ダンボ14「ネズミがダンボをスターにすると宣言する」
ネズミのダンボへの励ましが続きます。
Sure. As a matter of fact, I think they are very decorative.
ネズミ「実際のところ、それらは恰好の飾りだと思うよ。」
As a matter of factは「実際のところ」という意味です。今まで伝えてなかったことをカミングアウトするときの前に言います。
theyはダンボの耳のことです。耳は2個あるので複数扱いです。
decorativeは「装飾の」という意味の形容詞で、veryを頭につけることで「恰好の飾りになる」という誉め言葉のニュアンスになります。
You know, lots of people with big ears are famous.
ネズミ「ほら、大きな耳の有名人は多い。」
You knowは直訳すると「あなたは知っている」、この意味から派生して「~でしょ?」「~じゃん?」のような聞き手の同意を求めるときのフレーズとして使用されます。文頭に置かれたYou know,は「ほら」と訳すとしっくりきます。
文末に置くこともできます。
lots of people with big ears are famous, you know.
Ho-ho, boy. All we gotta do is build an act.
ネズミ「ほっほっ、よーし。私たちがやらなければならないのは行動を起こすことだ。」
Ho-ho-hoといえば、サンタのおじさんのような低い笑い声です。
boyは「少年」という意味のほかに、興奮や驚きを表す間投詞として使われることがあります。
gottaはgot toの略で「~しなければならない」という意味です。
⇒「もう少し詳しく」
主語の中では関係代名詞のthatを使った形容詞節がAllを修飾しています。ただし、この文ではthatが省略されています。
⇒「関係代名詞whichとは」
isの後ろにいきなり動詞の原形がきてビックリした人もいるかも知れませんが、実はtoが省略されています。主語は「All we got to do」で、このdoに当てはまる動詞を補語の部分で説明する流れなのでtoが省略されています。
何も省略せずに書いた文は以下になります。
All that we got to doisto build an act.
buildと聞くと「建てる」という意味を連想しますが、「起こす」という意味もあるので覚えておきましょう。
「All we gotta do is~.」の他に「All we have to do is~」も同じ意味でよく使われるフレーズです。「我々がしなければならないのは~だ!」、カッコいいので言いまくって覚えましょう。
Make you a star. A headliner.
ネズミ「君をスターにしよう。立役者だ。」
この文は第5文型です。make O Cで「OをCにする」という意味になります。
⇒「文型とは」
いきなり動詞から始まっているので命令文と勘違いしそうですが、主語と述語動詞が省略された肯定文です。私たちは肯定文の英語は必ず「主語+動詞~」から話が始まると習いましたが、実際は主語を省略して話す人が結構います。
省略しない場合は以下の文になります。
I’ll make you a star.「私は君をスターにしよう。」
Dambo the great!
ネズミ「名高いダンボ!」
The great why?
ネズミ「何のために?」
※この文は確認中です。
本来の目的はダンボのお母さんを留置所から出すことなので、何のために立役者にするのか疑問を持ったのでしょうか。
You know, Dambo, we gotta get an idea.
ネズミ「さて、ダンボ。僕たちはアイディアを出さなくちゃいけない。」
先ほどyou knowは相手に同意を求めるときに使うと説明しましたが、同意を求めなくても、間を埋めたり、言葉が出てこないときのつなぎとして使うこともあります。
Yesterday, I ate apples, you know, and melon. 「昨日、リンゴと、えーと、メロンを食べたよ。」
Not just any idea. Something colossal, like a ..
ネズミ「ただ普通のアイディアではなくて。何か見事な。例えば。。」
not just any~は「ただ普通の~でない」という意味です。
この文のlikeは「例えば」という意味の前置詞です。ネズミが例を挙げようとしたら近くから声が聞こえて、セリフが中断されました。