ダンボ42「ダンボとネズミが帰ろうとしたところ、カラスが引き留めて協力したいと言い出す」
ネズミの説教が終わり、ネズミはダンボを連れて帰ろうとします。
Come on, Dambo.
ネズミ「おいで、ダンボ。」
come onは「こっちに来い」という意味以外にもいろいろな意味で使われます。このセリフは自分と一緒に来てほしいときに言うcome onです。
Hey, brother. W..W..Wait a minute.
カラス「おい、相棒。ちょっと待ってくれ」
Wait a minuteは相手に待って欲しいことを伝えるときに言うフレーズです。命令形なので「ちょっと待て」のような威張った感じになりかねないので、「Wait a minute, will you?」と言う人もいます。
似たような表現に「One moment, please」や「Just a moment」があります。
⇒「One moment, pleaseのシーン」
Don’t go away feeling like that.
カラス「そんな風に考えながら行くなよ。」
分詞構文を使った副詞句(feeling like that)が主節を補足しています。
⇒「分詞構文とは」
go awayは「立ち去る」という意味です。
We done seen the light.
カラス「」
※このセリフは確認中です。
(・□・;)むむ!
アフリカ系アメリカ人の方言では現在完了形に使うhave(had)の代わりにdoneまたはbeenを使うそうです。この方言については詳しくは研究しませんが、標準語では以下のようなセリフになると考えられます。
We have seen the light. 「俺たちは光を見た。」
You boys is okay.
カラス「君たちは大丈夫だ。」
you と boys の2つの名詞が並んでいることを変だと思った人、ナイス直感です。日本語でも名詞を2つ並べて言い換えることがあります。例えば、「俺たち湘南高校は甲子園に出場します。」の文は「俺たち」と「湘南高校」の名詞を2つ並べています。英語もこれと同じです。
Please, you’ve done enough.
ネズミ「すいませんが、もう十分です。」
pleaseは丁寧な感じで相手の注意を引くときに言うことがあります。
相手に沢山やってもらったあとに、日本語でも「もう十分です。」と言って断るときがあります。ストレスをたくさん受けて「もう十分だ」、ご飯をたくさん奢ってもらって「もう十分です」。悪いイメージ。良いイメージどちらでも使いますね。それと同じです。
have doneを使った慣用的な表現といえば他に You have done it again! 「またやったな!」があります。この表現も、失敗したときの悪いイメージ、成功したときの良いイメージどちらでも使えます。
But we’s all fixing to help you.
カラス「でも、俺たちはみんな君を助けるつもりなんだ。」
we’sという聞きなれない言葉が出ていましたが、これはWe areの略でアフリカ系アメリカ人の方言です。We areを短縮してWe’sってなんでやねんとツッコミたくなりますが短縮形です。
be fixing to~もアフリカ系アメリカ人の方言でbe going to~「~するつもり(予定)」と同じ意味になります。
⇒「be going toとは」
カラスたちは黒いので黒人をイメージしたキャラ作りのようですね。
Ain’t that true, boys?
カラス「本当だよな、お前たち?」
否定疑問文です。我々日本人はこのあたりの解釈が混乱します。否定疑問文を使うのは2つの目的があります。
(その1)「そうだよ」という答えを期待して質問する。
Isn’t she beautiful? 「彼女って美人じゃないの?」⇒「美人だよね?」
Yes, she is.
(その2)違うという事実を確認する。
Isn’t she beautiful? 「彼女は美人じゃないの?」
No, she isn’t.
答え方がYes、No、どちらにすればいいのか混乱した人は次の記事を見て下さい。
⇒「付加疑問文とは」
今回のセリフは(その1)の「そうだよ」とうい答えを期待した質問です。
ain’tは、am not、aren’t、isn’t、haven’tの短縮形です。
⇒「もう少し詳しく」
先ほどの質問に対するカラスたちの回答です。セリフが重なって何と言っているかよく聞こえませんが、rightとかYeahとかが聴こえるのと顔を縦に振っているので、
Yes, that is true.
というニュアンスの回答をしていることがわかります。
You wanna make the elephant fly, don’t you?
カラス「君は象を飛ばしたいんだろ?」
付加疑問文を使って相手の同意を求めています。
⇒「付加疑問文とは」
wanna は want toの略です。
不定詞を使った名詞句が目的語になっています。句の中は第5文型(SVOC)で、使役動詞のmakeを使って「OをCさせる」とう意味になります。
⇒「不定詞とは」
⇒「使役動詞とは」
Youwantto make the elephant fly, don’t you?