動詞の過去形。今この瞬間より昔のことを切り出して表現する。
本記事では過去形について説明します。
私たちは時の流れの中を生きています。いまこの瞬間より前のことを「過去」、いまこの瞬間より先ののことを「未来」と言います。
「昨日買い物に行った。」など、いまこの瞬間より過去のことを切り出して話したいときがあります。そんなとき動詞の過去形を使います。
厳密に何秒以上から昔を過去形にするといったルールはありません。数秒前であっても過去として話したいときは過去形を使います。
be動詞を過去形にするルール
be動詞を過去形にするには下表のようにします。⇒「be動詞とは」
現在形 | 過去形 | 例文 |
---|---|---|
am | was | I was a baby. 「私は赤ちゃんだった。」 |
is | was | It was surprised. 「それは驚いた。」 |
are | were | You were thin. 「あなたは痩せていた。」 |
ちなみに、現在形では「I am~」を「I’m」、「You are~」を「You’re」のように短縮することができますが、過去形は短縮することはできません。
上記のような短縮のしかたは現在形に限って使うルールになっていて、現在と過去の区別があいまいにならないようになっています。
一般動詞を過去形にするルール
一般動詞を過去形にするには動詞の後ろにedを付けます。⇒「一般動詞とは」
以下の英文を読んで下さい。
He talks with Pit. 「彼はピットと話す。」
これを過去にするには動詞talksにedを付けて以下の英文のようにします。
He talked with Pit yesterday. 「彼は昨日ピットと話した。」
動詞の語尾に3人称の「s」が付いている場合は、「s」を外して原型にしてから「ed」を付けます。
下表のように単語の語尾によっては「ed」ではなく「d」を付けたり、語尾を変化させてから「ed」を付けるルールになっています。
単語の語尾 | ルール |
---|---|
e | 語尾にdを付ける。 like⇒liked |
子音字+y | 「y」を「i」に変えて、末尾に「ed」を付ける。 study⇒studied |
子音字+母音字+子音字 | 語尾の子音字を2つにして、末尾に「ed」を付ける。 hug⇒hugged ただし、最後の音節にアクセントが無いものは、そのままedを付ける。 |
母音字+母音字+子音字 | そのままedを付ける。 look⇒looked |
c | 語尾に「ked」を付ける。 mimic⇒mimicked |
それにしても、ややこしいルールですね。。
「全部edだけ付ければいいルールに変更しろおお!」といつも言ってしまいますが、長い歴史の中で定着してきたルールなので受け入れましょう。
といっても、このルールを「子音字+母音字+子音字…、子音字+母音字+子音字…(ー□ー)」と念仏を唱えるように覚えるのではなく、英文を読みまくる流れの中で「あれ、この動詞の過去形のスペル変じゃね?」と思ったときにチェックしながら血肉化して下さい。
過去形にするルールが適用されない一般動詞
一般動詞を過去形にするときにedを付けずに、自分なりにスペルが変化する動詞があります。これは珍しいパターンではなく普段使う動詞にもそのようなものが多いです。
以下の英文を読んで下さい。
I get an apple. 「私はリンゴを手に入れる。」
これを過去形にすると、以下の英文になります。
I got an apple. 「私はリンゴを手に入れた。」
ゴット(神)!?(・□・)
神様ではなくgetの過去形はgotになります。他にも、make⇒made、buy⇒boughtなどたくさんあります。また、put⇒put、set⇒setなど、現在形と過去形のスペルが変わらない動詞もたくさんあります。
このような単語にはスペルや発音に則した変化ルールが無いので、覚えるしかないです。
o(○`・д・´○)ノ うおおおー!!