ピーターパン5「父親がカフスボタンを探しに子供たちの部屋にくる」
マイケルが「お前は年を取った船底のネズミだ。」という汚い言葉を使いました。
Now, see here, Michael..
ジョージ「おい、こらこら、マイケル。」
see hereは警告や禁止の意味を含む「おい!」や 「こらこら!」という意味になるときがあります。「ここを見ろ」と誤解しやすいポイントです。
頭にNowをつけて、Now, see here.(おい、こらこら)と言うことが多いので、このフレーズで覚えてしまうことをお勧めします。
Oh, not you, Father. You see, he is Peter Pan.
ジョン「あ、あなたじゃないよ、お父さん。えっと、彼はピーターパン。」
You see は You knowと同じように、相手に何かを説明する前に言うことがあります。You knowは聞き手が知っていることを前提に「ほら、~じゃん」といったニュアンスになるのに対し、You seeは聞き手が知らない情報をこれからいうときにも使えます。
これから話す情報 | 先に言うこと |
---|---|
聞き手が既に知っている | You know You see |
聞き手はまだ知らない | You see |
And John’s Captain Hook.
マイケル「そしてジョンはキャプテンフック」
Yes, yes, of course.
ジョージ「はい、はい、もちろんだとも」
「お父さんのことじゃない」⇒「もちろんだとも」という流れから。父親(ジョージ)は自分に対して汚い言葉を言われたことを怒ったのではなく、汚い言葉を使ったマイケルを注意したということが分かります。
Have you seen my cuff.. Oh! Nana, for goodness sake!
ジョージ「私のカフス。。おっと!ナナ、本当にもう!」
現在完了形(経験)の疑問文です。
⇒「現在完了形とは」
my cuffs linksと言う前に、ナナにぶつかってセリフが途中で止まりました。
cuff linkとは「カフスボタン」です。カフスボタンとはYシャツの袖に付けるアクセサリーのことです。
for goodness sakeは「お願いだから」という意味で懇願するときに使います。その他に、イライラしながら「本当にもう!」と怒るときにも使います。
For goodness sake! give me one apple.
「お願いだからリンゴを1つください。」
For goodness sake! All the apples were eaten by someone.
「本当にもう!リンゴを全部誰かに食べられた。」
Where are those cuff links?
ジョージ「あのカフスリンクは何処かな?」
疑問副詞を使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは」
thoseは指示代名詞です。カフスリンクは右袖用と左袖用の2つがあるので複数形のthoseを使っています。
⇒「指示代名詞とは」
Cuff links, Father?
ジョン「カフリンク?お父さん」
Yes, the gold ones.
ジョージ「ああ、金色のヤツ」
このセリフのonesは不定代名詞です。oneが複数形になっていることや、不定代名詞にも関わらず冠詞のtheがついて特定されていることを不思議に思った人は、不定代名詞の記事を読んで下さい。
⇒「不定代名詞oneとは」
Michael, the buried treasure. Where is it?
ジョン「マイケル、埋蔵された宝、どこにある?」
疑問副詞を使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは」
buriedはbury「埋蔵する」の過去分詞で、treasureを修飾しています。
⇒「過去分詞とは」
I don’t know.
マイケル「分からない。」
The map then. Where’s the treasure map?
ジョン「じゃあ地図は。宝の地図はどこだ?」
疑問副詞のwhereを使った疑問文です。
⇒「疑問副詞とは」
thenは「すると」や「そのとき」という意味で使うイメージが強いですが、相手の言葉を受けて「じゃあ~」と答えるときの表現で使うこともできます。
It got lost.
マイケル「失くした。」
get lostは「道に迷う」「行方不明になる」という意味です。
例)Oh dear, I got lost. 「ああ、道に迷ってしまった。」