ダンボ35「木の上で寝ているネズミをカラスが起こす」

2017年6月18日

カラスたちは木の上で寝ているダンボとネズミを発見しました。

 

Well, hush my beak.

カラス「ああ、驚いた。」

文頭に置くwellは色々な意味に解釈されます。驚いたときは「まあ」、安心したときは「やれ」、話を変えるときは「さて」など続く文によって解釈が異なります。先頭のWellの意味を正確にとらえなくても続けて言うことの意味は分かるので、あまり深く考えず、何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。

hush my mouthというフレーズがあります。直訳すると「私の口を静かにさせる」。驚いたときは人間はしゃべらなくなります。このイメージから「驚いた」というフレーズとして使われます。

この表現のmouth(くち)を、beak(くちばし)に置き換えてhush my beakという表現になっています。なので、私たちはhush my mouthと言いましょう。

 

 

Go ahead. Wake 'em up, brother.

カラス「どうぞ、彼らを起こしてくれ、相棒」

go aheadは「どうぞ」という意味です。相手に先に譲ろうと思ったときによく使われるフレーズです。例えば、二人同時にエレベーターを降りようとしてぶつかりそうになったとき、相手に先を譲るために「Go ahead」と言います。命令形ですが、命令口調のニュアンスにはならないので安心して使って下さい。

wake up~は「~を起こす」という意味です。

'emはthemの略です。音声をよく聴くとth(ゼ)が発音されていないのが分かります。

brotherは実の兄弟の他にも、同僚や仲間の呼称にも使います。

 

 

Yeah. Find out what they are doing up here.

ネズミ「ああ、彼らがあの上で何をしているのか明らかにしてくれ。」

疑問詞のwhatを使った間接疑問文です。what節が目的語になっています。
⇒「間接疑問文とは

Find outwhat they are doing up here.

この文のfind outは「明らかにする」という意味です。

up thereは「あの上で」という意味です。

yeahは喜んだときの「イエーイ!」で使う印象がありますが、相手の話に反応するときにも使われます。

 

 

And ask what they want.

カラス「そして、彼らが何を求めているのか聞いてくれ。」

疑問詞のwhatを使った間接疑問文です。what節が目的語になっています。
⇒「間接疑問文とは

askwhat they want.

 

 

OK, boys. Leave it to me.

カラス「分かった、お前ら。俺に任せておけ。」

leave it to~は「~に任せる」という意味で、日常会話でもよく使います。leaveは「置いていく」という意味を持つ動詞なので、「それを~に置いていきなさい」⇒「~に任せなさい」になるイメージです。

leaveの基本イメージは「去る」なので、「私から離れろ」とう意味に誤解しないように十分注意して下さい。

聞き手にまかせるときは以下のように言います。

I’ll leave it to you. 「君に任せるよ。」

 

このあと、ボスのカラスがダンボが寝ている枝まで降りて行きました。

 

Oh.. Those pink elephants.

ネズミ「おおー!あのピンクの象たち」

thoseは「あの~」の指示代名詞です。thoseはthatの複数形です。複数匹のピンクの象に対する「あの~」なのでthoseを使っています。
⇒「指示代名詞とは

 

 

Ho! Pink elephants!

hahahaha…

カラス「ほー!ピンクの象!」

カラス「あはははは」

カラスめっちゃ笑ってます。

 

 

Whats so funny?

ネズミ「何がそんなにおかしい?」

疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは

 

 

What are you boys doing down here, anyway?

ネズミ「にしても、君たちここに降りてきて何をしている?」

疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは

What are you doing here?は「ここで何をしている?」という意味です。これに副詞のdownをつけて「下に降りてきて何をしている」というニュアンスにしています。

you と boys の2つの名詞が並んでいることを変だと思った人、ナイス直感です。日本語でも名詞を2つ並べて言い換えることがあります。例えば、「俺たち湘南高校は甲子園に出場します。」の文は「俺たち」と「湘南高校」の名詞を2つ並べています。英語もこれと同じです。

anywayは、any「どんな」+way「手段、方法」の基本イメージを持つ副詞ですが、「とにかく」、「にしても」などの意味で、今まで話していた内容を変える時にも使います。

 

 

What are we doing down here?

カラス「俺たちがここに降りてきて何をしているだって?」

相手の言ったセリフを言い返している文です。主語をweに変えて自分たちのことに言い換えています。

 

 

Well, hear him talk.

カラス「まあ、彼の言うことを聞いてくれ。」

カラスの仲間たちへの命令文です。

この文は第5文型(SVOC)の文で、知覚動詞のhearを使うと「OがCするのを聞く」という意味になります。

hearhimtalk.

hearは「聞こえてくる」というニュアンスで使われることが多いですが、よく聞くという意味でも使われます。

hear a lesson「レッスンを聞く」