ダンボ42「ダンボとネズミが帰ろうとしたところ、カラスが引き留めて協力したいと言い出す」

2017年7月23日

ネズミの説教が終わり、ネズミはダンボを連れて帰ろうとします。

 

Come on, Dambo.

ネズミ「おいで、ダンボ。」

come onは「こっちに来い」という意味以外にもいろいろな意味で使われます。このセリフは自分と一緒に来てほしいときに言うcome onです。

 

 

Hey, brother. W..W..Wait a minute.

カラス「おい、相棒。ちょっと待ってくれ」

Wait a minuteは相手に待って欲しいことを伝えるときに言うフレーズです。命令形なので「ちょっと待て」のような威張った感じになりかねないので、「Wait a minute, will you?」と言う人もいます。

似たような表現に「One moment, please」や「Just a moment」があります。
⇒「One moment, pleaseのシーン

 

 

Don’t go away feeling like that.

カラス「そんな風に考えながら行くなよ。」

分詞構文を使った副詞句(feeling like that)が主節を補足しています。
⇒「分詞構文とは

go awayは「立ち去る」という意味です。

 

 

We done seen the light.

カラス「」

※このセリフは確認中です。

(・□・;)むむ!

アフリカ系アメリカ人の方言では現在完了形に使うhave(had)の代わりにdoneまたはbeenを使うそうです。この方言については詳しくは研究しませんが、標準語では以下のようなセリフになると考えられます。

We have seen the light. 「俺たちは光を見た。」

 

 

You boys is okay.

カラス「君たちは大丈夫だ。」

you と boys の2つの名詞が並んでいることを変だと思った人、ナイス直感です。日本語でも名詞を2つ並べて言い換えることがあります。例えば、「俺たち湘南高校は甲子園に出場します。」の文は「俺たち」と「湘南高校」の名詞を2つ並べています。英語もこれと同じです。

 

 

Please, you’ve done enough.

ネズミ「すいませんが、もう十分です。」

pleaseは丁寧な感じで相手の注意を引くときに言うことがあります。

相手に沢山やってもらったあとに、日本語でも「もう十分です。」と言って断るときがあります。ストレスをたくさん受けて「もう十分だ」、ご飯をたくさん奢ってもらって「もう十分です」。悪いイメージ。良いイメージどちらでも使いますね。それと同じです。

have doneを使った慣用的な表現といえば他に You have done it again! 「またやったな!」があります。この表現も、失敗したときの悪いイメージ、成功したときの良いイメージどちらでも使えます。

 

 

But we’s all fixing to help you.

カラス「でも、俺たちはみんな君を助けるつもりなんだ。」

we’sという聞きなれない言葉が出ていましたが、これはWe areの略でアフリカ系アメリカ人の方言です。We areを短縮してWe’sってなんでやねんとツッコミたくなりますが短縮形です。

be fixing to~もアフリカ系アメリカ人の方言でbe going to~「~するつもり(予定)」と同じ意味になります。
⇒「be going toとは

カラスたちは黒いので黒人をイメージしたキャラ作りのようですね。

 

 

Ain’t that true, boys?

カラス「本当だよな、お前たち?」

否定疑問文です。我々日本人はこのあたりの解釈が混乱します。否定疑問文を使うのは2つの目的があります。

(その1)「そうだよ」という答えを期待して質問する。

Isn’t she beautiful? 「彼女って美人じゃないの?」⇒「美人だよね?」

Yes, she is.

 

(その2)違うという事実を確認する。

Isn’t she beautiful? 「彼女は美人じゃないの?」

No, she isn’t.

答え方がYes、No、どちらにすればいいのか混乱した人は次の記事を見て下さい。
⇒「付加疑問文とは

今回のセリフは(その1)の「そうだよ」とうい答えを期待した質問です。

ain’tは、am not、aren’t、isn’t、haven’tの短縮形です。
⇒「もう少し詳しく

 

 

先ほどの質問に対するカラスたちの回答です。セリフが重なって何と言っているかよく聞こえませんが、rightとかYeahとかが聴こえるのと顔を縦に振っているので、

Yes, that is true.

というニュアンスの回答をしていることがわかります。

 

 

You wanna make the elephant fly, don’t you?

カラス「君は象を飛ばしたいんだろ?」

付加疑問文を使って相手の同意を求めています。
⇒「付加疑問文とは

wanna は want toの略です。

不定詞を使った名詞句が目的語になっています。句の中は第5文型(SVOC)で、使役動詞のmakeを使って「OをCさせる」とう意味になります。
⇒「不定詞とは
⇒「使役動詞とは

Youwantto make the elephant fly, don’t you?