複合関係副詞の使い方。when、where、howにeverをくっつけて「いつでも、どこでも、どんなでも」

2017年3月11日

本記事では関係複合副詞について説明します。

複合関係副詞とは、関係副詞の末尾にeverがくっついて「~するときはいつも」「~するところはどこでも」「どんなに~でも」のような意味になる先行詞不要の関係副詞です

以降の説明を読む前に関係副詞の記事を読んでおいたほうが分かりやすいと思います。⇒「関係副詞とは

複合関係副詞

whenever「~するときはいつも」

以下の英文を読んで下さい。

You can buy apples any time when you go to the supermarket.

スーパーマーケットに行くときはいつもリンゴを買うことができる。」

関係副詞のwhenを使った節が先行詞timeを修飾しています。このany timeとwhenを合体してwheneverという1つの単語にして以下の文にします。

I buy apples whenever I go to the supermarket.

スーパーマーケットに行くときはいつもリンゴを買うことができる。」

上記2つの文の意味は同じです。このように、複合関係副詞のwheneverは「いつも」という意味の先行詞を含む関係副詞です。

複合関係代名詞は名詞節となって文の要素(S、O、C)になりますが、複合関係副詞を使ったカタマリは文の要素にはならず、副詞節になるのが特徴です。

Reserve Apple

wherever「~するところはどこでも」

以下の英文を読んで下さい。

You can eat apples any place where you are.

あなたがいるところはどこでもリンゴを食べることができる。」

関係副詞のwhereを使った節が先行詞placeを修飾しています。このany placeとwhereを合体してwhereverという1つの単語にして以下の文にします。

You can eat apples wherever you are.

あなたがいるところはどこでもリンゴを食べることができる。」

上記2つの文の意味は同じです。このように、複合関係副詞のwhereverは「どこでも」という意味の先行詞を含む関係副詞です。

複合関係副詞

however「どんなに~しようとも」

以下の英文を読んで下さい。

You can eat apples however full you are.

「どんなにお腹いっぱいでもあなたはリンゴを食べることができる。」

このように、複合関係副詞のhoweverは「どんなに」という意味の先行詞を含む関係副詞です。

「~だけれども」や「~しても」といった意味になる節を譲歩節といいます。主節と控えめに対立しながら補足する節です。譲歩に関してはalthoughの記事も参考にして下さい。⇒「althoughとは

譲歩の副詞節は、以下の英文のように主節の前に置くことが多いです。

However full you are, you can eat apples.

上記文は「However + 形容詞(または副詞)+文」ですが、「However+文」の場合は「どんなふうに~しても」というニュアンスになります。

Howeverhe oppose, you can eat apples.

「彼がどんなふうに反対しても、あなたはリンゴを食べることができる。」

howeverはno matter howに置き換えて話されることがあるので覚えておきましょう。

No matter how he oppose, you can eat apples.

whenever、whereverも譲歩節になる

wheneverは「いつ~しても」、whereverは「どこで~しても」という譲歩の意味で使うことができます。

Wheneveryou wake up, you can eat apples.

「いつ起きようとも、あなたはリンゴを食べることができる。」

wheneverはno matter whenに置き換えて話されることがあります。

No matter when you wake up, you can eat apples.

 

Wherever you are, you can eat apples.

「どこにいようとも、あなたはリンゴを食べることができる。」

whereverはno matter whereに置き換えて話されることがあります。

No matter where you are, you can eat apples.

頂上に到着