ダンボ15「舞台監督がサーカスの出し物のアイディアを熱く語る。」
ネズミとダンボはジャンボ夫人を助ける方法を考えながら歩いていると、舞台監督の声が聞こえてきました。
Have I got an idea!
舞台監督「いいアイディアを思いついたぞ!」
現在完了形を使って今まで考えてきたニュアンスを出しながら「いいこと思いついたぞ!」と言うフレーズです。現在完了形を使わずに、I got an idea!と言っても同じです。
⇒「現在完了形とは」
※倒置の正当性について現在確認中です。
What an idea!
舞台監督「何というアイディアだ!」
Whatを使った感嘆文です。主語と動詞が省略されています。監督は自分のアイディアに感激しています。
⇒「感嘆文とは」
Huh, he never had an idea in his life.
ネズミ「ふっ、彼は人生で一度もアイディアを持ったことがないんだ。」
一瞬過去完了形の文かと思いますが、hadの後ろが名詞になっているので、これは過去形の文です。
have an ideaは「アイディアを持っている」という意味です。
in one’s lifeは「生まれてから今まで」という意味です。日本語では「人生で」というとしっくりきます。
Huhは、疑問や軽蔑などを表すときの間投詞です。日本語では「ふん」や、「は?」や、鼻から一瞬息を出して「フッ」みたいな。
Just visualize. One elephant climbs up on top of another elephant.
舞台監督「ちょっと想像してみてくれ。一匹の象が他の象の上に登る。」
climb up~は「~に登る」という意味です。
on top of~は「~の上に」という意味です。
anotherは「別の」という意味の不定代名詞です。最初に言った象とは別の1匹の象のことを言っています。
⇒「不定代名詞otherとは」
Until finally, all 17 elephants have constructed an enormous pyramid of pachyderms.
舞台監督「やがて、全17頭の象が厚皮動物の巨大なピラミッドが出来上がるのだ。」
象が象の上に乗るのを続けた結果ピラミッドができるので、現在完了形にしています。
⇒「現在完了形とは」
Until finallyは「やがて」という意味で使っています。もう少し分かりやすく言うと「そして最後には」です。
pachydermsはなかなか聞かない単語ですね。象やカバなどの皮膚が厚い動物のことです。
I step out.
舞台監督「私が出てくる。」
I blow the whistle.
舞台監督「私が笛を吹く。」
The trumpets are trumpeting.
舞台監督「ラッパが鳴っている。」
ラッパが鳴っている臨場感を出すために現在進行形にしています。
And now.. comes the climax!
舞台監督「そして今からクライマックスだ!」
このあと、監督は少し考え込みます。
Yeah. What is the climax?
劇団員「はい。クライマックスはなんでしょう?」
疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは」
Hmm. I don’t know.
舞台監督「うーん、分からない。」
hmmは考えているときや、悩んでいるときに出る言葉です。話し手に相づちを打つのにhmmは使わないほうがいいです。よく分からないとか、興味がないようなニュアンスで伝わってしまうことがあります。相づちを打つときは、Uh-huh (アハ)やI seeを使いましょう。