不思議の国のアリス25「ミスターラビットの家に火をつけて怪物を追い出すことを提案する」
アリスのくしゃみでビルが空の彼方へ飛んで行きました。ハシゴを持ったトカゲを使ってアリスを家から出す作戦は失敗です。
Uh, perhaps we should try a more energetic remedy.
ドードー「んー、俺たちはもっと強力な改善策を試みるべきでしょう。」
uhは頭の中で言うことを考えているときに発する言葉です。日本人でも「私たちは、あー、国民のみなさんのために、あー、全力を尽くします」のように、あーを入れながら喋る人がいます。
比較級を用いて「もっと~」を表現しています。
⇒「比較級とは」
maybeやperhapsは言葉を丁寧な印象にするために使うことがあります。
Perhaps would you show me your smartphone. (あなたのスマートフォンを見せてもらえませんか)
Yes. Anything, anything, but hurry.
ウサギ「ああ。何でも、何でも、でも急げ」
一見 anything but~「~の他なら何でも」を使っているのかと思いますが、文脈からAnything is OK, but hurry.「何でもいいけど、急げ」を短くした言い方と考えられます。
Now I propose that we, uh..
ドードー「さて、提案しよう、私たちは。。」
従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっています。提案内容をその場で考えているのでwe以降が途中で切れています。
⇒「従位接続詞thatとは」
Iproposethat we..
Yes, go on. go on, Yes, yes.
ウサギ「はい、続けて。続けて、はい、はい。」
このセリフのgo onは「続ける」という意味です。
I propose we, uh..Oh!
ドードー「提案しよう、私たちは。。あちっ!」
先ほどと同じ従位接続詞のthatを使った名詞節が文の目的語になっていますが、このセリフではthatが省略されています。
⇒「従位接続詞thatとは」
By Jove! That’s it.
ドードー「おお!これだ」
by Joveは相手の意見に賛成するときや、驚いたときに使われる表現です。ちなみに、JoveはJupiter(木星)の愛称です。
That’s itはYesの強調として色々な場面で使われます。このセリフはドードーの頭の中で思いついたことに対して「それだ!」と賛同の意思表示をしている表現です。ちなみに、This is itという人もいます。
We’ll burn the house down.
ドードー「俺たちは家を焼き払う。」
burn down~は「~を焼き払う」という意味です。
このセリフのwillは「~するつもり(意志)」の意味で使っています。
⇒「助動詞willとは」
Yes, Burn the house.. What!?
ウサギ「はい、家を燃やすんだね。。何!?」
ウサギのノリツッコミが見れましたw
whatは疑問代名詞です。主語+述語動詞が省略されています。
⇒「疑問代名詞とは」
そしてドードーが歌いながら家具を家の下に集めて火を付けました。