ダンボ28「サーカスの劇団員がもっと観客を沸せるアイディアを出し合う」
ダンボがお母さんのところに行っている間も、サーカスの劇団員の打ち上げが続いています。
Here you are.
劇団員「はいどうぞ。」
相手が欲しがっているものを差し出すときに言う言葉です。
Pass me the the soy sauce. 「醤油を取ってちょうだい。」
Here you are. 「はいどうぞ」
Pour it in me slipper, joey.
「スリッパの中に注いでくれ、ジョーイ」
pour in~は「~に注ぐ」という意味です。
所有格のmyをmeと言う人がいます。地方の方言なので自分で使わないで下さい。豆知識として覚えておきましょう。このセリフは標準の文で書くと以下になります。
Pour it in my slipper, joey.
Boy, I can’t get over the way we rolled them in the aisles.
劇団員「ああ、観客を笑い転げさせられたのに心打たれたわ。」
boyは「少年」という意味のほかに、興奮や驚きを表す間投詞として使われることがあります。
I can’t get over the wayは「乗り越えることができない」という意味の他に、「驚いた」や「心を打たれた」という意味で解釈されます。
roll in the aislesは「笑い転げる」という意味です。roll them in the aislesで「彼らを笑い転げさせる」になります。
the wayの後ろには関係副詞のhowが省略されています。
Ican’t get overthe wayhow we rolled them in the aisles.
Just wait. we hit the big town.
劇団員「今に見ていろ。俺たちは大都会でヒットしてやる。」
この文のjust waitは「今に見ていろ」という意味です。有名なセリフに「Just wait and see(首を洗って待ってろ)」があります。
This gives me an idea.
劇団員「アイディアがある。」
普通アイディアがあるというときI have an idea.と言いますが、何かからアイディアをもらったような言い方になっています。
Let’s raise the platform the elephant jumps off.
劇団員「象が飛び降りる台を上げよう。」
let’sを文頭に置いた命令文です。let’sを置くことで「さあ~しよう」という誘いになります。
関係代名詞のwhichを使った形容詞節がplatformを修飾しています。ただし、この文のwhichは省略されています。
⇒「関係代名詞whichとは」
Let’s raisethe platformthe elephant jumps off.
jump offは「飛び降りる」という意味です。
Yeah! If they laugh when he jumps 20 feet, they’ll laugh twice as hard if he jumps 40 feet.
劇団員「もし彼が20フィートジャンプしたときに観客が笑ったら、40フィートからジャンプしたら2倍激しく笑うだろう。」
従位接続詞のif(もし~なら)を使った副詞節が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞ifとは」
従位接続詞が3つもあって分かりづらいので細かく見てみましょう。まず、最初のifによって分けられる従位節と主節は以下になります。
(従属節)If they laugh when he jumps 20 feet.
(主節)They’ll laugh twice as hard if he jumps 40 feet.
従属節の中では、従位接続詞のwhen「~のとき」を使った副詞節(when he jumps 20 feet)が主節(they laugh)を補足しています。
⇒「従位接続詞whenとは」
主節の中では、従位接続詞のif(もし~なら)を使った副詞節(if he jumps 40 feet)が主節を補足しています。
⇒「従位接続詞ifとは」
twice as~は「2倍~」という意味です。
⇒「asを使って倍を表現する方法」
日本とアメリカの距離の単位の違いについては次の記事を参照して下さい。
⇒「日本とアメリカの距離の単位の違い」
ちなみに40フィート上げるとは、12メートル上げるということです。12メートルも上げたら天井に届いてしまいそうですね。
Yeah, that’s right. Simple mathematics.
劇団員「その通り。単純な計算だ。」
that’s right は意見に強く賛同するときによく言う言葉です。