ダンボ24「サーカスが終わったあとに劇団員が楽屋で会話する」
サーカスが終了し、劇団員が楽屋で話をします。
Phew! Boy, oh boy, did we ( ).
劇団員「ヒュー、よっしゃー、( )」
むむ!(・□・;)ムズイのがきました。ネイティブの方に聴いてみてもらったところ、カッコにはwow them out thereのように聴こえるようです。
phewは口笛を鳴らす音です。安心したときや疲れたときのため息の表現としても使われることがあります。口をすぼめて息を吐き出すイメージです。
boyは「少年」という意味のほかに、興奮や驚きを表す間投詞として使われることがあります。Boy, oh boyはさらに強く興奮しているときに言います。
What a performance!
劇団員「何というパフォーマンスだ。」
Whatを使った感嘆文です。自分たちのパフォーマンスを褒めています。
⇒「感嘆文とは」
Are we good!
劇団員「俺たちっていいね!」
疑問文の形をしていますが、これは疑問文ではないです。この文は強調のための倒置が発生した、感嘆文のようなセリフです。
倒置といえば否定語を文頭に置いたあとに、後ろを疑問文の形にするイメージがありますが、このセリフのように肯定文で倒置が発生することもあります。
Boy, am I stupid! 「ああ、僕がバカだった!」
Thirteen curtain calls. Thirteen.
劇団員「13回のカーテンコールだぜ。13回。」
curtain callとは、パフォーマンスが終了して役者がいなくなったあと、観客が拍手をして役者を舞台の上に呼び戻すことです。
Yes, sure brought down the house, all right.
劇団員「ああ、確かに大喝采を巻き起こしたな。申しぶんない。」
bring down the houseは「大喝采(だいかっさい)を巻き起こす」という意味です。直訳すると bring down the houseは「家を破壊する」という意味で、「拍手や笑いで家を破壊する」⇒「大喝采を巻き起こす」というイメージになります。
all rightは「申しぶんない(完璧だ)」という意味です。
Oh, Mama, did we panic ( ).
劇団員「おー、ママ、俺たちは( )をうろたえさせたのかな。」
セリフの最後の方の、他の人の"Go ahead"や"Ask me"などが重なって何と言っているか聴き取りづらいですね。
ネイティブも聴き取れませんでした。聴き取れた方は連絡を下さい。
You shut up. We rolled them in the aisles.
劇団員「黙れ。俺たちは観客を笑い転げさせたんだ。」
roll in the aislesは「笑い転げる」という意味です。roll them in the aislesで「彼らを笑い転げさせる」になります。
Boy, oh,boy, what ( ).
( ) is right.
Stupendous, I call it.
劇団員「素晴らしい、私はそう呼ぶ。」
これはムズイ(・□・;)複数人が同時にしゃべり、風船の音も混ざって聴き取りにくい。ネイティブも聴き取れませんでした。聴き取れた方は連絡を下さい。
callは名前を呼んだり、電話をしたりする以外に「命名する」という意味でも使われます。
They’ll have more respect for us clowns now.
劇団員「彼らはもっと俺たちピエロのことを尊敬するだろうな。」
助動詞willを使って未来を予想しています。
⇒「助動詞willとは」
一見、will+have+過去分詞の未来完了形かと思いますが、respectが過去分詞ではないことからもこの文は完了形ではないことが分かります。
この文のrespectは名詞でhave respect for~で「~を尊敬する」という意味になります。
「more+名詞」に違和感を持った人、ナイス直感です。比較級の文を作るときに使うmoreは、more+形容詞(例:more beautiful)の構造をとるので、more+名詞に違和感がありますが、この文のmoreはmanyの比較級なので、名詞を修飾することができます。
⇒「比較級とは」
for us clownsを見て「for 名詞+名詞」に違和感を持った人、ナイス直感です。日本語でも名詞を2つ並べて言い換えることがあります。例えば、「俺たち湘南高校は甲子園に出場します。」の文は「俺たち」と「湘南高校」の名詞を2つ並べています。英語もこれと同じです。