ピーターパン15「ウェンディがピーターパンの影をピーターパンの足に縫い付けてあげる」
ウェンディがピーターパンにマシンガントークをしています。
After all, one can’t leave his shadow lying about and not miss it sooner or later.
ウェンディ「結局、遅かれ早かれ、人は影を出しっぱなしにしておくことも、見逃すこともできないわ。」
等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは」
(A)One can’t leave his shadow lying about.
(B)One can’t miss it sooner or later.
このセリフのoneは不定代名詞です。誰というわけではない人のことを言っています。
⇒「不定代名詞oneとは」
After allは「結局」という意味です。
leave ~ lying aboutは「~を出しっぱなしにする」という意味です。
sooner or laterは「遅かれ早かれ」という意味です。
Don’t you agree?
ウェンディ「そうだよね?」
否定疑問文で相手の同意を求めています。
⇒「否定疑問文とは」
What I still don’t understand is how Nana got it in the first place.
ウェンディ「まだ分からないことは、そもそも、どうやってナナはそれを手に入れたかね。」
関係代名詞のwhatを使った名詞節が主語になっています。whatは先行詞のいらない凄いやつです。
⇒「関係代名詞whatとは」
補語は疑問副詞のhowを使った間接疑問文です。
⇒「間接疑問文とは」
このセリフのitは「影」のことを指しています。
in the first placeは「そもそも」という意味です。
What I still don’t understandishow Nana got it in the first place.
She really isn’t.. Oh, sit down. It won’t take long.
ウェンディ「彼女は本当は。。あ、座って。時間はかからないわ。」
sit downは「座る」という意味です。
won’t はwill notの短縮形です。「~ではないでしょう」と未来を予想しています。
⇒「助動詞willとは」
take longは「時間がかかる」という意味です。
She really isn’t vicious, you know.
ウェンディ「彼女は本当に悪い子じゃないでしょ。」
You knowを直訳すると「あなたは知っている」、この意味から派生して、聞き手が知っていることを前提に「ほら~」「~でしょ?」「~じゃん?」のような聞き手の同意を求めるときのフレーズとして使用されます。ちなみに、You seeも相手に何かを説明する前に言うことがあり、聞き手が知らない情報をこれからいうときにも使えます。
これから話す情報 | 先に言うこと |
---|---|
聞き手が既に知っている | You know You see |
聞き手はまだ知らない | You see |
She’s a wonderful nurse. Although Father says..
ウェンディ「彼女は素晴らしい世話役よ。お父さんはああ言ってたけど。。」
Girls talk too much.
ピーターパン「女の子はよくしゃべる。」
too muchは「あまりにたくさん」という意味です。
Yes, girls talk too… Oh.
ウェンディ「そうね。女の子はよく。。あら。」
ボケていませんが、ノリツッコミのような感じです。
Well, get on with it, girl.
ピーターパン「さあ、ぐずぐずせずにやれ、女の子」
Wellは色々な意味に解釈されます。何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。このセリフのWellは話を変えるときの「さあ」です。
get on with itは「ぐずぐずせずにやる」という意味です。ちなみに、不思議の国のアリスに出てくる女王も同じセリフを言いました。
⇒「女王のget on with itのシーン」
My name is Wendy. Wendy Moira Angela Dar..
ウェンディ「私の名前はウェンディ、モイラ、アンジェラ、ダー、、」
Wendy’s enough.
ピーターパン「ウェンディで十分だ。」