「英単語・発音・アクセント」発音をもとに単語の意味を暗記、学習する
発音をもとに単語の意味を暗記、学習することに焦点を置いた大学受験用の英単語アプリ。iOS版のみがリリースされている。
単語を暗記するときに文字ばかりを意識すると、気付かないうちにローマ字を丸読みしたような可笑しな発音で覚えてしまっていることがある。しかも、いったんその発音で覚えてしまうと、口癖のように間違った発音の呪縛から逃れられない。
そんなとき、このアプリはどれくらい力になってくれるだろうか。試してみよう。
アプリを起動すると下図のメニュー画面が表示される。基礎レベル、中級レベル、上級レベルのレッスンが全36個用意されている。
各レッスンの中には2~6個のパートが含まれていて、各パートで10個の単語を学ぶことになる。
下表は各レッスンに含まれるパート数と単語数の一覧。基礎レベルは800個、中級レベルは660語、上級レベルは280個の合計1740語になる。副詞の数が少ないと思ったかも知れないが、他の英単語アプリでも副詞の数は20~30個程度なので問題ない。
また、アプリの説明文では1750個と記載されているので、どこかに単語数の多いパートがあって、表の値が正確では無い可能性があるが、それほど大きな差ではないので深く気にせずに話を進める。
学習モードには「暗記学習」と「選択問題」の2種類がある。
以下は基礎レベル動詞1の「暗記学習」のプレイ動画。
発音とともに英単語が表示されるので、意味を考えたあとに「正解を表示する」ボタンを押す。意味を見て、正解でだったら○ボタン、不正解だったら×ボタンを自己申告する。これを10単語連続で行う。
以下は「選択問題」のプレイ動画。このモードが最もこのアプリの特徴を表している。
特徴は、問題に英単語のスペルは表示されずに発音だけが再生されるという点である。発音からスペルや意味をイメージする流れの訓練になりそうだ。
プレイヤーは発音を聞き、選択肢から意味を選択する。曖昧な解答をしないように「分からない」ボタンも用意されている。これも10単語連続で行う。
成績画面ではレッスンごとの単語一覧と正解数を確認できる。先ほどのプレイでは「選択問題」で9問正解、「暗記学習」で9問正解、このレッスンの単語数は全部で50個なので、「9/50」と表示される。
単語ごとに選択問題、暗記問題の正解不正解が○×で表示されているのは嬉しいが、不正解の単語のみ表示など、絞り込み検索ができないのが残念だ。
「サバイバルモード」という面白いゲームがある。全レベルの単語を対象とした選択問題をして、1回正解する度に100点が加算される。間違った時点でゲームオーバーとなり、獲得した得点の記録を目指すゲームだ。
サバイバルモードにも「分からない」ボタンがあり、押すと即ゲームオーバーになる。いわゆる自爆ボタン、押さないように気を付けよう。
GameCenterと連携していて、サバイバルモードの全国ランキングを見ることができる。ちなみに、現在の全国1位は"real thing shakes 35″さん。51100点ということは511個連続正解したということだろう。すごい。
以上、「英単語・発音・アクセント」は、単語の発音のみから意味を考えていく英単語アプリである。