be動詞の使い方。話し手、聞き手、第三者について説明する。

2016年11月28日

動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類があります。

be動詞は、主語について説明するときに利用します。以下の英文を読んでみて下さい。

I am Pit. 「私の名前はピットです。」

You are right. 「あなたは正しい。」

This is a pen. 「これはペンです。」

「私=ピット」、「あなた=正しい」、「これ=ペン」、be動詞を挟んで主語について説明していることが分かります。以前の記事で説明した文型でいうとSVCです。⇒「文型とは

形容詞を補語として用いる例

現在形のbe動詞は、「am」、「are」、「is」の3つだけです。この3つを人称によって使い分けます。人称とは、コミュニケーションにおける「話し手」、「聞き手」、「第三者」の分類のことをいいます。

一人称

コミュニケーションでは必ず話し手と聞き手がいます。会話だけでなく、文章では著者が話し手、読者が聞き手です。

話し手のことを一人称といいます。話し手が一人のときは主語が「I(私)」、話し手が複数いるときは主語が「We(私たち)」になります。

話し手が複数ってみんなしゃべってるんかい(・□・;)

と思った人もいるかも知れませんが、一人が代表して話しているとイメージして下さい。主語が決まったら、それに続くbe動詞も決まります。

主語be動詞使用例
I(私)amI am happy. 「私は幸せです。」
We(私たち)areWe are the world. 「私たちは世界です。」

We are ~

二人称

聞き手側のことを二人称といい、主語が「You」になります。聞き手が一人でも複数でも主語は「You」になるのが特徴です。

主語be動詞使用例
You(あなた)areYou are great. 「あなたは素晴らしい。」
You(あなたたち)areYou are great. 「あなたたちは素晴らしい。」

You are~

三人称

話し手でも聞き手でもない第三者のことを三人称といいます。人だけでなく物も三人称として扱います。第三者の種類によって主語が下表のように異なります。

主語be動詞使用例
He(彼)isHe is a nice person. 「彼は優しい人だ。」
She(彼女)isShe is a nice person. 「彼女は優しい人だ。」
it(それ)isIt is easy. 「それは簡単だ。」
Taro(太郎:固有名詞)isTaro is a nice person. 「太郎は優しい人だ。」
They(彼ら)are They are birds. 「彼らは鳥だ。」

He is