ダンボ29「観客を沸せるアイディアがまとまったので歌いながらボスのところへ行く」
ショーをもっと盛り上げるアイディアに、ダンボの立つ台を40フィート高くしようと、ある劇団員が提案した直後から始まります。
Let’s make it 80 feet.
劇団員「80フィートにしよう。」
第5文型(SVOC)の文です。make O C で「OをCにする」という意味になります。
Let’s makeit80 feet.
ちなみに80フィートは約24メートルです。
日本とアメリカの距離の単位の違いについては次の記事を参照して下さい。
⇒「日本とアメリカの距離の単位の違い」
Don’t be a piker. Hundred and eighty.
劇団員「ケチケチするな。180だ。」
Hundred and eight(108)に聴こえますが、前の人が80と言っているので、それに100を足して180と言っていると予想されます。念のため、ネイティブの人に聴いてみてもらったところeightと聴こえるそうです。
Make it 300.
劇団員「300にしよう。」
先ほどと同じ第5文型(SVOC)の文です。300フィートは91メートルです。
A thousand.
劇団員「1000」
1000フィートは304メートルです。確実にテントの中に納まらないですね。ちなみに東京タワーの高さは333メートルです。
Yeah, that’s good.
劇団員「いいね。」
いいんかい(・□・;)
Be careful. You’ll hurt the little guy.
劇団員「気を付けて。あの子を怪我させてしまうよ。」
怪我をさせるというか、300メートル上級から落下したら死にますね。
be carefulは「気を付けて」と聞き手に注意を促すときの言葉です。似ている言葉にtake careがありますが、これは「お大事に」のように相手の様子を気遣う表現です。
Oh, go on. Elephants ain’t got no feelings
劇団員「まさか。象たちは何も感じないさ。」
go onは「進む」や「続ける」という意味で使われますが、会話の中で「まさか!」や「バカ言え!」のような意味で使われることがあります。
ain’tは、am not、aren’t、isn’t、haven’tの短縮形です。
⇒「もう少し詳しく」
No, they are made of rubber.
劇団員「いいや、彼らはゴムで出来ている。」
be made of~は「~でできている」という意味です。
This idea is sensational. Let’s go tell the boss.
劇団員「そのアイディアはセンセーショナルだ。ボスに言いにいこう。」
Let’sを頭につけた命令文です。「~しよう」という意味になります。
go tellは動詞が2つ続いて変だと思った人、ナイス直感です。「go tell」のもとは「go and tell」で、会話ではこのandを省略して話すことがあります。他に「come and~」のandを省略して話す人もいます。
センセーショナルとは、人の関心を強く引くことをいいます。
Let’s improve a raise.
劇団員「昇給を改善しよう。」
Yes, sure. This is worth real dough.
劇団員「いいとも。( )」
doughは普段パン生地という意味で使われますが、「お金」という意味で使われることもあります。
Oh, we are gonna hit the boss for a raise.
Yes, we are gonna hit the boss for a raise.
Oh, we are gonna get more money because we know that we are funny.
Oh, we are gonna hit the boss for a raise.
gonnaはgoing to の略語です。gonnaは会話では使いますが、正式な文章では使いません。
be going to~は「~するつもり(予定)」という意味です。
⇒「助動詞willとは」
この文のfor a raiseは「昇給のために」という意味です。
劇団員たちは歌いながらボスのところへ行きました。まさか、ダンボが飛び降りる台を300メートル上げることを提案しにいったんでしょうかね。。