「計算機+」過去に入力したすべての計算式をスクロールだけで確認できる

2020年6月16日

計算式を見ながら計算することができるのが特徴の電卓アプリ。iOS版のみがリリースされている。

電卓のキーを叩いている最中に、どこまで入力したか曖昧になってもう一度最初から入力しなおした経験がある。この電卓アプリを使えばそれがなくなりそうだ。試してみよう。

アプリを起動すると下図のトップ画面が表示される。メモ帳みたいなシンプルな画面だ。
トップ画面

 

空白行をタップするとキーボードが表示される。入力した計算式がそのまま表示されるので誤入力に気が付きやすく、後で見直しも出来る。これはとても嬉しい機能だ。

では、120円×5個、580円×2個、2790円×1個の合計を出してみよう。

以下が実際のプレイ動画

 

すごいのは、過去に入力したすべての計算式をスクロールするだけで見ることができる点である。画面下部にはすべての計算式の合計が表示されている。「合計」をタップすれば、「平均、最少、最大、件数、標準偏差」などに切り替えることも可能だ。
計算履歴

 

以下の動画のように、計算式に間違いがあった場合、修正したい位置をタップすれば編集することができる。また、不要な計算式は左にスライドすれば削除することができる。

さらに、「=」の後ろの数字をタップすれば、その数字を頭に付けた計算式を作ることができる。んー便利だ。

 

1つ残念なのは、計算式と計算式の間に別の計算式を入れることが出来ない点である。「あの計算式を入れるのを忘れていた。でも、一番下に追記したくない。」といったことはあるはずだ。今後、挿入機能が追加されることを期待しよう。

筆者は括弧と税率くらいしか使わないが、関数キーを押せば三角関数、平方根、指数関数など複雑な関数式も作ることができる。
関数機能

 

キーボードを下にスワイプすると設定に登録されている5つのキーを表示することができる。これを使えば括弧をすばやく入力することができる。

無料版の機能は上記までで、有料版にするともっと使いやすくなる。

まず、以下の動画のように計算式に名前を付けることができるようになる。後で計算式を読み返すときに便利だ。

 

また、無料版では1つのシートの中に計算式を貯め込んでいくだけだが、有料版では複数シートを作成して、目的によってに異なるシートに計算式を分けて保存することができる。

作成したシートはメールを使って外部に送信することができるので、計算結果を仲間と共有したいときに使える。
シート

 

以上、「計算機+」は、計算式を1つずつ確認しながら計算し、一覧として保存するような使い方をしたいユーザーにお勧めの電卓アプリである。
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