ピーターパン38「人魚たちがウェンディに嫌がらせをする。」
(前回の話)ピーターパンは人魚に冒険話をしてあげることにしました。
There I was on Marooner’s Rock surrounded by 40 or 50..
ピーターパン「俺はマルーナーの岩の上にいた。。周りには。。」
場所を強調するために、there(あそこ)、here(ここ)は文頭に置くことが結構あります。その場合、後ろの文は倒置が発生して主語と述語動詞が入れ替わります。ただし、主語が代名詞の場合は倒置は発生しません。このセリフでは代名詞のIが使われているので倒置は発生しません。
Oh, Peter!
ウェンディ「おーい、ピーター!」
Who’s she?
人魚「彼女は誰?」
疑問代名詞のwhoを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは」
Who is(フーイズ) を略してWho’s(フーズ)と言う人がいます。
Huh? Her? Oh, that’s Wendy.
ピーターパン「は?彼女?おー、ウェンディだよ。」
疑問に思ったときのHuh?と、彼女のherをかけているようです。何とピーターパンはウェンディのことを忘れていました。(・□・;)エ!
A girl?
人魚「女の子?」
What’s she doing here?
人魚「ここで何をしているの?」
疑問代名詞のwhatを使った疑問文です。
⇒「疑問代名詞とは」
And in her nightdress too.
人魚「しかも、ナイトドレスよ。」
and ~ tooは「しかも~」という意味です。
Come on, dearie.
人魚「おいで、あなた。」
dearieはdearの後ろに「ie」を付けた単語でdearと同じ意味です。dearは親しい人を呼ぶときに使います。
Join us for a swim.
人魚「一緒に泳ぎましょうよ。」
join us for~、join me for~は「一緒に~する」という意味です。誘う人たちが複数の場合はus、一人の場合はmeを使います。
Oh, please, I’m not dressed for ..
ウェンディ「ちょっと、そのための服装をしていない。。」
pleaseは「お願い」や「どうか」など相手に期待する気持ちを込めて言うことが多いですが、このセリフのように、うんざりして、いい加減にしろのような気分で「ちょっと」とか「おい」などの意味で使うことがあります。
be dressedは「着ている」という意味です。
他の人魚のセリフによってforからあとが何と言っているか聞こえませんが、泳ぐことを言おうとしていたと考えられます。
Oh, but you must!
人魚「おー、でもやらなきゃだめだわ。」
We insist!
人魚「私たちが要求してるのよ。」
No, no, please!
ウェンディ「ちょっと、やめてよ。」
Too good for us ( )?
Peter!
ウェンディ「ピーター!」
Ahahahaha…
ピーターパン「あははは。。」
If you dare to come near me again.
ウェンディ「もし、また私の側にきたら。。」
このセリフのdare to~は「思い切って~する」「ずうずうしく~する」という意味です。
Wendy! Wendy!
ピーターパン「ウェンディ!ウェンディ!」
They were just having a little fun, weren’t you girl?
ピーターパン「彼女たちはただちょっと楽しんでいただけだよ。そうだよね?」
付加疑問文で人魚たちの同意を求めています。
⇒「付加疑問文とは」
have funは「楽しむ」という意味です。
youとgirlは同格です。「同格」とは、名詞(名詞句)を2つ並べて、単語を補足したり言い換えたりする方法です。
That’s all.
人魚「それだけよ。」
このセリフのThat’s allは「これが全て」⇒「これだけ」という意味です。