ピーターパン15「ウェンディがピーターパンの影をピーターパンの足に縫い付けてあげる」

2017年7月23日

ウェンディがピーターパンにマシンガントークをしています。

 

After all, one can’t leave his shadow lying about and not miss it sooner or later.

ウェンディ「結局、遅かれ早かれ、人は影を出しっぱなしにしておくことも、見逃すこともできないわ。」

等位接続詞のandを使って以下の2つの文を繋いでいます。
⇒「等位接続詞andとは

(A)One can’t leave his shadow lying about.

(B)One can’t miss it sooner or later.

このセリフのoneは不定代名詞です。誰というわけではない人のことを言っています。
⇒「不定代名詞oneとは

After allは「結局」という意味です。

leave ~ lying aboutは「~を出しっぱなしにする」という意味です。

sooner or laterは「遅かれ早かれ」という意味です。

 

 

Don’t you agree?

ウェンディ「そうだよね?」

否定疑問文で相手の同意を求めています。
⇒「否定疑問文とは

 

 

What I still don’t understand is how Nana got it in the first place.

ウェンディ「まだ分からないことは、そもそも、どうやってナナはそれを手に入れたかね。」

関係代名詞のwhatを使った名詞節が主語になっています。whatは先行詞のいらない凄いやつです。
⇒「関係代名詞whatとは

補語は疑問副詞のhowを使った間接疑問文です。
⇒「間接疑問文とは

このセリフのitは「影」のことを指しています。

in the first placeは「そもそも」という意味です。

What I still don’t understandishow Nana got it in the first place.

 

 

She really isn’t.. Oh, sit down. It won’t take long.

ウェンディ「彼女は本当は。。あ、座って。時間はかからないわ。」

sit downは「座る」という意味です。

won’t はwill notの短縮形です。「~ではないでしょう」と未来を予想しています。
⇒「助動詞willとは

take longは「時間がかかる」という意味です。

 

 

She really isn’t vicious, you know.

ウェンディ「彼女は本当に悪い子じゃないでしょ。」

You knowを直訳すると「あなたは知っている」、この意味から派生して、聞き手が知っていることを前提に「ほら~」「~でしょ?」「~じゃん?」のような聞き手の同意を求めるときのフレーズとして使用されます。ちなみに、You seeも相手に何かを説明する前に言うことがあり、聞き手が知らない情報をこれからいうときにも使えます。

これから話す情報先に言うこと
聞き手が既に知っているYou know
You see
聞き手はまだ知らないYou see

 

 

She’s a wonderful nurse. Although Father says..

ウェンディ「彼女は素晴らしい世話役よ。お父さんはああ言ってたけど。。」

 

 

Girls talk too much.

ピーターパン「女の子はよくしゃべる。」

too muchは「あまりにたくさん」という意味です。

 

Yes, girls talk too… Oh.

ウェンディ「そうね。女の子はよく。。あら。」

ボケていませんが、ノリツッコミのような感じです。

 

 

Well, get on with it, girl.

ピーターパン「さあ、ぐずぐずせずにやれ、女の子」

Wellは色々な意味に解釈されます。何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。このセリフのWellは話を変えるときの「さあ」です。

get on with itは「ぐずぐずせずにやる」という意味です。ちなみに、不思議の国のアリスに出てくる女王も同じセリフを言いました。
⇒「女王のget on with itのシーン

 

 

My name is Wendy. Wendy Moira Angela Dar..

ウェンディ「私の名前はウェンディ、モイラ、アンジェラ、ダー、、」

 

Wendy’s enough.

ピーターパン「ウェンディで十分だ。」