「レシーピ!」レシートを撮影するだけで支出額が自動入力される

2020年6月17日

アプリ内のカメラ機能を使ってレシートの写真を撮影するだけで、支出額が自動入力されるのが売りの家計簿アプリ。Android版とiOS版の両方がリリースされている。

支出額の自動入力とはすごい機能だ。精度が高ければ、入力作業の時間をかなり短縮するに違いない。

さっそく自動入力機能を試してみよう。

【100円ショップのレシート】
レシート

 

以下が自動入力結果
レシート入力結果1

レシート入力結果2

 

これはすごい。1回目で一字一句間違わずに入力することができた。撮影のコツは、「レシートのしわや折り目を伸ばす。スマホとレシートを10cmくらい離し、日付、品目、合計金額を入れる。」と説明文に記載されている。

複数のレシートで30回ほど試してみたが、誤認識することもあった。誤認識するかどうかは撮影した写真にかかっているようだ。手ブレなどで文字が多少ぼやけただけで以下のような間違った入力になってしまう。
入力ミス

何回も誤認識してしまってイライラするユーザーも出てきそうだが、撮影に慣れてくると誤認識の頻度も少なくなる。また、特定項目のみ誤認識したのであれば、そこだけ訂正、削除できる。

レシートの内容をすべて家計簿に保存しておきたいユーザーにとって、この自動入力機能は入力時間を飛躍的に短縮できる機能で間違いないだろう。

 

次に、レシピ提案機能というの機能がある。レシートの文字列から食材として判別された文字列からレシピを提案する機能だ。

今回の検証では、商品名に「シリコーン」という文字列が含まれていたために「コーン」を使った料理が表示された。「シリコーン」はコーンでは無いので誤認識ではあるが、機能としては面白い。

ただ、料理をしない人にとっては、レシート入力をしたあとに毎回レシピ提案が表示されるのはストレスになるので、表示オンオフ機能が欲しいところだ。
コーンを使ったメニュー

 

次は手入力機能について見てみよう。

以下のシナリオのとおりに入力し、入力のしやすさ、保存データの管理と表示の見易さについて確認する。

■1日目
給与収入 31万円
パスタ 1200円
まぐろの刺身 800円
ビール 520円
ゴルフセット購入 13万円

■2日目
おにぎり 120円
緑茶 150円
スポーツジム契約 15万円
電気代 2200円
カレーライス 800円
洋服 3900円

■3日目
朝マック 680円
そば 900円
レンタルビデオ 400円
配当金収入 5万円
飲み会 3900円

 

トップ画面の「手入力」ボタンを押すと金額画面が表示されるので支出額または収入額を入力して「決定」ボタンを押す。
金額画面

 

すると、手入力レシート画面に遷移する。画面上部では収支の切り替えや日付変更、店舗設定を行えるので必要な場合は設定する。

商品名を入力し、リストから費目を選択して「決定」ボタンを押すと、
手入力レシート画面

 

トップ画面に移動する。1つの商品の手入力はこれで完了。とてもシンプルで入力しやすい。

トップ画面では、入力した今月の収支について、収支のバランス(赤が支出、青が収入)や支出合計、残金などを確認することができる。上のカレンダー欄をタップすればカレンダー画面に移動するので、日別の収支も確認することができる。
トップ画面

 

「グラフ集計」ボタンを押すと、収支のグラフを確認することができる。今月と過去月の収支を横にらみして、今月の支出の多い少ないが一目瞭然なのでとても助かる。
収支グラフ

 

また、費目別の収支内訳を円グラフで確認できる。過去月のグラフは「前月」ボタンを押せば確認できるが、今月と過去月の横にらみはできない。その他、商品やお店ごとの支出、買い物回数などもグラフで確認できる。
費目別の収支グラフ

 

このアプリを利用しているとポイントが貯まり、累計ポイントによってバッチの画像を貰うことができる。

アプリに出てくるキャラクターたちのバッチでとても可愛いが、バッチ欲しさに毎日アプリを起動するユーザーはあまりいないだろう。家計簿の継続を促す手法としてはあと一歩といったところだ。
バッチ獲得

 

レシーピは愛されるデザインだけでなく、ユーザーの使いやすさをよく考えて作り込まれたアプリだと感じた。今後の展開が楽しみだ。

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