従位接続詞「when」の使い方。「~のとき」という意味で主節を補足する。
本記事では従位接続詞「when」について説明します。従位接続詞とは、従属節が主節を補足するようにつなぐ接続詞です。
「私が競技場に着いたとき、あなたはテニスをしていた。」
「小さい頃は、リンゴが苦手だった。」
など、何時何分などの具体的な時刻ではなく、「~のとき」のような文で主節を補足したいときがあります。そんなときにwhenを使います。以降の説明を読む前に従位接続詞「that」の記事を読んでおくと分かりやすいと思います。⇒「従位接続詞とは」
名詞節のwhen「いつ~」
以下の英文を読んで下さい。
(A)I know. 「私は知っている。」
(B)I arrived at the stadium. 「私が競技場に着いたとき。」
上記の文をwhenでつなぐと以下の文になります。
「私はいつあなたが競技場に着いたのか知っている。」
このように、主語+動詞を伴う文の先頭にwhenを置けば、「when+文」のカタマリを「いつ~」という意味の名詞節として使うことができます。
従位接続詞の記事を読んできた人ならば慣れてきたかも知れませんがいつも通り説明します。
名詞節は文中で名詞と同じように使うことができます。名詞はS(主語)、V(述語動詞)、O(目的語)、C(補語)のうちの何になれるか覚えているでしょうか。そうです。S、O、Cになれます。⇒「S、V、O、Cとは」
以下は主語(S)に使った例です。
When you arrived at the stadium is important.
「いつあなたが競技場に着いたのかが重要だ。」
以下は補語(C)に使った例です。
The problem is when you arrived at the stadium.
「問題はあなたがいつ競技場に着いたかだ。」
なお、このような文中に疑問文を埋め込んだ文のことを間接疑問文といいます。⇒「間接疑問文とは」
副詞節のwhen「~のとき」
whenは、主節が行われるタイミングを「~のとき」という意味の従属節で補足します。
以下の英文を読んで下さい。
(A)You were playing tennis. 「あなたはテニスをしていた。」
(B)I arrived at the stadium. 「私が競技場に着いたとき。」
上記の文をwhenでつなぐと以下の文になります。
「私が競技場に着いたとき、あなたはテニスをしていた。」
このように、主語+動詞を伴う文の先頭にwhenを置いて「when+文」のカタマリを「~のとき」という意味の副詞節として使うこともできます。
つまり、カタマリがS、O、Cのいずれにもならない場合、「whether+文」は副詞節となって主節を補足するということです。
副詞節なので、主節の前に置くこともできます。
When I arrived at the stadium, you were playing tennis.
「私が競技場に着いたとき、あなたはテニスをしていた。」
as「~のとき」
いろんな文法で登場するasですが、「~のとき」を表す接続詞としても使うことができます。
現代英語語法辞典には以下のように記載されています。
時を表すas
2つの出来事が同時に起こる場合、as節には通例、進行形を用いるが、特にgrow、lie、sitなど状態の変化や継続的動作を表す動詞は単純時制も可能。
同時性を包含するので、次のように2つの出来事が前後する場合や年齢・時期をいう場合はwhenを用い、asは用いられない。
When I arrived home, I phoned the police.
When I was a child we lived in London.
引用元: 現代英語語法辞典
つまり、主節と従属節の内容が同時に行われるときにasを使うということです。
The telephone rang as I got home.
「家についたとき、電話が鳴った。」
着いたと同時に電話が鳴ったことが聞き手に伝わります。
as soon as「~するとすぐに」
ほぼ同時に行われることを強調するときは、まるでasをパワーアップさせたかのような接続詞「as soon as(~するとすぐに)」を使います。以下の英文を読んで下さい。
The telephone rang as soon as I got home.
「家に着いたらすぐに電話が鳴った。」
3語で接続詞というのが何か違和感がありますが慣れましょう。もちろん、主節の前に置くこともできます。
As soon as I got home, the telephone rang.
when「~であるのに」
従位接続詞のwhenは「いつ~」、「~のとき」の意味で使われることが大半ですが、「~であるのに」のような意味で、論理的におかしい事柄の根拠を説明するのに使われることがあります。
⇒「実施のシーン」
Why does Pit buy apples when apples will be cheaper next week.
「来週リンゴが安くなるのに、なぜピットはリンゴを買うのか」