「ポチレコ」可愛いデザインで子供のお小遣い帳にも使える

2020年6月17日

女の子に人気が出そうな可愛いデザインが売りの家計簿アプリ。Android版とiOS版の両方がリリースされている。

下図はトップ画面。フォントやカラー、ハートのアイコンなど子供用の文房具にありそうなデザインでとても可愛い。
トップ画面

 

画面中の語句は、ユーザーの理解しやすさを考慮して簡単な表現を使っていると考えられる箇所がある。

例えば、「使用」。1か月に使ったお金の合計を表している。通常の家計簿では「支出」とするところだが、「使用」と表現することで自分が使ったお金のイメージを作りやすい。
1か月の収支合計

 

「記入」という表現も、家計簿に書き込むイメージを作りやすい。
記入

 

では、以下のシナリオに沿って収支を入力してみよう。
シナリオ

 

7月20日のバス代を例に入力の流れを説明する。

まず、カテゴリの中から「交通費」を選択する。続いて、電卓部の「現金」を選択し、「530」を入力する。次に「MEMO」ボタンを押して、
530円の支出を入力

 

メモ記入画面を開く。「バス代」を入力してOKを押す。
メモ記入画面

 

前の画面に戻るので、「記入」ボタンを押して登録完了となる。入力はシンプルでいい流れだ。

登録完了のメッセージにマスコットキャラクターの金色のブタがいる(以下、ポチ)。「オススメ!」と言っているが何がオススメなのだろうか。。ちなにみ、使用中にポチが登場するのはこの画面だけである。
支出の入力完了

 

気になる点は、一字削除キーが無いことだ。例えば、金額に0を1つ多く入力してしまった場合、金額右横の×ボタンを押して入力値をクリアし、最初から金額を入力し直さなければならない。
362000を入力

 

また、入力したメモの内容が記入画面に表示されないので、ふと何を入力しているのか分からなくなった時に「MEMO」ボタンを押してメモ記入画面を再度開かなければならない。

すべてのデータを入力して支出一覧画面を開くと下図が表示される。登録行ごとに背景色が白、ピンクの繰り返しで色分けされるので見やすい。

問題なのでは、「支出」の列に収入の金額が表示されている点である(下図、\50000箇所)。合計には含まれていないので収入として認識されているようだが、これは混乱するユーザーが多いだろう。
データ入力結果

 

カレンダーに切り替えると下図画面が表示される。日付ごとの支出が表示されて便利なのだが、収入の金額が表示されない。また、画面上部の「残額」は「予算-使用」を表示しているので、集計では収入分を無視しているような状況だ。
カレンダー画面

 

比較画面に移動すると3か月分の支出を数値で横にらみできる。グラフを用いた比較は出来ないが、具体的数値同士で横にらみできるという点では使える。なお、ここにも収入が出てこない。
比較画面

 

このように、「ポチレコ」は予算に対する支出管理を主とする家計簿である。デザインが可愛いので子供のおこずかい帳としても使えそうだ。

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