be動詞の使い方。話し手、聞き手、第三者について説明する。
動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類があります。
be動詞は、主語について説明するときに利用します。以下の英文を読んでみて下さい。
I am Pit. 「私の名前はピットです。」
You are right. 「あなたは正しい。」
This is a pen. 「これはペンです。」
「私=ピット」、「あなた=正しい」、「これ=ペン」、be動詞を挟んで主語について説明していることが分かります。以前の記事で説明した文型でいうとSVCです。⇒「文型とは」
現在形のbe動詞は、「am」、「are」、「is」の3つだけです。この3つを人称によって使い分けます。人称とは、コミュニケーションにおける「話し手」、「聞き手」、「第三者」の分類のことをいいます。
一人称
コミュニケーションでは必ず話し手と聞き手がいます。会話だけでなく、文章では著者が話し手、読者が聞き手です。
話し手のことを一人称といいます。話し手が一人のときは主語が「I(私)」、話し手が複数いるときは主語が「We(私たち)」になります。
話し手が複数ってみんなしゃべってるんかい(・□・;)
と思った人もいるかも知れませんが、一人が代表して話しているとイメージして下さい。主語が決まったら、それに続くbe動詞も決まります。
主語 | be動詞 | 使用例 |
---|---|---|
I(私) | am | I am happy. 「私は幸せです。」 |
We(私たち) | are | We are the world. 「私たちは世界です。」 |
二人称
聞き手側のことを二人称といい、主語が「You」になります。聞き手が一人でも複数でも主語は「You」になるのが特徴です。
主語 | be動詞 | 使用例 |
---|---|---|
You(あなた) | are | You are great. 「あなたは素晴らしい。」 |
You(あなたたち) | are | You are great. 「あなたたちは素晴らしい。」 |
三人称
話し手でも聞き手でもない第三者のことを三人称といいます。人だけでなく物も三人称として扱います。第三者の種類によって主語が下表のように異なります。
主語 | be動詞 | 使用例 |
---|---|---|
He(彼) | is | He is a nice person. 「彼は優しい人だ。」 |
She(彼女) | is | She is a nice person. 「彼女は優しい人だ。」 |
it(それ) | is | It is easy. 「それは簡単だ。」 |
Taro(太郎:固有名詞) | is | Taro is a nice person. 「太郎は優しい人だ。」 |
They(彼ら) | are | They are birds. 「彼らは鳥だ。」 |