言うときに使い、let’s seeはみんなで考えるようなときに使います。
というのもlet’s seeのlet’sはlet usの略なので、let me seeと比較すると、
let us see.
let me see.
となり、考える主体が私(me)なのか、私たち(us)なのかの違いになります。
⇒「letを使った命令文とは」
この物語でもコウノトリがlet me seeを独り言で言っていました。
⇒「let me seeのシーン」
Elephants can’t climbs trees, can they?
ネズミ「象は木を登れないよね?」
付加疑問文です。文末に「動詞(助動詞)+主語?」を付加することで、聞き手の同意や意見を求めています。
⇒「付加疑問文とは」
No, No, that’s ridiculous.
ネズミ「いや、いや、ばかげている」
先ほどの付加疑問文に対して自分でNoと答えています。「象は木を登れないよね?」という質問に対してNoと答えることに違和感を感じた人、ナイスです。その理由は付加疑問文の記事に書いてあります。
⇒「付加疑問文とは」
Couldn’t jump up. Mm-mm. It’s too high.
ネズミ「」
※この文は確認中です。
Hey yes, maybe you all flew up.
カラス「そうだよ。多分君たちは飛んだんだ。」
※この文は確認中です。