ダンボ47(最終回)「ダンボがサーカスで飛んでヒーローになる」
サーカスでダンボが17階の高さから飛び降りました。
Uh-oh. The magic feather!
ネズミ「しまった、魔法の羽が!」
Uh-ohは間違ったときに使う感嘆詞で日本語の「やばい!」とか「しまった!」というニュアンスと同じです。
Dumbo, come on. Fly. Open them ears.
ネズミ「ダンボ、さあ。飛べ。耳を開くんだ。」
命令文を3つ立て続けに言っています。
come onは「こっちに来い」という意味以外にもいろいろな意味で使われます。このセリフのcome onは聞き手を奮い立たせるcome onです。
The magic feather was just a gag.
ネズミ「魔法の羽はただのギャグだった。」
このセリフのgagは日本語で使われるギャグと同じような意味です。
ギャグと似ている言葉に「冗談」がありますが、「冗談」は面白いことや、雰囲気をよくすることを言葉を使って表現することです。一方、日本語の「ギャグ」は言葉を組み合わせたり、短い言葉を使ったり、動きを加えたりして面白いことや、雰囲気を良くすることを表現することです。
上記から、このセリフのgagは「冗談」と言った方が適切のような気がします。
ちなみに、gagは他の意味でも使われることがあります。「ギャグ」からは想像できない意味なので頭の片隅に入れておきましょう。
意味 | 例文 |
---|---|
猿ぐつわ | She tied a gag around his mouth. 彼女か彼に猿ぐつわを縛り付けた。 |
おえっとする (吐きそうな感じ) | He gagged looking at a snail. 彼はカタツムリを見ておえっとした。 |
抑圧する | The President gagged the freedom of speech. 大統領は演説の自由を抑圧した。 |
You can fly.
ネズミ「君は飛べる。」
Honest, you can.
ネズミ「本当なんだ、君は飛べる。」
副詞として文末や文頭に置くhonestは「本当なんだ」や「うそじゃない」などの意味で、相手に訴えかけるニュアンスになります。
Hurry. Open them up. Please.
ネズミ「急いで。耳を広げて。お願い。」
命令文を3つ続けて言っています。
open up~は「~を広げる」という意味です。
Whee. We did it. We did it.
ネズミ「ワーイ、やった。やった。」
Wheeは興奮して喜んでいるときの声です。滑り台などのスリリングな乗り物に乗っているときによく聞きます。
we did itは何かを成し遂げて喜ぶときに言うフレーズです。ダンボとネズミの二人で成し遂げたので主語にWeを使っています。ちなみに、一人で成し遂げたときは I did it! を使い、聞き手を「やったね!」と褒めるときは You did it! と言います。
Let’s show, Dumbo. Power dive.
「さあ見せよう。パワーダイブだ。」
Power diveとは、飛行機がエンジン全開のまま機体を急降下させることです。乗ってる人も、見ている人もとてもスリリングな気持ちになります。
Now, loop the loop.
ネズミ「では、宙返りだ。」
Nowは「さて」、「では」などの意味で話を切り替えるときに、文頭に置くことがあります。
loop the loopとは機体を上昇させて、円を描きながら一回転する技です。ちなみに、筆者は小さい頃、北海道のルスツリゾートという遊園地に遊びに行ったときは、1日で何回も「ループザループ」という乗り物に乗ってました。
後ろ向きに一回転が溜まりません。
You’re making history!
ネズミ「君は歴史を作っている。」
今まさに歴史を作っている最中なので現在進行形を使っています。
⇒「現在進行形とは」
そしてエンディングを迎えます。悲しいくて辛いことが多かったぶん、最後にダンボが活躍できて本当に嬉しいです。
すべてのフレーズを聴き取れるようになったら、ぜひダンボの映画を英語(字幕無し)で観てみて下さい。映画の楽しみ方の新しい感覚が開けます。