ダンボ43「心理学を利用してダンボを空に飛ばすことをカラスが提案する」
ダンボに空を飛ばせるために協力すると、カラスがネズミに言っています。
Well, you gotta use a lot of chology. you know psychology.
カラス「さて、君はたくさんのコロジーを使わなければならない。ほら、サイコロジー(心理学)」
文頭に置くwellは色々な意味に解釈されます。驚いたときは「まあ」、安心したときは「やれ」、話を変えるときは「さて」など続く文によって解釈が異なります。先頭のWellの意味を正確にとらえなくても続けて言うことの意味は分かるので、あまり深く考えず、何かを言う前のクッションくらいに考えましょう。
You knowは直訳すると「あなたは知っている」、この意味から派生して「~でしょ?」「~じゃん?」のような聞き手の同意を求めるときのフレーズとして使用されます。文頭に置かれたYou know,は「ほら」と訳すとしっくりきます。
gottaはgot toの略で「~しなければならない」という意味です。
⇒「もう少し詳しく」
a lot of~は「たくさんの~」という意味です。
Now, Here’s what you do.
カラス「さあ、君がすることはこれだ。」
Nowは「さて」、「では」などの意味で話を切り替えるときに、文頭に置くことがあります。
副詞のhereを文頭に持ってきて倒置が発生している文です。
⇒「倒置とは」
関係代名詞のwhatを使った名詞節が補語になっています。whatは先行詞の要らないすごいやつです。
⇒「関係代名詞の省略」
ダンボに聞かれないように、カラスが肩を組んでネズミを囲みました。
First, you..
「最初に君は。。」を言ったあとは、ひそひそ話をしています。
ちなみに、ひそひそと話すことはwhisperといいます。
Use the magic feather. Catch on?
カラス「この魔法の羽を使うんだ。分かった?」
命令文です。
このセリフのCatch onはイントネーションが上がっていることから疑問文であることが分かり、意味は「理解した?」になります。
The magic feather? Yeah, I gotcha.
ネズミ「魔法の羽?うん、わかった。」
gotchaは相手の言ったことが分かったときや何かを捕まえたときに言うフレーズです。ノリの良い活き活きした感じが伝わります。
似たような意味の表現に「I understand.」や「I got it」がありますが、これよりもgotchaのほうがノリが良い感じに伝わります。重い雰囲気の場で使ってはいけません。みんながニコニコしている楽しい雰囲気の場で使いましょう。
Dumbo. Look. Have I got it.
ネズミ「ダンボ。見て。これを手に入れた。」
疑問文の形をしていますが、これは疑問文ではないです。この文は強調のための倒置が発生した、感嘆文のようなセリフです。倒置といえば否定語を文頭に置いたあとに、後ろを疑問文の形にするイメージがありますが、このセリフのように肯定文でも倒置が発生することがあります。
このセリフのitはmagic feather(魔法の羽)のことです。
The magic feather. Now you can fly.
ネズミ「魔法の羽だ。これから君は飛べるぞ。」
ネズミがダンボを暗示にかけようとしています。