否定文、疑問文の作り方。述語動詞にbe動詞、一般動詞どちらを使っているかで作り方が異なる。

2016年12月25日

本記事では、英文を否定文に変更する方法と、Yes、Noで答えられる疑問文に変更する方法について説明します。

述語動詞に「be動詞を使っている英文」と「一般動詞を使っている英文」で否定文、疑問文の作り方が異なるので、分けて説明します。

Do you like me?

be動詞を使った文を否定文に変更する

be動詞を使っている以下の英文を読んで下さい。

He is a nice person. 「彼は優しい人だ。」

この文を否定文にするには、be動詞の直後に「not」を入れます。

He is not a nice person. 「彼は優しい人ではない。」

これだけで否定文の完成です。しかし、遠い昔の人は「イズ、ノット」のリズムが嫌だったのでしょうか。「is not」を短縮して「isn’t(イズント)」と言うのが一般的です。

He isn’t a nice person.

スムーズに言えるようになりました。ただ、私個人としては「イズ、ノット」と言ってくれたほうが、否定形というのを聞き逃すことがないので嬉しいですね。。

一方、「am not」を短縮して「amn’t(アムント)」とすると鼻から出す音のmとnが連続になって言いづらいので、「am not」は短縮せずに使われます。

短縮前短縮後例文
am not 短縮しないI am not a nice person.
are not aren'tYou aren't a nice person.
is not isn'tHe isn't a nice person.

一般動詞を使った文を否定文に変更する。

一般動詞を使っている以下の英文を読んで下さい。

I like a dog. 「私は犬が好きです。」

この文を否定文にするには、動詞の直前に「do not」を入れます。

I do not like a dog. 「私は犬が好きではありません。」

これだけで否定文の完成です。be動詞と同様に、「do not(ドゥーノット)」を短縮して「don’t(ドント)」というのが一般的です。

likeの後ろにnotを付けるルールの方がいいのでは?(・□・;)

と思った人もいると思います。遠い昔は「I like not a dog.」のような否定文を作ることができたらしいですが、強調の「do」に「not」を付けて否定文を作るルールに時代とともに変わってきたそうです。

考えてみると、動詞のあとに否定語を入れるより、動詞の前でdon’tと言ってくれた方が続きに否定の内容がくることをすぐに把握できるので、私個人としては現代のdon’tのほうが好きです。

3人称単数形の主語の場合は、doのスペルが変化して「does not(doesn’t)」を用います。そして、動詞の語尾に付けていたs(es)を取って動詞の原形にします。

否定形の例文

be動詞を使った文を疑問文に変更する

be動詞を使っている以下の英文を読んで下さい。

He is a nice person. 「彼は優しい人だ。」

これをYes,Noで答えられる疑問文にするには、be動詞を主語の前に移動し、文末に?を追加します。

Is he a nice person? 「彼は優しい人ですか?」

これだけで疑問文の完成です。疑問文に答えるときは英文の主語と動詞を使って以下のように答えます。

Yes, he is. 「はい。優しいです。」

No, he isn’t. 「いいえ。優しくないです。」

一般動詞を使った分を疑問文に変更する

一般動詞を使っている以下の英文を読んで下さい。

You like a dog. 「あなたは犬が好きです。」

この文を疑問文にするには、Doを主語の前に置いて、文末に?を追加します。

Do you like a dog? 「あなたは犬が好きですか?」

これだけで疑問文の完成です。疑問文に答えるときは英文の主語とDoを使って以下のように答えます。

Yes, I do. 「はい。好きです。」

大好き

No, I don’t. 「いいえ。好きではありません。」

否定文を作るときと同様に、3人称単数形の主語の場合はDoesを主語の前に起きます。

Does he like a dog?